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【J2:第45節 C大阪 vs 愛媛】レポート:新たに出場機会を得た選手らも奮闘! 戦力充実のC大阪、香川のゴールなどで愛媛を振り切る。(09.10.19)

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10月18日(日) 2009 J2リーグ戦 第45節
C大阪 3 - 1 愛媛 (16:04/長居/9,003人)
得点者:20' 船山祐二(C大阪)、37' ドド(愛媛)、40' 藤本康太(C大阪)、86' 香川真司(C大阪)
スカパー!再放送 Ch183 10/19(月)19:30〜(解説:長谷川治久、実況:本野大輔、リポーター:森田純史)
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J2リーグ戦最終の第3クールもいよいよ大詰め。どのチームもケガや累積警告の影響により、総力戦を強いられているなか、今節で顔を合わせた首位C大阪と15位愛媛も、前節や天皇杯2回戦のときとは違うメンバー構成を余儀なくされた。

乾貴士が8枚目の累積警告により今節から2試合出場停止。小松塁、マルチネスがケガのため欠場。加えてエースの香川真司も故障持ちのためにベンチスタートとなったC大阪。いつも乾と香川が並んでいたポジションには、第4節徳島戦以来の先発となる苔口卓也と、今季J2初先発の白谷建人。ボランチの一角にはC大阪ユースから今季昇格したプロ1年目の山口螢が公式戦初出場初先発。「サテライトリーグの大分戦での活躍が素晴らしかった」(レヴィークルピ監督)という背番号20番台の3選手がピッチに立った。

一方の愛媛も、三上卓哉が累積警告により出場停止のため、DFラインには右から関根永悟、柴小屋雄一、アライール、松下幸平が並び、渡邊一仁がアンカーを担うことに。前線では中央に内村圭宏、左にドド、下がり目の右に横谷繁が入る変則的な4-3-3の形を組んで、敵地・大阪長居スタジアムに乗り込んできた。

いつもとは違いC大阪が右、愛媛が左にエンドを取ってスタートした一戦は、前線にカイオ、苔口、白谷のスピード豊かな3人が並んだC大阪が攻勢。しかし、愛媛もC大阪のミスにつけこみ、ショートカウンターで応戦する。ただ、先にチャンスをモノにしたのはC大阪。20分、左サイドで白谷からボールを受けたボランチの船山祐二がペナルティーエリア外から左足一閃。強烈なミドルがゴールに吸い込まれ、ホームチームが先制する。

しかし、愛媛も負けてはいない。ドドの左サイドを起点とした崩しやカウンターでC大阪ゴールを脅かす。すると、同点弾は37分、左サイドに抜け出た永井俊太がゴールライン際で折り返すと、これに反応したのがドド。C大阪DF羽田憲司が頭でクリアしようとしたボールを手前でカットするようにゴールへ押し込んだ。「あきらめずにゴール前に入った」ストライカーのJ初得点で試合を振り出しに戻す。

ただ、その3分後にはC大阪が再びリード。石神直哉の左CKが一度はGK山本浩正にクリアされるも、こぼれ球を白谷がダイレクトでペナルティーエリアに戻すと、このパスを受けた藤本康太がターンして右足でゴール。愛媛を突き放す。ハーフタイム間際には愛媛の内村にポスト直撃のミドルを浴び、ひやりとする場面も作ったが、前半は白谷の2アシストもあり、このまま2-1で折り返す。

後半になると、愛媛の反撃の前に自陣でファウルを取られることが多くなったC大阪。状況を打破すべく、56分に2枚替えを敢行。山口を下げてDFチアゴを入れ、羽田をボランチに、藤本をDFにして、今季戦い慣れた3バック、ダブルボランチに移行。そして、白谷に代えてピッチに出てきたもう1人は、香川。大黒柱を投入して試合を決めに行く。

愛媛の攻撃を必死に食い止めながら、前線のカイオ、香川、苔口の3人でカウンター狙いとなったC大阪。これが実ったのは、終了間際の86分。GKキム ジンヒョンのクイックスローを右サイドでカイオが受けると、ドリブルで中に入りながらスルーパス。苔口、香川がともに反応したが、ボールを受けて抜け出したのは、背番号8。香川がGK山本との1対1を制して左足でゴールに流し込み、3-1に。これで試合は決まった。C大阪は勝点を94に伸ばして首位キープ。主力不在の正念場を乗り切った。

「新しく出た選手がすごいいい働きをしていた」(羽田)、「(白谷、苔口、山口は)最後まで走り切って、この結果を勝ち取り、勝利に大きく貢献してくれた」(レヴィークルピ監督)と、試合後は主将、指揮官ともに、これまで出番に恵まれなかった3人の奮闘を賞賛。特に「前に入ったコケさん(苔口)やケント(白谷)が献身的に動いてくれてディフェンスもしてくれた」(藤本)と、攻守に走り回った苔口、白谷の存在感は、ラスト6試合にも大きくつながるものとなり、戦力の底上げにも成功。C大阪はJ1復帰に向けて、またひとつ前進した。

一方の愛媛は今節でもバルバリッチ体制初勝利とならず。それでも、「リズムはよかったし、チャンスもたくさんあった。そんなに力の差はなかった」とバルバリッチ監督も言うように、チームは敵地で首位を苦しめ続けた。「勝てば何かが変わると思うので、苦しいが、自分たちを信じて続けていきたい」と永井。リーグ戦終盤でもあきらめないメンタルをイレブンから見ることができたのは、今後への収穫となったことだろう。

以上


2009.10.19 Reported by 前田敏勝
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