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【J1:第29節 千葉 vs 京都】レポート:課題の決定力不足で『追加点』奪取ができず、勝ちきれなかった千葉。京都は勝負に出た後半の選手交代が奏功して勝点1は得る。(09.10.19)

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10月18日(日) 2009 J1リーグ戦 第29節
千葉 1 - 1 京都 (16:04/フクアリ/13,389人)
得点者:34' 新居辰基(千葉)、86' ディエゴ(京都)
スカパー!再放送 Ch183 10/20(火)23:00〜(解説:金田喜稔、実況:佐藤文康、リポーター:石川葉子)
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千葉が残り試合6で獲得できる最大の勝点は18で、千葉の試合日前日にJ1リーグ戦第29節の試合を終え、15位にいる大宮との勝点差は10となっていた。千葉は目の前の試合を勝ち続けていくことがJ1残留の最低条件といえるが、今節は勝ちきれずに引き分け、獲得した勝点は1。一戦必勝の体勢だったはずだが、早くもつまずいてしまった。

千葉は、負傷箇所が癒えたDF青木良太、MFアレックスがスタメン、FW深井正樹がベンチスタート。試合は序盤から激しく攻め合う展開。京都は前線の選手が目まぐるしくポジションを変え、選手が動く先へと出すパスを細かくつなぐ攻撃が目立ったが、シュートがゴールの枠をなかなか捉えられない。一方、千葉はサイドやディフェンスラインの背後のスペースを突こうとする攻撃が中心で、大きなサイドチェンジのパスで局面を変えようとするプレーが目についた。

そんなさなか、千葉は左サイドでMF坂本將貴がアレックスとのパス交換から抜け出そうとするが、京都のDF角田誠のファウルを受ける。これで得たFKをアレックスがファーサイドに入れると、DFボスナーがヘッドで折り返す。京都のGK水谷雄一がこれに対処しようとしたがボールを大きく弾くことができず、ワンバウンドのこぼれ球を拾って「前にいっぱい人がいたので、ゴールの枠に入れることだけを考えた」千葉のFW新居辰基はボールが浮かないようにうまく抑えた足の振りでシュート。京都のDFがヘディングでのクリアを狙うが成功せず、千葉は勝点3獲得のために重要な『先制点』をゲットした。

先制点をきっかけに主導権を握った千葉。前半のロスタイムにはロングボールをFW巻誠一郎がヘディングで落とし、MF下村東美が京都の選手と競って前に飛んだボールをフリーの状態で抜け出したMF工藤浩平がシュート。だが、これはクロスバーの上に飛び、千葉は絶好の『追加点』ゲットのチャンスを逸した。そして、千葉は試合終了まで『追加点』を取ることはできなかった。58分の巻のシュートは京都の角田に、62分の巻、新居のシュートは京都のGK水谷のファインセーブに防がれるなど、『2点目』が遠かった。

得点チャンスに取れないでいると、逆に相手に得点されるのはよくあることだが、この日もそうだった。前半から得点機を作りながらもノーゴールだった京都は千葉に先に得点された。だが、後半開始からの選手交代とポジション変更で点を取るため勝負に出たことが、土壇場の同点弾につながった。京都にとってこの試合の最後の決定機となった86分。FWディエゴが蹴ったCKは千葉の選手に跳ね返されたが、こぼれ球からMF上里琢文がドリブル突破で千葉の下村を振り切るようにかわし、ディエゴにパス。ディエゴは千葉の選手2人に挟まれた状態でも鋭い足の振りで強烈なシュートを放ち、ゴールを決めた。

千葉は京都の変化に苦戦したところもあったが、その中でも作ったチャンスで『追加点』を取れなかったのが痛かった。無失点で試合を終えられなかったことにも問題はあったが、『2点目』が取れない決定力不足は今季の低迷の原因の大部分を占める大きな課題だ。それを痛感している選手が『追加点』をきっちり取り、勝ち続けてこそJ1残留の可能性は高まる。

以上

2009.10.19 Reported by 赤沼圭子
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