本文へ移動

今日の試合速報

夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!
夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第29節 大分 vs 清水】レポート:攻守の要が勝負強さを発揮。最下位の大分が首位の清水を相手に逆転勝利。(09.10.19)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
10月18日(日) 2009 J1リーグ戦 第29節
大分 2 - 1 清水 (14:05/九石ド/18,264人)
得点者:50' 岩下敬輔(清水)、58' 高松大樹(大分)、78' 高松大樹(大分)
スカパー!再放送 Ch181 10/19(月)19:30〜(解説:増田忠俊、実況:小笠原正典、プレーヤー解説:吉村寿洋、リポーター:成尾佳代)
勝敗予想ゲーム | 皆の投稿で作るスタジアム情報
----------
78分、家長昭博が緩急つけたドリブルで突破し、浮き球のマイナスクロスを送る。ファーで待ち構える高松大樹が頭で合わせる――。右足に爆弾を抱えたまま強行出場したエースのこの日2得点目は、J1残留へ僅かだが望みをつなげるゴールとなった。

大分の逆転勝利となったこの試合は、序盤から慎重な展開が続いた。ヨンセンをターゲットにセカンドボールを拾い攻撃を仕掛ける清水に対し、パスをつなげビルドアップから空いたスペースを狙い、攻撃の糸口を掴もうとする大分。「互いに勝ちたい気持ちは強かったが、先制されたくないという気持ちもあったと思う」と高松が言うように、ゲームに積極的な動きはなく、前半は互いに決定機をつくり出せなかった。

ようやく動いたのは50分、CKから岩下敬輔のヘディングシュートがネットを揺らす。負ければ16位以下が決定する大分にとって手痛い失点ではあったが焦りはなかった。前半同様、パスをつなぎ「自分たちのスタイル」を貫くと、58分に金崎夢生のドリブル突破から高松が同点ゴールを奪う。右足首の痛みで歩くことも厳しかった満身創痍のエースは、試合前「最初からいけるところまで出してください」と監督に直訴し出場。そんなエースの同点ゴールにチームが振るい立たないわけがない。その後、ホームの声援の後押しもあり、敵陣深くまで侵入できるようになり、決勝点につなげていった。

ただ、その前に勝負を分けたシーンがあった。75分、清水は岡崎慎司が狭いスペースをドリブルで突破。ペナルティエリア内に走る伊東輝悦を経由し、ノーマークの山本真希がゴール右隅にコントロールしシュートを放つ。GK西川周作は完全に逆をつかれるが左足一本で弾き返した。「チャンスだったんで決めたかった。自分が決めていれば結果は全然違っていた」(山本真)。「決定的な場面を止めることでチームに勢いを与えることができた」(西川)。

攻守の要が大一番で勝負強さを発揮し勝利に導いた大分。残された試合数は少ないが、数字上はまだ可能性が残されている。他チームの結果を無視して考えれば、残り5試合を全勝すれば勝点は「34」。16位以下を免れることができるが、危機的な状況は変わらない。一方、清水は最下位相手に勝点を取りこぼし、首位陥落。勝点差2の中に4チームがひしめき合う優勝レースに踏みとどまるためにも、ここからが正念場となる。

以上

2009.10.19 Reported by 柚野真也
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/07/31(水) 22:00 ハイライト:浦和vsニューカッスル【Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo】