10月21日(水)J2 第46節 岡山 vs 東京V(19:00KICK OFF/岡山)
スカパー!生中継 Ch172 18:50〜(解説:野村雅之、実況:川崎祐一、リポーター:守口香織)
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東京Vは、突然の監督交代劇を経て、松田岳夫監督が初采配を振るった前節、水戸を相手に2-0と快勝した。20本を超えるシュート数は変わらぬ強みだが、このゲームでは、「組織」を意識した守備や、18 歳の高木俊幸のデビューなど、明るい材料が増えた。
対して岡山は、個の踏ん張りは評価できるものの、ゴールにつながる一体感のあるプレーが出来ていない状況だ。毎回、早い時間に失点し、ポゼッションする時間帯を作っては反撃に出るが、追いつけない。そんな流れのゲームを繰り返して、気がつけば5連敗の悪循環の中にいる。
岡山は前節・横浜FC戦で、リセット後のプレーから2失点し、1点は返したものの、負けを喫した。マークの受け渡しやセットプレー、ロングボールへの対応など、試合前に話し合ったケアすべき点で、まんまと「ヤラれて」しまう集中力の切れを露呈した。とはいえ個のプレーを見ていくと、それほど悲観的にはなれない。それだけに、「メンタル面しだいでもう少し違った動きになるのでは」といった思いもよぎるのだ。
ここ数試合の岡山で際立っているのは、サイドハーフ妹尾隆佑の展開・突破力。また、右サイドバック玉林睦実のオーバーラップからのクロスも注目に値する。ただその次の段階、ゴールにつなげていくためには、「仲間の動きを生かすプレー」をより深く、突き詰めていくしかないのだろう。ボランチ・喜山康平の頭の中にある「この選手にはこんなパス」、「この状況ではコレ」といった仲間選手のデータを全員が改めて意識するだけで、岡山の前線は見違えるはずだ。そして前線がうまく回れば、失点も防げる。
新監督のもとで新生した東京Vは、持ち味であるボールポゼッションに加えて、素早いサイドチェンジ、2列目、3列目の選手の飛び出しといった、アグレッシブな姿勢がより強く見られるゲームをやってのけた。個の力を統括する組織力は、昇格圏内への希望をつないでいた水戸からその可能性を奪い、今、新たな輝きを放ち始めている。東京Vが悔いのないシーズンを終えるためには、当然、このゲームでの連勝が必要となる。
前回の東京V戦は、今季の岡山にとって非常に強く印象に残るゲームだった。あの8月5日の逆転劇を忘れる岡山ファン・サポーターはいない。だからこそこのゲームを、岡山にとって大切なものを、もう一度思い出す契機にしたい。前節、8月30日以来のゴールを決めた三木良太は、「悲観するほど内容は悪くないので、気持ちを落とさずに次のホームゲームに臨みたい」と話した。疲弊・焦燥を上手に隠し、そして乗り越えて、思いの強さを発揮する時が来た。
以上
2009.10.20 Reported by 尾原千明
J’s GOALニュース
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