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【第89回天皇杯3回戦 横浜FM vs 福島U】レポート:横浜FMがモチベーションを保ち、危なげなく快勝。福島Uは1点を奪うも力の差に屈す。(09.11.02)

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11月1日(日) 第89回天皇杯3回戦
横浜FM 4 - 1 福島U (15:00/日産ス/5,499人)
得点者:11' 渡邉 千真(横浜FM)、17' 坂田 大輔(横浜FM)、43' 田中 裕介(横浜FM)、72' 時崎 悠(福島U)、74' 狩野 健太(横浜FM)
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結果的に、横浜F・マリノスが格下の福島ユナイテッドFCを順当に下した。しかし、何が起きるかわからないのがトーナメント制の大会。試合の入り方次第では、2回戦でセレッソ大阪が福島Uに敗れたような波乱も起こりうる。だから、横浜FMの木村浩吉監督は、試合前に細心の注意を払った。
「相手よりもっと集中して試合に入るようにと話した。また、侮ったら必ずやられるよと強調して、選手たちを送り出した」
それを選手たちが遂行したことが、無難に4回戦へ駒を進めた要因だったに違いない。

試合の立ち上がりは、福島Uが元気だった。福島Uボールでキックオフされると、立て続けに2本のシュートを放つ。守備でもトリプルボランチを配し、最終ラインを高めに保ち、横浜FMの攻撃を守備の網にかけた。
逆に横浜FMは慎重になりすぎたのか、パスを回すが、個人の打開が見られない。そのため最初のシュートを打つまでに試合開始から9分の時間を要した。しかし、そこから横浜FMが主導権を握り、11分に先制点をゲット。
田中裕介が敵DFの裏へ上手く走り込み、河合竜二がそこに縦パスを送る。田中は松田直樹につなぎ、松田がボレー。敵DFに当たるも、こぼれ球を渡邉千真が沈める。
松田はその1分前にもシュートを放つなど、この日、積極的な攻撃参加が目立った。それは「点を取ることが本当に大事だと思ったから」(松田)。ベテランの彼は、先制点の重要性を理解していた。

福島Uにとっては、この失点が致命傷となった。「そこをしのいで自分たちのリズムを先に作りたかった。早い時間に失点したのが、勝負の分かれ目だと思う」と、石田学監督は嘆く。
横浜FMは17、43分に坂田大輔と田中裕介が加点。ともに狩野健太がタメをつくってからのサイド攻撃がゴールを呼び込んだ。

前半を終えて3失点。それでも福島Uの選手たちは「ハイプレスをかいくぐり、逆サイドまでボールを運ぶ」(石田監督)攻撃を愚直なまでに狙い続けた。特にアグレッシブだったのは、右サイドアタッカーの深澤幸次。1対1の勝負にも果敢にトライし、観客を沸かせる。68分には左ポストを叩く、強烈なミドルを見舞う。
72分の福島Uの得点は、その彼が起点に。深澤がスルーパスを送り、ボールは敵DF2人の間を通り抜け、青柳雅信の足元へ。青柳のシュートは敵GK飯倉大樹に阻まれたが、CKを獲得。それを時崎悠が頭で叩き込み、一矢を報いる。

試合はその2分後、横浜FM・狩野が右隅を突く、冷静なミドルを決めて4−1。75分には水沼宏太が途中出場。彼は2度のビッグチャンスを迎えたが、1本目はポスト、2本目は敵GKにシュートを阻まれる。片や福島Uにはその後、決定機が訪れず、彼らの天皇杯での挑戦は終わった。

横浜FMは、この日、出場停止処分を受けていたGK飯倉が復帰を果たす。U- 20韓国代表から帰還した丁東浩も途中出場。木村監督は「誰が出ても遜色のないチーム作りが出来ている」と胸を張る。2、3回戦で格下のチームと戦い、準備は万全。横浜FMにとっては、これからが天皇杯の『本番』だ。

以上

2009.11.02 Reported by 小林智明(インサイド)
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