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【J1:第32節 新潟 vs 柏】レポート:柏がフランサの1点で残留に望みをつなぐ。新潟は決定力を欠き、3位以内が消滅(09.11.22)

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11月21日(土) 2009 J1リーグ戦 第32節
新潟 0 - 1 柏 (14:04/東北電ス/28,491人)
得点者:35' フランサ(柏)
スカパー!再放送 Ch183 11/23(月)23:00〜(解説:梅山修、実況:鈴木英門、リポーター:須山司)
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柏が1-0で新潟を下し、16位以下決定をまぬがれた。前半35分、FWフランサがGKとの1対1をものにして先制。この1点をしぶとく守り抜いた。
新潟は攻撃の形はできていたものの、決定的な場面を逃し続けた。

アウェイ席に陣取った柏サポーターから大歓声が挙がった。ゴールを奪ったフランサが、チームメートに祝福されながら、さっそうとリスタートに向かう。

新潟の攻撃をしのいだ直後だった。中盤のセカンドボールの奪い合いを制すると、フランサへつながる。ボールを持ったフランサは相手DFを振り切って左サイドに切れ込む。最後はGK北野貴之との1対1を打ち破った。「相手DFと15メートルくらい並走になったが、うまく体の向きを変えることができた」。ものにしたワンチャンスが残留の可能性のキープにつながった。

立ち上がりは新潟のペースだった。開始早々、FW矢野貴章にペナルティーエリアに入られ、決定的なシュートを打たれた。その後もたびたびゴール前に攻め込まれた。だが、最後の1本は決めさせなかった。
その間、守備はリズムを整えつつあった。大谷秀和、栗澤僚一のボランチ陣を中心に中盤でボールを奪う。新潟の攻撃の要、MFマルシオ・リシャルデスに対しては複数で素早く囲み、パスの出どころを封じた。後半に入っても、セカンドボールを拾って攻撃につなぐ。「柏の選手は中盤のプレスが早かった」。新潟のMF松下年宏が言うように、ボール奪取で1歩上回ったことが、リードを守り切る要因だった。

新潟は最後の1本を決められなかった。開始早々のチャンスのほかにも、決定的な場面は多かった。
失点の直前には、矢野とMF三門雄大のコンビネーションから右に起点を移し、三門がゴール前にパスを通した。だが、オフサイド。前半のロスタイムにはFW大島秀夫のシュートのこぼれ球に、負傷したマルシオ・リシャルデスに代わって出場のMF酒井高徳が仕掛けたが、打ち切れない。試合終了間際もコーナーキックを重ねてチャンスを作ったが、得点には結びつかなかった。
「先制されると、最後まで追いつけないまま。今までの課題が、ここに来てまた出た」。ゲームキャプテンのMF本間勲は敗戦を冷静に受け止めた。今季のリーグ戦、先制された試合は未勝利。追いかける展開になったときのもろさが、ここでも顔を出した。
中盤のパスに人数をかけてボールを奪いにくる柏の守備に、少しずつパスのリズムを崩された。ボールを奪い返してつないでも、すでに相手の守備は体制ができていた。結果的に、中盤のボール奪取に重点を置いた柏の作戦にはまった形だった。
もっとも、ゴール前で自分たちの攻撃のパターンができたことも確か。何度もサイドからパスを通し、シュートに持ち込んだ。「攻撃自体は悪くなかった」と大島。本間も「シンプルにクロスを入れるとか、工夫を加えればもっとチャンスは増える」。詰めの甘さを解消する材料は見つかっていた。

新潟は勝点49のままで、暫定7位に順位を下げた。優勝、そしてACLの出場権を自動的に獲得する3位以内の可能性も消えた。
リーグ戦の結果によるACL出場は、4位を確保した上で、天皇杯で勝ち進んでいるリーグ戦上位チームの結果を待つことになった。次節はアウェイで優勝争いの最中にいる川崎Fと対戦する(11/28@等々力)。柏は勝点を33に伸ばし、次節は勝点4差の15位大宮との直接対決(11/28@NACK)。
どちらも、負けられない試合が続く。

以上

2009.11.22 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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