11月22日(日) 2009 J1リーグ戦 第32節
大分 1 - 0 川崎F (13:05/九石ド/20,418人)
得点者:61' フェルナンジーニョ(大分)
スカパー!再放送 Ch185 11/23(月)12:00〜(解説:岡中勇人、実況:小笠原正典、リポーター:森田みき、プレーヤー解説:野々村芳和)
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前日に2位の鹿島が勝利し、勝点で上回れたことがプレッシャーになったのか。全体的に川崎Fの選手の動きは鈍かった。ただそれ以上に大分の出色の出来が目立った。関塚隆監督は「大分の方が守から攻の切り替えが早かった」と振り返れば、「自分たちの良さを出せずに負けた感じ。中盤を自由に使われて、苦し紛れのプレーをさせられてしまった」と鄭大世も「完全に力負けだった」と認めた。最下位の大分に痛い取りこぼし。残り2試合、勝点差2で鹿島を追うことになった。
川崎Fにとって痛恨の黒星ではあったが、90分通して見れば、この結果は妥当なものだった。大分は序盤から果敢にゴールに向かい、長短のパスで攻撃を展開しながら、主導権を握った。2トップの金崎夢生とフェルナンジーニョが流動的にポジションを変え、2列目の高橋大輔と清武弘嗣がDFラインの裏を果敢に狙い相手を押し込んだ。相手を圧倒しながらもなかなかゴールが奪えない展開は、これまで決定力に悩んだチームの弱点ではあったが、それでも大分はペースを落とすことなくゲームを支配し続けた。
「自分たちのサッカーをすることだけを考えた」とは家長昭博の言葉だが、中村憲剛を起点とするカウンターに細心の注意を払いながら、丹念にボールを動かした。チーム全体にもパスをつなぎスペースを見つけていくポポヴィッチ監督のサッカーが浸透しており、試合を重ねるごとに、より研ぎ澄まされていった感がある。時折パスミスから危ない部分もあったが、全体的にラインを上げ、セカンドボールへの意識の高さは際立っていた。
CBながら中盤でボールを拾い続けた藤田義明は「球際で相手に勝てたし、(辞任を表明した)社長のために勝とうとチームがひとつになって戦えた」と振り返る。決勝点の場面も、高橋と二人がかりでセカンドボールを奪い、金崎のスピードに乗ったドリブルからフェルナンジーニョが冷静にゴールネットを揺らした。
大分は今週、クラブの経営危機が表面化。成績不振と併せて溝畑宏社長が辞任に追い込まれるなど、ピッチ外での騒動が大きく報じられた。選手は練習に集中できる状況ではなかったが、今やるべきことは何かを考え、最高の結果と内容でこれまで苦楽をともにしたトップに勝利をプレゼントした。
以上
2009.11.23 Reported by 柚野真也
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