スカパー!生中継 Ch180 13:50〜(解説:梅山修、実況:鈴木英門、リポーター:須山司)
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■リーグ戦上位クラブ 直近3節の試合結果と次節対戦相手
第29節 | 第30節 | 第31節 | 第32節 | 第33節 | |
新潟 | ●0-1 浦和 | ●0-1 神戸 | ○2-0 磐田 | 柏 | 川崎F |
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新潟は優勝、AFCチャンピオンズリーグ出場に向けて残り3試合全勝を目指す。FW大島秀夫に当たりが出てきたことが好材料だ。前節磐田戦で2得点、15日の天皇杯4回戦・明治大戦でも得点するなど、公式戦2戦連続ゴールを決めている。柏戦で3戦連続ゴールゲットし、チームと自らの調子をさらに上昇させる。柏は残留に向けて負けられない。前節清水戦はホームで5-0で快勝するなど、モチベーションは高い。気持ちの勝負では新潟に引けを取らない。
淡々とした表情の奥には自信が潜む。「調子は以前より良くなっています」。控えめだが、確かな手応えを大島は手にしている。11月中旬に入り、新潟は気温が低くなった上に雨の日が多くなった。練習後は今までよりも時間をかけてマッサージを受けるなど、コンディション調整にも余念がない。
第31節磐田戦では2得点。新潟に移籍後初の1試合2得点。第8節千葉戦(4月29日・東北電ス)以来、193日ぶりのゴールだった。続く天皇杯でも、学生相手とはいえ、きっちりと先制点。トンネルを抜けたことで気持ちが吹っ切れた。
磐田戦の2得点目はセンターでボールをキープし、振り向きざまに決めたもの。天皇杯のゴールはダイビングヘッド。自分の得意なパターンで決められている。「ポストプレーのときに、自分のイメージ通りにボールに絡めている」。夏場過ぎに4-4-2のシステムになり、自分で動けるスペースが増えた。そのためプレーのリズムが作りやすくなった。
ここまで4得点は実力からすれば、まだまだ不足。それは十分に分かっている。「とにかく得点を狙っていく。これからは絶対に負けられない」。残り試合が少ないだけに、1点の重みが増す。ホームでの得点は第8節千葉戦から遠ざかっている。地元サポーターの前で決めるゴールが、チームの行方を左右する。
負けられない状況は柏も同じだ。今節負けなら、15位大宮、14位神戸、13位山形の結果次第で16位以下が決まる。残留のためには勝点3が最低条件だ。もっとも、そのプレッシャーを感じさせない勢いがある。前節清水戦は18本のシュートを放った。大津祐樹、フランサ、澤昌克と攻撃陣の連動性は高い。一時は不安定だった守備もここに来て固まりつつある。ブロックを作って、最後の部分はしっかりとはね返す。失点を恐れて引き気味になるような気配はない。アグレッシブに前から仕掛けることで、リズムをつかんできた。新潟戦でも立ち上がりからプレスをかけることで、流れをつかみにいく。
どちらも勝点3を狙う。ルーズボールやセカンドボールの獲得、1対1の奪い合いと、気持ちが前面に出るプレーで上回った方が勝利を手にする。
以上
2009.11.20 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)