11月7日（土） AFCチャンピオンズリーグ決勝
アルイテハド 1 - 2 浦項　（19:00／国立／25,473人）
得点者：'57ノ・ビョンジン（浦項）、'66キム・ヒョンイル（浦項）、'74モハメド・ヌール（アルイテハド）
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●ガブリエル・カルデロン監督（アルイテハド）：

「まず、今回の決勝戦で勝利をおさめた相手チームを心から祝福したいと思います。我々のプレーヤーも最大限の努力をしてくれたのですが、その努力が実を結ばなかったことは残念ですが、努力が必ずしも結果につながるわけではないので、今回はチャンピオンになれませんでした。試合をサウジアラビアで見てくれたいた人たちも非常に悲しく思っています。というのは、彼らも私たちと同じように勝利を目指していたからです」

Q:この試合で負けた理由について

「そうですね。なぜ負けたかというと、自分たちにチャンスがあったのに、それを得点に結び付けられなかった。そしてセットプレーで2点失ってしまったこと。あとは2名の交代枠があったのに、交代しなかったということについてですが、2名を変えても恐らく結果は代わらなかったと思うからです。自分たちはオフェンシブなスタイルで、ピッチで自分たちのバランスを崩すわけにはいかなかったのです」

Q：準決勝の第2戦から10日も空きました。調整面での難しさもあったのか？

「そんなことはなかったと思います。チャンスはたくさん作れたと思います。ただ、残念ながら2点入れられてしまいました」

Q：選手交代をしないことが試合に影響したのではないでしょうか？

「これはどの試合でもいつも同じ論議です。試合に負けてしまうと、『なぜあそこで交代しなかったんだ』という話が出てきてしまいます。あそこで代える候補の選手がいなかったということもあります。なぜ代えなかったというのは、あれでベストチームだと思うので代えませんでした。得点チャンスが6回くらいあったと思いますが、それが得点につながらなかったということです。そして、最後の20分に関しては、相手チームは試合をしようとしなかった。そして、審判はそれを止めようとしなかった。それに尽きると思います。FIFAが後半の45分のなかで、実際にどれだけの時間をプレーしていたかをカウントしていたら、ワーストの結果になったと思います。審判が試合の流れを止めてしまうこともありました」

Q：自分の選手たちにどの程度まで満足していますか？

「私たちは今までやってきたサッカー、決勝戦にいたるまでのサッカーを本日は皆さんに見せることはできませんでした。でも、チャンスは作れたと思います。そのチャンスが結果に結びつかなかったことに尽きると思います。そして、相手チームはセットプレーのチャンスをうまくいかしたと思います。そして、今回の試合ですが、アジアの試合のなかでは、一番クオリティの高い試合をしたと思います。試合には負けてしまいましたが、プレーヤーとして誇りに思うべきだと思います。ファイナルで自分たちは負けてしまいましたが、選手たちはサウジアラビアのサッカーがどういうものか、世界に知らしめることができたと思います」

Q：負けてしまいましたが、いい点があるとすればなんでしょうか？

「自分たちが今回得たポジティブな点は、チャンスをたくさん作っていたということがすべてだと思います。今シーズン、自分たちはアジアで最高レベルのプレーを示してきたと思います。今日は負けてしまいました。しかしながら、シーズンを通して高いレベルのサッカーをしてきたと自負しています」

Q：同じ南米出身のファリアス監督について、コメントをお願いします。また、浦項が世界でどのくらい通用するとお考えでしょうか？

「相手チームがどんなプレーをするかはわかりませんが、浦項は非常にオフェンシブなチームだと思いますし、私自身、オフェンシブなチームが好きなので、頑張ってくれると思います。自分は相手チームに対しては心から祝福したい、それだけです」

Q：セットプレーから2失点したが、その対策について

「もちろん、相手チームを十分に研究して試合に臨みました。2点目を決めた選手については、マークもついていたが、技術が高かったのでゴールが決まったと思います。1点目はそうでもなかったと思いますが、サッカーなので色々なことが起こると思います」

Q：この敗退が今後のチームに、サウジアラビアのサッカーにどのような影響を与えるでしょうか？

「もちろん、決勝戦に敗れたという記録は残ってしまいます。しかしながら、アルイテハドは自分たちのサッカーを続けていくわけです。プレーヤーも監督である自分も継続して最高のものを見せていきたいと思います」

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