10月17日(土) 2009 J1リーグ戦 第29節
横浜FM 2 - 1 名古屋 (19:04/日産ス/22,046人)
得点者:5' 吉田麻也(名古屋)、30' 坂田大輔(横浜FM)、89' 狩野健太(横浜FM)
スカパー!再放送 Ch185 10/19(月)17:30〜(解説:柱谷幸一、実況:八塚浩、プレーヤー解説:大嶽直人、リポーター:三須亜希子)
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試合後、お立ち台に上がったのは3人。坂田大輔と狩野健太、さらに天野貴史だった。天野は2人からイジられ、最後に「次もやったるでえ!!」と叫び、会場を沸かせた。天野が先発出場したのは、左DF小宮山尊信がケガで、欠場したため。本来、右DFの田中裕介が左に入り、右に天野が抜擢されたのである。
名古屋グランパスは、4日後のACL準決勝を見据え、体調が万全でないケネディ、小川佳純という攻撃のキーマン2人がベンチスタート。
ファーストゴールは、その名古屋だった。5分に、FKからのセカンドボールを阿部翔平が縦に送る。その先に走り込んでいたのは、前線に残っていたDF吉田麻也。そして右足ループシュートを決めてみせた。
攻めたい横浜FMであったが、名古屋の激しいチェックに苦戦。特にその餌食になったのは、渡邉千真だろう。クサビのボールを受けた瞬間、出足の鋭い守備を受け、前を向いてプレーできない。だが、横浜FMのFWには坂田もいる。30分、右サイドからのクロスボールに反応。頭で叩き込んだ。天野のクロスの質も良かったため、名古屋の長身DFは成す術がなかった。
後半の頭から、名古屋は小川を左MFの位置へ投入。その小川と阿部が絡み、左サイドを中心に攻め入る。さらにケネディが交代出場し、圧力をかけた。しかし横浜FMも応戦し、一進一退のスリリングな攻防が続く。66分には狩野に見せ場が。ゴール左隅を突くFKを放つも、GK広野耕一の好セーブに阻まれる。名古屋は75分にケネディが右クロスをボレーで合わせたが枠外へ。88分には坂田がGKと1対1になる場面を迎えたが、再び広野のスーパーセーブに遭う。
だが、ロスタイム3分だった。後半途中に捻挫した影響で前線でプレーしていたDF栗原勇蔵が、右クロスを送る。敵DFの足に当たり、コースが変わったが、そこで待ち構えていたのは狩野。左足一閃、伸び上がる軌道のシュートを叩き込む。それで劇的な幕切れを迎えたのだ。
ACL直前のため、名古屋にとっては難しかったゲームだったに違いない。しかし、田中隼磨は「自分としては戦力の温存とかではなく、今日のメンバーがベストメンバーだと思う。負けは負け、しっかり受け止る」と、気丈に振舞っていた。彼は試合中、ボールを持つと、古巣の横浜FMファンからの容赦ないブーイングを浴びた。ただ、試合後には坂田とユニフォーム交換。そこに2人の絆の深さを垣間見た。
試合後の横浜FMの選手たちは、「最高の気分」(松田直樹)、「久しぶりに足が震えたね」(榎本哲也)など、喜びを素直に表現。木村浩吉監督は「この勝点3は大きい。ACL出場に絡める3位以内を目指せる」と発言した。横浜FMの最後の挑戦が、ここから始まる。
また、この試合でストイコビッチ監督が85分に退席処分を受けた。その原因になったのは80分の『ゴール』。タッチを割り、ベンチ前に転がってきたボールを、ピクシーが右足でキック。約40mの距離のシュートがワンバンドで決まったのだ。革靴で蹴ったとは思えない、芸術的なキックを目の当たりにした観客は、ある意味、ラッキーだったと言える。
以上
2009.10.18 Reported by 小林智明(インサイド)
J’s GOALニュース
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