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【J1:第31節 G大阪 vs 京都】京都側プレビュー:京都の歴史と未来をかけて、G大阪の聖地・万博で青と黒の攻撃を挫く。絶対に、大阪にだけは負けられない!(09.11.07)

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11月8日(日)J1 第31節 G大阪 vs 京都(18:30KICK OFF/万博
スカパー!生中継 Ch308 18:25〜(解説:川勝良一、実況:西岡明彦)
勝敗予想ゲーム | 皆の投稿で作るスタジアム情報
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リーグ戦上位クラブ 直近3節の試合結果と次節対戦相手
第28節第29節第30節第31節第32節
G大阪○4-1 大宮△2-2 広島△0-0 横浜FM京都清水
※J1リーグ戦は賞金が授与される上位7位以内に位置するクラブの試合結果および次節対戦相手を掲載しています。
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☆G大阪側プレビューはこちら

地域の誇りをかけて争うのがダービーとすれば、京阪ダービーこそ日本で一番のダービーだと思っている。「歴史」が違うのだ、一世紀以上という両者の持つ歴史の深みがこの戦いを日本一のダービーへと押し上げるのだ。
商業、文化、観光と京都と大阪が互いにライバルと意識することはほとんどないと言っていいだろう。しかしながら、特に年配の方と話をした時に耳にする言葉で京都と大阪の違いを意識する。「大阪(京都)とは違うから―」、の一言だ。確立された土地のアイデンティティ、その意識が言わせる言葉だろう。
京都の選手はほとんどが府外である。こうした背景を理解すべきだとは言えないが、この歴史だけは自覚すべきだと思う。気の遠くなるほどの「歴史」、の上に立ち、そして戦うことを。そして歴史の頂上となる2009年にはこう記して欲しい。
「2009年、G大阪は京都に唯の一度も勝利することは出来なかった」と―。
京阪ダービー2009最終決戦!大阪だけには、絶対に、負けられない。

「左サイドバックに高木和道が入っているが、中盤の4人は変わらないし、やり方も変わっていない。良く知られたメンバーということで、そういう意味でやりにくさはない」とG大阪の印象を話した京都・加藤久監督。
だが、前回の対戦でいなかった二川孝広の復帰は最大限の警戒因子となる。「ファーストタッチで裏へ出せる選手。二川選手から裏へ、という形ができている」とは京都・安藤淳。ルーカスは二川にボールが入るタイミングで動き出しを始めている。前線の選手の二川へ寄せる信頼が良く分かる。ディフェンスの網の外と内を大きく移動する橋本英郎や中盤の守備の番人、明神智和。そして、チームに創造力を与えるコンダクターの遠藤保仁と、中盤4人の構成力はG大阪・西野朗監督の集大成という輝きを感じる。

挑む京都。安藤が右足甲の痛みから回復、今節は復帰となるだろう。そして佐藤勇人もプロテクターを外して練習に参加、今節の出場に期待がかかる。運動量のある2人、そして李正秀も出場停止から戻ってくることは心強い。相手の聖地・万博で京都の誇りと意地を見せる態勢は整った。

勝星から遠ざかる京都。堅守復活。京都の最大の武器を呼び戻し、青と黒の攻撃を挫きたい。その大任を託したい選手、京都不動のセンターバック・水本裕貴以外には思いつかない。「個人のパフォーマンスのレベルは相当高い」。加藤監督は今シーズンの彼のプレーに賛辞を惜しまない。
J1に昇格が決まった2年前、加藤監督は水本に会いに行っている。その時から守備の柱と考えていたのだ。「当時は京都が残留できるかも分からない状況で、G大阪はACLへ挑戦するという状況もあって(獲得は)叶わなかった。振り返っても水本の判断は正しいでしょうね」(加藤監督)と当時の思いを語った。だが、水本は京都に加入した。北京オリンピックという目標を水本は口にしていたが、それよりも加藤監督の自身のチーム構想への思いの方が大きかったことを強く感じさせる。
「J1のチームそれぞれがシステムを持っていてその攻撃に同じ形は一つもない。だが、どの相手にも同じ様に守備ができるようになって来ている。守備の柔軟性が高まっている」(加藤監督)。J1に昇格してまだ2年、だが、その守備は強靭さを、確実に増している。そしてその中心に水本裕貴の成長があることは「絶対に間違いないでしょう」(加藤監督)、ということなのだ。
センターのコンビは最近組み始めた森下俊だが、右サイドの増嶋竜也、左サイドの中谷勇介とのディフェンスの連携も深まっている。水本は「試合をこなしていくうちに深まっているし、しっかりしてきていると思う」と手応えを口にする。
だが「チームが勝たないと意味がない」と勝てない現在を反省する。「勝つことが成長出来る、レベルアップ出来る手段だと思う。G大阪の攻撃はすごいけれど、自分たちの集大成だと思って去年やってきたこと、今年やってきたこと、通用するかどうかしっかり出したい。同じ関西、サポーターにとっても負けられないという思いは強いだろうし」と話し、今節への決意を口にした。「アウェイだけど思い切って臨みたい」。

今節の京都の生命線は選手個々の強さと運動量。1対1の強さ、球際の強さで負けないこと、そして、相手より走ることだ。「相手の横パスはそれほど怖くはないが、縦パス、くさびのボールを入れさせない様にしたい」とは水本。前線、中盤での闘いこそが京都の守備の生命線となる。それが出来て初めて勝負に持ち込めるということだ。真剣勝負、その醍醐味に期待したい。

これから京阪ダービーは意地と誇りの激突として大いに盛り上がるだろう。過去と未来を結び付ける今回の試合。だからこそ、今節、何が何でもG大阪に勝つ!

以上

2009.11.07 Reported by 武田賢宗
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