10月17日(土) 2009 J1リーグ戦 第29節
新潟 0 - 1 浦和 (16:04/東北電ス/39,963人)
得点者:0' エジミウソン(浦和)
スカパー!再放送 Ch183 10/19(月)11:00〜(解説:川本治、実況:須山司、プレーヤー解説:山口素弘、リポーター:鈴木英門)
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浦和が1-0で新潟を下した。試合開始直後、FWエジミウソンが相手のパスミスを突いて、先制点。その後は堅い守りとテンポのいい攻撃で、試合の流れをつかみ続けた。新潟は失点後、気持ちを切り替えて大崩れすることはなかったが、ゴールは奪えなかった。
鮮やかな先制攻撃だった。キックオフから40秒後、エジミウソンはすでにガッツポーズを見せていた。新潟のDF永田充のバックパスをカットすると、GK北野貴之をあっさりとかわす。相手の守備がスライディングに来る寸前にボールをゴールマウスに流し込んだ。
「ゴールを決め、貢献できてよかった」。これでリーグ戦3試合連続ゴール。控え目な言葉の奥には、大きな喜びがある。昨季、新潟から浦和に移籍した。古巣との対戦で、まだゴールを決めていなかった。かつてはサポーターの声援を一身に浴びていたビッグスワンで、古巣相手に初得点。しかも開始直後という時間帯だけに、テンションは自然と高くなった。
エジミウソンのゴールは、チーム全体の集中力の高さを表していた。先制した後、ボールを回して攻めに転じた新潟に対し、守備でリズムを作った。自陣で守りを固め、相手ボールにプレッシャーをかける。特に新潟の起点、マルシオ・リシャルデスは阿部勇樹、鈴木啓太を中心に複数で動きを封じた。後半は一転、ボールを支配し、パスをつないでは新潟陣内で戦いを進める。「前の10人が運動量や守備の意識で気持ちを出していた」。好セーブを連発したGK山岸範宏が言うように、全員の意思が統一されていた。
新潟はその迫力の前に後手を踏んだ形になった。失点した後、前半は浦和の守備のすき間を突いてボールをつなぎ、ゴール前に攻め込んだ。ただ、勝負どころでパスの精度を欠いた。シュートチャンスを逃し、苦し紛れに打つ、連係ミスからカウンターを食らう。「詰めが甘い。ボールを奪ってからの精度が低かった」と反省点を話した内田潤は、「最初の失点は責められない。それ以上に取り返せなかったことが悪い」。リードされたとはいえ、十分に残っていた時間を反撃に使いきれなかったことを敗因に挙げた。
もっとも、いきなりの失点で気後れし、そのまま相手の攻撃にさらされるということはなかった。「ずるずると崩れなかったのは気持ちが強かったから」と北野。矢野貴章も「ああいう形で失点したが、それ以外はそれほど悪くはなかった」と言うように、手ぶらで終えた内容ではなかった。試合後のロッカールームで、黒崎久志ヘッドコーチが「落ちていくのは簡単。踏みとどまって頑張ろう」と一喝。選手全員が声を出して応えた。試合直後には気持ちが次戦へと切り替わっていた。
勝点を伸ばせなかった新潟と上位に詰めた浦和。お互い、この試合の結果が生きるかどうかは、次節にかかってくる。
以上
2009.10.18 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第29節 新潟 vs 浦和】レポート:浦和がエジミウソンの3戦連続ゴールで上位戦線に踏みとどまる。新潟は立ち上がりの失点が重くのしかかった。(09.10.18)
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