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【J2:第50節 C大阪 vs 岐阜】レポート:船山の2度のファインゴールで、岐阜を逆転! C大阪、西澤の長居ラストゲームを白星で飾る。(09.11.29)

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11月28日(土) 2009 J2リーグ戦 第50節
C大阪 2 - 1 岐阜 (17:04/長居/17,061人)
得点者:8' 西川優大(岐阜)、19' 船山祐二(C大阪)、23' 船山祐二(C大阪)
スカパー!再放送 Ch181 11/30(月)05:00〜(解説:長谷川治久、実況:谷口広明、リポーター:森田純史)
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タイトルを狙う2位C大阪と、初のトップ10入りを目指す12位岐阜の一戦は、前半の船山祐二の2ゴールで逆転に成功したC大阪が2-1で勝利を収めた。ホーム最終戦、そして背番号20、今季限りで現役を引退する西澤明訓の長居でのラストゲームを白星で飾ったC大阪は、チーム初となるタイトル獲得、優勝への可能性を最終節へつなげた。

前節に首位仙台に負けたとはいえ、優勝へ一縷の望みをかけた大切な試合。チームメイトから絶大な信頼を集め、C大阪サポーターが心酔する「アキ」のための特別な試合。ウォーミングアップでは、西澤を含めたベンチ入りメンバー全員が、今回のために作られた西澤のメモリアルプラクティスシャツで、西澤の代名詞と言える襟を立てた姿で登場。キックオフ前のスタジアムは独特な雰囲気、緊張感が漂っていた。

エースの香川真司は傷めていた右足第5中足骨痛の手術を行ったばかりのため欠場。カイオもケガのためベンチスタートとなったC大阪。2シャドーの一角には、前節出場停止だった船山祐二が3試合ぶりに先発入りしたが、その船山が、前半は魅せる。

「立ち上がりは集中しようと入ったんですが、1チャンスを決められて」(小松塁)、開始直後の8分にいきなり失点。「やばいなって感じになった」(石神直哉)なかでのスタートだったが、その後は「しっかり落ち着いていられたと思う」と羽田憲司。攻勢を強めると、19分に試合を振り出しに戻す。そこで決めたのが、第3クールでチームの勢いを加速する活躍を見せ続けた船山だった。

船山の素早いリスタートから、酒本憲幸が強引ともとれるキープ、ドリブル、そしてゴールライン際で執念の右クロス。これに合わせた小松のヘッドは、岐阜GK野田恭平に阻まれたものの、そこから小松のラストパスがDFに当たったリフレクションの浮き球を、ペナルティーエリア内で船山が左足ジャンピングボレー。これがきれいにゴールに吸い込まれた。

さらに4分後、「何回打っても入るかどうかというような、相手のシュートが入ってしまった」と岐阜FW西川優大も驚くようなミラクルゴールが、C大阪の11番の足から生まれる。これもきっかけは右MF酒本のループクロス。エリア手前で小松が落とすと、25メートル以上はあっただろうか、「パスの選択肢はなかった」という船山が左足一閃。ボールはアウトサイドにかかって、鋭くきれいな弾道でゴールネットに突き刺さった。あっという間にC大阪が逆転に成功した。

その後、後半にかけて小松、乾貴士らにチャンスはあったものの活かせず。逆にアグレッシブに来る岐阜の前にピンチもあったC大阪だが、61分の岐阜MF高木和正の左ミドルをGKキムジンヒョンが好セーブで阻み、DF藤本康太らを中心に粘り強く守り続け、1点差を最後まで逃げ切った。

「勝利と、アキさん(西澤)のためにという気持ちが強かったから、そこで勝利に貢献できてよかった」と、この試合のヒーロー、船山。この白星で勝点を104としたC大阪は、翌日に試合を行う仙台にプレッシャーをかける格好となった。「優勝は、やっている限りはあきらめたくないですし、あきらめてない。結果はあとから付いてくるもので、自分たちの戦いに集中して、残り1試合頑張っていきたい」。船山は力強く次に向けて意気込みを語っていた。

一方の岐阜は西川の先制点を活かせず、連敗。それでも、「負けはしたが、内容に関しては、非常にいいものがあったんじゃないかと思う」(松永英機監督)、「中身は悪くないし、悲観する内容でもじゃない」(西川)と言うように、連動性のある攻撃を何度も繰り出し、C大阪を追い詰めていた。

なお、試合終了間際にはC大阪の西澤もピッチに登場し、3分間という短い時間だったが積極的にプレー。観衆を沸かせ、自らの長居での最後の公式戦を、ピッチの上で勝利という形で終えた。また、試合後は引退セレモニーで感謝の言葉を述べ、場内一周時にはゴール後にいつも見せていたダブルピースのポーズでサポーターの声援に応えていた。

以上

2009.11.29 Reported by 前田敏勝
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