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【J2:第50節 徳島 vs 仙台】徳島側プレビュー:飛躍を支えてくれたファン・サポーターたちのためにもう一度歓喜の瞬間を。徳島はその想いを力に変え首位・仙台を迎えての今季ホーム最終戦に挑む。(09.11.29)

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11月29日(日)J2 第50節 徳島 vs 仙台(16:00KICK OFF/鳴門大塚
スカパー!生中継 Ch182 15:50〜(解説:田渕龍二、実況:寺西裕一、リポーター:藤原美佳)
勝敗予想ゲーム | 皆の投稿で作るスタジアム情報
★スカパー!×ELGOLAZO×J's GOAL J2シーズン表彰2009★
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リーグ戦上位クラブ 直近3節の試合結果と次節対戦相手
第47節第48節第49節第50節第51節
仙台○1-0 札幌○4-0 水戸○1-0 C大阪徳島愛媛
※J2リーグ戦は上位4位以内に位置するクラブの試合結果および次節対戦相手を掲載しています。
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まず最初にこの場を借りてチームへ、選手たちへ、言葉を伝えたい。きっとほとんどのファン・サポーターも心に抱いているはずの言葉。
たくさんの興奮と感動を届けてくれて、誇りを取り戻させてくれて、ありがとう。

今節対する仙台のようにJ1昇格を決めたわけではない。だが、2009シーズン、徳島は確かに変貌を遂げ飛躍を果たした。何より昨季まで3年連続最下位に沈んだチームが、Aクラスフィニッシュに手の届くところへ着けているのだから、そう言っていいだろう。また組織の前進を示しているのは数字に表される戦績だけではない。これまで幾度となく見せた粘り強さや大崩れしない安定感といった戦いの内容からもそれが色濃く感じられる。
いずれにしても今季の徳島は背負っていた汚名を完全に過去のものとし、成長した新しい姿を存分に見せてくれた。だからこそ、チームを愛する多くの人が冒頭の言葉を贈りたいと思っているであろう。

ただ残り2節となったこの大詰めの時期に来て徳島は大きな壁にぶつかっている。前節(富山戦)でも決定機を決め切れないままドローに終わり、それによって4試合連続ノーゴール。「試合内容は悪くない(徳重隆明)」ものの、チームは決定力不足という問題を引きずってしまっているのだ。残念ながら現在は、相手ゴールをこじ開ける工夫とパワーがあと一歩足りていない状態と言わざるを得ない。そしてその問題から招いた結果により、順位も目標とする6位から段々と遠ざかってしまった(47節までは6位ながら翌節からひとつずつ下がり現在8位)。決して順位だけが目指すものではないが、しかしこのまま下降線を辿ってシーズンを終えればやはりせっかくの自らの成長にも何か靄がかかってしまう。それだけに今節の一戦の重要度は徳島にとって量り知れず大きい。勝つか負けるかで天と地ほどの違いが出る戦いと言っても過言ではないのだ。

とは言え、それほどの意味を持つゲームであっても必要と思われるものは非常にシンプルと言っていいのではないか。長いシーズンを共に戦ってくれたファン・サポーターたちへの恩返しとしてホーム最終戦でもう一度勝利を届けたいという気持ち。それこそが唯一無二、課題解決と結果奪取を引き寄せる力となるだろう─。そうした特別な強い想いは選手たちに無限のモチベーションを生み出す。そうなれば求められる決定力が前節までと比較にならないほど高まるのは間違いない。またさらにそうした精神的高揚は積極性や勇気の源にもなる。チームの活性を大きく高め、いくら迎える相手が充実を纏う首位・仙台でもそれをのみ込むほどの勢いを発生させるに違いない。
確かに高い技術や複雑な戦術をもって戦うプロのゲームなのだから、精神論だけでは片付けられないという見方もあるだろう。事実、中盤で存在感を出していた青山隼と前線で変化を生んでいた柿谷曜一朗の出場停止により戦い方はどう変わるのか、リーグ最少失点を誇る仙台のネットを揺らすために遂行しなくてはならない具体的なプランは何か、17試合にわたり複数失点を許していない徳島守備陣はリーダー三木隆司を中心に今節もその堅さを継続出来るのか、と分析したくなる要素もこの一戦には多い。が、あえて言い切りたい。今節はメンタルの勝負。勝ちたい気持ちで仙台を上回れば徳島は必ず望む瞬間を手に入れられる。

今季12度目となるホームでの歓喜のために、同時に自分たちの今季の成長の総仕上げのためにも。「1年間積み上げてきた戦い方には誇りを持っている。明日の試合もこれまで通り相手を恐れることなく前向きな姿勢を出し、最後の最後まで全力で闘う」と決意を語った情熱溢れる指揮官に率いられ、いよいよ徳島は大一番に挑む。

以上


2009.11.28 Reported by 松下英樹
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