11月8日(日)J2 第48節 愛媛 vs 横浜FC(19:00KICK OFF/ニンスタ)
スカパー!生中継 Ch179 18:50〜(解説:大西貴、実況:堀本直克、リポーター:重橋秀香)
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今節、愛媛がホームに迎える相手は横浜FC。前回の対戦は第18節(5/30@ニンスタ)で、実に5ヶ月以上前のことになる。振り返れば、愛媛は第1クールを3連勝で終えたばかりで、クラブ初の4連勝がかかった一戦だった。一方で、8試合勝利がなかった横浜FC。状況は対照的だったが、ゲームの蓋を開けてみれば横浜FCの完勝。今季初先発だったFW西田剛がヘディングで先制点をあげると、3−0で第2クールの初戦を制した。
もちろん、その時と今回とでは戦力が違えば、愛媛に関しては監督も代わっている。ただ、今季は思うように勝点を積み重ねられなかった両者が、今節やらなければならないことは、第18節の横浜FCのプレーの中にあるのかもしれない。チャンスとみれば、一気に攻勢をかける迫力。運動量、そして動き出しの速さ、あるいは攻守の切り替えといった要素は現代サッカーの原点でもあるが、両者はもう一度それを大切にする必要があるだろう。
まず愛媛に関して言えば熊本と対戦した前回のホームゲームで、なかなかシュートまで持ち込めなかった。後半、相手がひとり少ない状況になりながらも崩し切れず、結局はドロー。「本来であれば1人多かったはずなのに、こちらが7、8人の選手が少ないぐらいの内容のプレーだった」とバルバリッチ監督は振り返ったが、問題のひとつは動き出しの少なさ。「(3トップの)頂点の人間がアクションを起こさなければならなかった」と田中俊也は反省の弁を口にしたが、中盤で起こった数多くのパスミスも、そのパスコースを作り出せなかったことが原因のひとつだろう。そこで今週、その攻撃に関して愛媛は3人目の動きを入れたサイド攻撃や、2列目の飛び出しをパターン化したトレーニングも取り入れ、バルバリッチ監督は選手に人の動き方、ボールの動かし方のイメージを植え付けていた。
そこでは田中が語るように、FWがボールを受けにいく動き出しも要求されていたし、最終ラインでポゼッションをする際に、バルバリッチ監督はサイドの選手に高い位置を取るよう指示を与えた。最終ラインでボールを回しながら、サイドチェンジを入れても前に進めなかった熊本戦の状況を打開するためには、サイドバックもワンテンポ早いタイミングで動き出すことが必要な要素になるということだ。「リスクを冒してもいい」ともバルバリッチ監督は言うが、ゴールを奪うには時に思い切ったアクションが必要になる。
こうしたアクションは、横浜FCにとっても同じ。C大阪戦では決してポゼッションができていなかったわけではないが、前半からC大阪の守備網に構えられた状態で攻撃をスタート。ボールを持っていないプレーヤーの動き出しも少なく、なかなか前に運べなかった。ただ、後半には吉田正樹や田中輝和らサイドバックが長い距離を走ってボールを受けると、決定機も迎えた。
動き出しやアクションを起こすことが必要なのは、守備も同じ。熊本戦の失点の場面で愛媛は人数が揃っていたにもかかわらず、ズルズルとラインを下げて木島良輔にミドルシュートを叩き込まれた。ラインの高さは違うが、前節の横浜FCは乾貴士の突破に対して愛媛と同じようにプレッシャーをかけられず、ペナルティーエリアまで入り込まれて2点目を失った。ディフェンスラインのコミュニケーションにも問題はあるが「もっと動き直したり、こだわって動くということが必要」と柴小屋雄一が語るように、失点を防ぐためには攻撃陣だけでなく守備陣の動きの質も問われる。
細かい作業の繰り返しにはなるが、こうした動きの質で試合は決まる。サッカーではボールがない場所のかけひきが見所、ともよく言われるが、ゴールが決まる一連のダイナミックな動きを感じられるのはスタジアムしかない。ニンスタでは今季最後のナイトマッチ、サッカーの躍動感を味わうには、ぜひニンスタに足を運んで欲しい。
以上
2009.11.07 Reported by 近藤義博
J’s GOALニュース
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