今日の試合速報

ACLE
ACLE

J’s GOALニュース

一覧へ

【第89回天皇杯4回戦 岐阜 vs 千葉】プレビュー:公式戦連勝の波に乗ってJ1クラブに勝ちたい岐阜と、J116位以下決定のショックを乗り越えてタイトル獲得に挑む千葉。勝負のポイントは攻守の切り替えのスピード(09.11.15)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
11月15日(日)第89回天皇杯4回戦 岐阜 vs 千葉(13:00KICK OFF/熊谷陸)
-試合速報はこちら-
天皇杯特集
★スカパー!×ELGOLAZO×J's GOAL J2シーズン表彰2009★
----------

10月31日の天皇杯3回戦で、浦和を倒して勝ち上がってきた社会人チームの松本山雅を4−1で下した岐阜( /jsgoal_archive/game/2009/20099999999420091031.html )。天皇杯3回戦前のJ2リーグ戦では7試合勝利なしと調子はよくなかったが、天皇杯3回戦では持ち前の攻守の切り替えの速さを生かして攻撃に転じ、ボールポゼッション率を高めて優位に試合を進めた。前半こそ横パスが多かったり、ゴール前でミスが出たりして仕掛けきれずに1得点で終わったが、後半はサイドチェンジを効果的に使って修正。サイドのスペースを有効に使って得点を重ね、危なげなく4回戦に駒を進めた。

11月8日のJ2リーグ戦第48節では、リーグ戦7連敗の悪い流れを変えようと気合いが入る岡山の勢いに押され、守備が後手にまわって攻め込まれた前半に耐えることができたのが大きかった。守備の修正を図った後半にPK(得点者は高木)で先制すると、試合終了間際に佐藤がダメ押しの追加点( /jsgoal_archive/result/2009/1108/20090200030620091108_detail.html )。公式戦連勝で天皇杯4回戦に臨むこととなった。

対する千葉は、11月1日の天皇杯3回戦では大分に3−2の勝利( /jsgoal_archive/game/2009/20099999999820091101.html )。J1リーグ戦ではなかなか2点以上取れず得点力不足に苦しむ千葉だが、天皇杯では2試合連続で3得点をあげた。だが、攻撃に転じた時のプレーにミスが多く、守備ではロングパスへの対応に難点が出るなど2失点。勝たなければ次がないトーナメント戦で最低限の勝利という結果は出したが、攻守に課題が残った。
続く11月8日のJ1リーグ戦第31節川崎F戦( /jsgoal_archive/result/2009/1108/20090100010720091108_detail.html )は、勝たなければ16位以下が確定する土壇場の一戦だった。前半は工藤浩平が先制ゴールをあげてプラン通りの展開に持ち込んだものの、後半は川崎Fのスピーディーな攻撃に苦戦。PKで同点に追いつかれると川崎Fに主導権を握られて失点を重ね、試合終了間際にDF和田拓三が同点ゴールを奪ったが、ロスタイムの痛恨の失点で万事休す。2−3で敗れて16位以下が決まった。

今回の対戦は、岐阜にとってはJ1クラブに挑戦してリーグ戦につながる勝利をあげるための、千葉は「苦しい状況でも応援し続けてくれたサポーターに報いるために、天皇杯でタイトルを取る。来季に向けてもうスタートしている」と選手が口を揃える一戦だ。しかも来季は千葉がJ2ということで、来季の戦いの前哨戦でもある。
千葉は11月12日には攻守の切り替えに重点を置き、ゴール前で左右に揺さぶりをかけてサイドのスペースを有効に使う攻撃を練習。それは「対岐阜の部分もあるけど、どのチームとの対戦でも必要なこと」(MF中後雅喜)で、「真ん中からの攻撃だけでは点が取りにくいし、ウチは遅攻ではなかなか得点できないところがある」(工藤)ため、得点力アップには重要なポイントだ。攻守の切り替えのスピード、攻撃に転じた時のプレーの精度、守備時の集中力の維持などで、どちらが相手を上回れるか。置かれた立場は全く異なる両チームだが、それぞれの狙い、そして意地とプライドがぶつかり合う激戦となりそうだ。

以上

2009.11.14 Reported by 赤沼圭子
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/11/25(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田J3リーグ全ゴールまとめ【1124】