スカパー!生中継 Ch185 15:20〜(解説:梅山修、実況:内田拓志、リポーター:鈴木英門)
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■リーグ戦上位クラブ 直近4節の試合結果
第30節 | 第31節 | 第32節 | 第33節 | 第34節 | |
F東京 | ○2-1 清水 | ●0-1 浦和 | ●1-2 千葉 | ○1-0 神戸 | 新潟 |
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8位の新潟と5位F東京の勝点差は3。勝敗によって、順位が大きく変わる可能性がある。
新潟は今季で勇退する、鈴木淳監督の最後のリーグ戦。F東京は勝点3を挙げれば4位浮上の可能性があり、天皇杯の勝ち上がりしだいではAFCチャンピオンズリーグ出場の芽も出てくる。どちらも高いモチベーションで臨む最終戦になる。
新潟はチーム一丸になった。試合前日の練習。いつも通りにリラックスしたゲームでムードを高めた。前節川崎F戦を0-1で落とし、4位以内の順位はなくなった。ただ、「順位がどうなるではなく、絶対に勝たなくては」と選手会長の内田潤は言う。
マルシオ・リシャルデス、大島秀夫が故障で欠場が濃厚、ゲームキャプテンでボランチの本間勲が出場停止と、チームコンディションは良好ではない。それでも矢野貴章は「ピッチに立つ11人がベストメンバー。それぞれが自分の役目を果たすだけ」と自信をみせる。
F東京のパスの出どころに対し、プレッシャーをかけ、ボールを奪って早く攻める。やるべきことは、はっきりしている。
その戦術を浸透させた鈴木監督にとって、最後のホームゲームになる。「個人的にも期するものがある」と内田が言うように、現在の主力のほとんどが、鈴木監督によって力を見いだされ、再生された選手たちだ。
鈴木監督自身は「最終戦だが、34試合のうちの1つ」とクールだが、「淳さんの4年間の集大成」(内田)と選手たちは十分に意識している。鈴木監督のもとで作り上げてきたムービングフットボールで、最終戦を飾ることが最大の恩返しになる。
F東京はヤマザキナビスコカップで優勝後、1勝2敗、この間2得点といまひとつ波に乗り切れていない。ただ、平山相太と梶山陽平が出場停止が明けて、復帰の見込み。ショートパスをつないで組み立てながらゴールに迫るパターンがしっかりとでき、なにより、新潟には開幕戦で1-4で敗れている。借りを返して、シーズンを締めくくりたい。
新潟はここまで13勝を挙げているが、そのうちアウェイが9勝。ホームはわずか4勝にとどまっている。最後の勝利は6月28日の第15節名古屋戦までさかのぼる。最後にサポーターと勝利を喜びあうことが大切な目標だ。
同じタイプのチーム同士。ボールに対する仕掛けの早さがゲームを分ける。そこを制するためにも勝利への執着心の強さが必要になる。
以上
2009.12.04 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)