10月25日(日)J2 第47節 岐阜 vs 愛媛(12:30KICK OFF/長良川)
スカパー!生中継 Ch184 12:20〜(解説:大野聖吾、実況:加藤義久、リポーター:若山貴嗣)
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前節の福岡戦、0−0で迎えた試合終了間際の後半ロスタイム、もう試合が終了してもおかしくない時間帯で、一瞬のエアポケットが生まれた。悪夢の失点で、掴みかけていた勝点1を失った。いや、試合内容からすれば、勝点3を失った試合といえる。
いい内容で試合を優位に進めながらも、ここ6試合で僅か3得点、1分5敗の状況では、浮上するきっかけにするのは難しい。守備面では7試合連続失点中だが、5試合は最小失点であり、ゴールが入っていれば大きく結果が変わっていた。決定力不足はチームの成績に直接影響を与えてしまっている。
一刻も早く攻撃陣の奮起が待たれるが、今節の愛媛FC戦は、懸念材料が非常に多い。それはここまで守備を支えていた田中秀人と吉本一謙の両CBが、揃って出場停止となることだ。2枚同時に欠くのは、正直厳しいだろう。川島眞也と菊池完がCBを組むことが予想されるが、川島は第15節の札幌戦において怪我をして、長期離脱。怪我からは復帰をしたが、なかなか出番が訪れなかった。実力は疑う余地はないが、実戦からこれほどまで長く離れていての復帰戦に、正直不安は残る。
対する愛媛はバルバリッチ監督が指揮を執ってから、4-3-3を採用しており、前節ようやく監督就任後初白星を挙げることができた。岐阜同様に得点力不足に悩まされているが、選手個々の動きは徐々に良くなっており、気が抜けない相手だ。
注意すべきは赤井秀一と永井俊太の2シャドーと、ジョジマール、ドド、内村圭宏の3トップだ。まず2シャドーを見ると、もともとボランチである永井は長短のキックを得意としており、高い位置でつなぎのパスが出せるし、赤井はオフ・ザ・ボールの動きに長け、パスを引き出す能力がある。この異なる個性を持つ2人のコンビネーションの出来がバルバリッチ監督の戦術の根幹をなすだけに、いかにここのラインを崩せるかがポイントだ。
3トップも全員がフレキシブルに動くため、ここのマークには細心の注意が必要だ。特に3人とも裏に飛び出す動きが得意で、さらに3人ともミドルシュートも持っており、付きすぎても危険だし、離しすぎても危険である。
前線の5人に自由を与えないためにも、両CBとワンボランチの橋本卓、トップ下の菅和範の連携が重要になってくる。3トップが動く際に、真ん中に入ってくるFWに対し、橋本がケアをして、CBの2枚ともがゾーンで見ながら、中央を固めるのか。それともCBのどちらか一方がマンマークで付くのか。赤井が飛び出してきたときに、橋本とCB間でどう受け渡しをしていくのか。数的優位を作られたときに、菅がボランチの位置まで下がって、2ラインのブロックを形成して対応するのか。細かいコンビネーションが求められるだけに、この4人の出来が、この試合の行方を大きく左右するだろう。
川島と菊池のベテランコンビがこれまでの経験を武器に、このミッションをこなし、前節にスタメン出場を果たした、こちらもベテランの大友慧が奮起し、チームに7試合ぶりの勝利をもたらすことが出来るか。曇りがちな岐阜の空に一筋の光が差し込むには、ベテランの活躍に懸かっている。
以上
2009.10.24 Reported by 安藤隆人
J’s GOALニュース
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