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【J2:第48節 札幌 vs 富山】プレビュー:今シーズン2戦2分の同カード。今年最後の対戦で決着をつけたいところ。勝敗のポイントはサイド攻撃にあり。(09.11.07)

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11月8日(日)J2 第48節 札幌 vs 富山(12:30KICK OFF/札幌厚別
スカパー!生中継 Ch179 12:20〜(解説:大森健作、実況:岡崎和久、リポーター:藤井孝太郎)
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札幌市内には雪が舞い散る光景が何度か見られるようになってきたこの11月上旬。この第48節では勝点71で7位の札幌と、同56で12位につける富山が札幌厚別公園競技場で対戦する。

J1昇格圏内である3位以内に入る可能性が消滅し、先日行われた天皇杯3回戦の清水戦(アウスタ)も0−2のスコアで敗退してしまった札幌。そうした状況とあってモチベーションの低下も懸念されるが、「次の目標に向かって進んでいくだけ。無駄な時間や試合というのは絶対にないし、チームが成長をするのには時期は関係ない」と西嶋弘之は語る。J1定着を目指してのチーム強化を行っている札幌にとっては、確かに今シーズンの昇格の可能性がなくなってしまったことは残念なことではあるが、だからといって目標が変わるわけではない。「今シーズンの昇格がなくなったからといって、違うことをやるわけではない。今までと同じことを継続してやっていくだけ」と石崎信弘監督も進むべき道をしっかりと見定めている。
前述の清水戦では、開始直後に失点をしてゲームシチュエーションを変化させてしまったため評価の難しい試合にはなったが、ミッドフィールドではサイドチェンジを織り交ぜた攻撃を繰り出し、J1チームを相手にある程度の手応えを感じることができていた。両ゴール前という重要なエリアではまだまだナイーブさを覗かせたものの、チームとしてのポテンシャルは見せたと言っていいだろう。負傷離脱者が複数いるため、この試合でも思うようなメンバー構成が組めずに挑むことになりそうだが、チーム力全体のアップという意味でポジティブに捉えたいところだ。石崎監督も「負傷者や出場停止というのはリーグ戦にはつきもの。そういったのを含めて、チーム力じゃ」とキッパリ。

対する富山は前節、ホームで水戸を相手に得点の奪い合いを演じながらも2−3のスコアで敗戦。ここ最近では、天皇杯2回戦の岡山戦こそPK戦の末に勝利しているが、リーグ戦では思うように勝てない試合が続いてしまっている。
その要因としてはやはり、主軸に負傷者が重なってしまっていることを大きな要因として挙げるべきだろう。シーズン序盤から突出したパフォーマンスを見せていたGK中川雄二、中盤の姜鉉守、そしてFW長谷川満と各エリアに負傷離脱者が生まれている。チーム持ち前のハードワークである程度の展開まで持ち込みながらも、最後のところで競り負けることが多いのは、やはり離脱者が影響していると言うしかない。
ただし、楚輪博監督は「怪我人が多くても、選手は28人おり、誰かがいなければならないというものではない。全員の力、チームの力だと思う」と、札幌の石崎監督と同様に負傷者が重なったことはまったく言い訳にしない。

さて、そんな対戦の焦点はサイド攻撃にありそうだ。札幌は攻撃を組み立てる最中でドンドンとサイドチェンジを織り交ぜ、両サイドハーフのドリブル突破や左右サイドバックの攻撃参加で敵陣へと入り込んでいく。一方の富山も中盤の底でプレーする上園和明による配球からテクニックのある左ウイング、川崎健太郎らの切れ込みを巧みに引き出してアタッキングサードにスクランブルを作り出してシュートチャンスをうかがうプレーが得意。アウトサイドでどちらが多くの決定機を作り出すかが、そのまま試合結果へと直結しそうな気配である。

ところで、11月の札幌市内は昼間の明るい時間帯とはいえ、非常に冷える季節となっている。空調が完備された屋根つきの札幌ドームではなく、札幌厚別で行なわれるこの試合。現地観戦される方は、是非とも防寒体勢。

以上

2009.11.06 Reported by 斉藤宏則
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