11月7日(土) AFCチャンピオンズリーグ決勝
アルイテハド 1 - 2 浦項 (19:00/国立/25,473人)
得点者:'57ノ・ビョンジン(浦項)、'66キム・ヒョンイル(浦項)、'74モハメド・ヌール(アルイテハド)
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「本当に難しい試合だったと思います。アルイテハドはテクニカル面で非常にレベルが高く、特に中盤から前線についてはレベルが高かった。特に自分たちの得意なサイドからの展開は封じられたと感じています。相手の18番と7番の選手のポジションの交換が頻繁にあって、自分たちの右サイドが自由にプレーできなかったという反省点があります。特に自分たちの7番キム・ジェソンからのプレーの仕掛けというのが我々としてはできなかった。それを今言ったような反省点を後半、我々が修正をしました。そして、ややコントロールを取り戻せたのではないかと思います。でも、後半の最初は厳しいマークになりました。特にお互いが中盤でのマーキングが非常に激しいものになりました。それで優勝するチームというのは、こういう拮抗したゲームのなかでどうにか打開点を見つけた方です。それを我々はセットプレーのなかで見出したわけです。それがアルイテハドの欠点だったと思います。これが私が感じている今日の試合展開です」
Q:試合の前からこのような結果は考えていたのでしょうか?
「まず、アルイテハドは素晴らしいチームだと思っています。当然、我々も素晴らしいチームですから、素晴らしいチーム同士が決勝を戦ったということです。それで2−1という結果は試合の内容を反映していると思います。我々も相手も主力選手は非常にマーキングされて、得意な戦術もマークされました。だから、結果としてセットプレーが勝敗を分けたと思います。アルイテハドにもセットプレーのチャンスがあったと思いますが、アルイテハドはゴールとして結実できなかったと理解しています。とにかく、日本では韓国サッカーの特徴を理解していると思いますが、サウジアラビアにどれだけ韓国サッカーの情報があったか分かりません。韓国サッカーに対する理解が足りなかったという教訓がアルイテハドには残ったと思います」
Q:終盤の展開について、プレー時間が短かったという話がアルイテハドのカルデロン監督からありました。
「私は賛同しません。南米のサッカーでは試合に勝つためにはルールで許されるすべての手段を用いるということです。そして、審判が何も対応をしていないということは、ルールとして認められたことだと私は理解しています。一番試合が中断した時間というのは、我々のGKが負傷したと思いますが、それはルール上その通りです。左サイドバックが負傷したときには、交代をしたので、その時間がかかったというだけのことです」
Q:序盤は自分たちの流れに持っていけなかったと思いますが、どのような指示を出しましたか? またスタジアムに来た浦項のたくさんのサポーターにコメントをお願いします。
「非常にマーキングが厳しかったということです。メインのプレーヤー、メインのプレー、特にサイドからのスタートに難しさを感じました。サポーターに関しましては本当に期待に応えられて安堵しています。これで4度目のタイトルになりますが、喜ばせることができてよかったと思っています。次のクラブワールドカップ、アブダビにもぜひ来て欲しいです」
Q:アブダビでは、バルセロナといったチームと対戦する可能性があります。そのことについてはどのように思われますか?
「その前にKリーグの最終ステージがあります。我々はこのチームで2度目の優勝を目指すところです。当然サッカークラブにとって、いまの頂点といえるのは、クラブワールドカップに出場することです。我々もしっかりと十分に準備をして望みたいと思います。これまでの経験からしっかりと準備できると思います」
Q:どんな教訓が今年のACLから得られたと思いますか?
「そうですね、この大会に関しましては、非常にレベルが高いという意識は持っていません。逆にこの大会に加わることで、他の試合も平行して戦うため消耗度が高いと感じています。我々は4つの大会を平行して戦ってきました。ケガをする選手も出る中でどのようにマネジメントするかということに尽きると思います。このなかでも非常にハイレベルな戦いが求められたのは川崎Fと本日。それ以外はそれほど高いレベルではなかったと私は認識しています」
Q:韓国として3大会ぶりの優勝となりますが、韓国サッカーにとっての意義について
「そうですね。この優勝が韓国サッカーが進化していくきっかけになって欲しいと思います。進歩しなければいけない点はまだあります。私は前日、一つのチームのサイクルというのを話しました。まずはポテンシャルを発揮した頂点に達しますが、チームは入れ替わりを経て、再生していくものです。その再生の期間も韓国では評価して欲しいと思います」
Q:浦項が試合の結果よりも経過を重視するという面があります。
「私が最初に韓国に来て監督に就任したとき、技術面では優秀だという認識でしたが、それほど競争力が高くないと感じました。サッカーというのは技術、フィジカルの両面がありますが、それを駆使して結果を出さなければいけない。それがすべてだと私は理解しました。チームの哲学については2005年から始めたわけですが、名前がなかったのですが、『スティールズウェイ』というネーミングをしたわけです。それは見て美しいサッカーであり、なおかつ結果を残すというサッカーです」
Q:監督としては、クラブワールドカップとワールドカップが大きな2つの目標だと思いますが、クラブワールドカップでどのような思いで、どんな結果を出せるとお考えでしょうか?
「私の監督としてのキャリアについては目標をいくつか定めていて、どのクラブでもまず結果を残すと。ここまではスタッフに恵まれてそのようにできました。そうですね。そしてクラブワールドカップですね。すべてのクラブ、我々にとっても夢でした。それが今日、かなったわけです。ただし、クラブワールドカップで頂点に行くためにはもっと努力が必要というのも理解しています。我々がどこまで行けるかは、ここでは言えませんが、最善を尽くすということだけは言えます。ワールドカップの話も出ましたので、私はどこの国かはわかりませんが、監督して出たいと思います。私は若くして監督を始めたのでチャンスはあると思います。そして、ここでのワールドカップとは、2010年のワールドカップを目指しているということです」
Q:浦項は今回のタイトルを含めて、3つのタイトルを獲得する可能性がありますが、3冠達成は可能だとお考えでしょうか?
「さきほども言いましたが、今年は平行して4つの大会を戦いました。そのなかでケガや消耗があるなかで、うまくマネジメントできたと思います。そのマネジメントに期待したいと思います。4つの大会のうち1つは敗退しましたが、残りの2つは獲得しました。残るKリーグを獲りたいと私も期待しています。もし、それができたら自分たちのチームのスタッフが優秀だということです。最後に日本で非常に歓迎してくれてありがとうございます。二度目の来日ですが、そのおかげでピッチでの結果につながったのかもしれません。(日本語で)ありがとう」
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