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【第89回天皇杯4回戦 名古屋 vs 磐田】プレビュー:今季天皇杯初のJ1勢との対戦を迎える名古屋と磐田。ともにエース級の選手を欠く中、組織としての動きが鍵を握る(09.11.15)

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11月15日(日)第89回天皇杯4回戦 名古屋 vs 磐田(15:00KICK OFF/瑞穂陸)
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ここまで天皇杯での2戦で地域リーグとJFLに連勝した名古屋と、2試合連続で大学生との対戦となった磐田。アップセットの危険にさらされながら勝ち上がってきた2チームが、4回戦にしてようやくJリーグ勢との対戦を迎えた。3週間前のJ1リーグ戦(第30節)では3−3の打ち合いを演じた顔合わせだが、今回はどのような展開となるのか予想がつきにくい。

ホーム瑞穂での戦いとなった名古屋は、エースの玉田圭司が日本代表の南アフリカ遠征で不在。ケネディもオーストラリア代表遠征を腰痛のため辞退しており、出場は難しい情勢だ。豊田スタジアムで3点を追い上げた直接の得点者2名を欠く布陣では、やや心もとないというのが実情だろう。ツートップの代役候補としては、ブルザノビッチを軸として巻佑樹か杉本恵太が有力か。特にAFCチャンピオンズリーグ準決勝第2戦で美しいオーバーヘッドキックを決め、FWとしての評価を上げた感のある杉本には期待が持てそうだ。

磐田もまた、主力級の不在が痛い。韓国代表でイ・グノが、日本代表で駒野友一がチームを離れており、特に攻撃面での戦力ダウンは免れないところだ。前回対戦でハットトリックの活躍を見せた前田遼一が残っているのは朗報だが、イ・グノとのコンビネーションは2人だけでも得点できる破壊力がある。そして前田の高さを活かす駒野のクロスもないとなると、いかに得点パターンを維持・構築していけるかが、今回の磐田の課題となってくるだろう。

3週間前に戦っている両チームだが、その試合内容はあまり参考にはならない。名古屋は試合の入り方に失敗し、単純なミスを連発して3失点を献上した。そこで3点の大量リードを得た磐田もまた、後半の試合運びを誤り同点に追いつかれている。互いのミスが呼んだ打ち合いだっただけに、今度は双方とも集中したゲームになることは間違いないからだ。そこにエース級の不在が加われば、ゲームがどのような動きをするかは未知数だ。

両チームの特徴を考えれば、ともにポゼッションの傾向があり、サイド攻撃がメインであることは共通するところ。サイド攻撃の迫力は駒野不在の磐田より、メンバーの揃っている名古屋が上回るかもしれない。しかし、ゴール前の決定力では前田のいる磐田に軍配が上がる。そのギャップをどれだけ埋めるかは、組織としての動きが鍵を握ってくるだろう。この2チームのもうひとつの共通点は、良い守備をしている時に良い攻撃を仕掛けられているということ。中盤のプレッシングを中心に、守備の局面に注目するのも面白い。

5回戦の開催は12月12日。勝てばJ1リーグ戦終了後もシーズンを続ける権利を得ることになる。事実上、双方に残るタイトルが天皇杯のみとなったいま、なおさらに戦いは激しさを増すことだろう。ACLへのリベンジを期する名古屋と、来季へつながる戦いの証明としてタイトルが欲しい磐田。モチベーション十分のアグレッシブな戦いを期待したいところだ。

以上


2009.11.13 Reported by 今井雄一朗
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