10月25日(日)J2 第47節 富山 vs 水戸(12:30KICK OFF/富山)
スカパー!生中継 Ch182 12:20〜(解説:安井孝志、実況:牧内直哉、リポーター:豊田麻衣)
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苦境にあるチーム同士の対戦。ともに第3クールの12試合で2勝止まり、富山はホームで6戦勝ちがなく、水戸は8年ぶりの8連敗を喫してもがいている。残り5試合で有終の美を飾るために、今節こそ勝利して自信を取り戻さなければならない。それぞれの意地がぶつかり合う熱戦が期待できる。
前回対戦した8月10日の第33節時点では、勢いの目立つ両チームだった。富山は今季2度目の3連勝を果たし、水戸は5位に浮上してJ1昇格圏に迫っていた。1−1で引き分けたが、ともにその後も好調を持続して充実した夏を過ごした。だが、季節が移るとともに不振に陥った。重なる両チームの軌跡は、長いリーグ戦における消長の激しさを象徴している。
富山、水戸ともに強みを発揮できていない。無失点15試合で堅守が看板となった富山が最近11試合連続して失点。一方の水戸は自慢の攻撃力が鳴りを潜めて5試合連続して無得点に終わっている。富山は初体験のJ2戦で蓄積された疲労からか負傷者が続出している影響があり、水戸はカウンター中心の好調時の戦いがはまらなくなって失速した。
復調へのきっかけを求め、前節は互いにメンバーやフォーメーション変更を行った。
熊本と対戦した水戸は、今季初先発のMF堀健人がスピードで前線を活性化。「一番足もとの技術がある」(木山隆之監督)というMF菊岡拓朗がボランチで出場して中盤を引き締めた。高い位置からのプレッシングによって主導権を握り、0−1で敗れたものの木山監督は「勝つチャンスがたくさんあった」とコメント。「いいプレーがでてきても結果が出ないことが苦しい」とも話したが、巻き返しに向けて光が差した一戦だった。
今季19得点のFW高崎寛之、第1クールで富山から2ゴールを奪った同12点のFW荒田智之、前回の対戦でPKから得点しているFW吉原宏太ら攻撃陣には仕事人がそろう。アグレッシブに前線からプレスをかける開幕当初のスタイルで、ゴールに迫るシーンが増えれば得点の可能性は高まる。次節の仙台戦(11月8日)、新装なったケーズデンキスタジアム水戸でのオープニングマッチに向けて弾みをつけたい。
富山は前節の愛媛戦、今季初めて4-3-3のフォーメーションで臨んだ。チームの要であるダブルボランチの一角、MF長山一也の出場停止(今節まで)による苦肉の策だったが、かみあわなかった。後半はワントップぎみの4-4-2に戻したが、攻撃に厚みを欠いて0−1で敗れた。シュート3本に終わり、楚輪博監督は「ゴールのないボールゲームをしているようだった」と消極性を悔やんだ。
水戸とは違って収穫が少なかっただけに、反省材料として今節に生かさなければならない。MF野嶋良は「失うものはないわけだし、失敗に下を向かず、積極的にゴールを狙っていきたい。怪我人は多いが、選ばれた者として責任を果たしたい」と話す。楚輪監督は「上位は昇格争いをし、下位は少しでもはい上がろうと必死だ。うちは良くも悪くもマイペース。リーグレベルへの『調和』という目標は果たせたが、さらにそれを超えていかなければ。ゴール前では力強さや執念がほしい」と語っている。
原点回帰を目指すのは富山も同じで、まずは組織ディフェンスで失点を抑えたい。攻撃面では天皇杯2回戦のPK戦での勝利を含み、公式戦3試合連続して得点がない。しっかり守ったうえでの先取点が、8月2日以来84日ぶりのリーグ戦ホーム勝利には必要だ。結果を求める気持ちは諸刃の剣でもある。「どちらが耐久性をもって、投げやりにならずに自分たちのプレーを継続できるかが勝負のポイント」と楚輪監督は話した。
今節の試合開始時刻は12時半。午前中にはファンによるピッチでの二人三脚競争などさまざまなイベントがあり、富山での残り3試合を盛り上げる。
開幕から走り続けてきたカターレの選手たちは、歯を食いしばってラストスパートに入ろうとしている。声援で背中を押すときは今だ。
以上
2009.10.24 Reported by 赤壁逸朗
J’s GOALニュース
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