10月17日（土） 2009 J1リーグ戦 第29節
磐田 0 - 0 鹿島　（19:03／ヤマハ／14,126人）
スカパー！再放送 Ch181 10/18（日）18:30〜（解説：桑原隆、実況：岡村久則、プレーヤー解説：名波浩、リポーター：荒木麻里子）
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●駒野友一選手（磐田）
「ボールを簡単に失わずに自分たちのペースで試合を運べていたので、それで両サイドが上がる時間もできた。こういう試合ができれば、疲れもあまり大きくならないし、こういう試合を続けていかなければいけないと思う。
セカンドボールもしっかり拾えていたので、相手に二次攻撃をされることなく、相手を下げさせることができたので、それは本当に良かったことだと思う」

Q：手応えがつかめた試合でしたか？
「最近は今日のように良い試合が続いているので、次もこれを続けていかなければ。残り5試合なので、最後までこれを続けていけるようにしたい」

Q：ボールを奪われた後に、奪い返しに行くのがすごく早く行けていたと思いますが、そこはかなり意識していた部分？
「誰が言ったわけでもないけど、1人1人が取られた後にすぐ取り返すという意識があったので、相手のカウンターを防ぐことができた。それで相手の良いところを消すことができたと思う。また、相手が上がろうとするタイミングで奪えたことが、逆に自分たちのチャンスになった場面もあったので、本当にそれを続けていくことが大事だと思う」

Q：それができるのは、バランスが良いということ？
「そうですね。近い選手が取りに行くことで、周りの選手もそれについていくことができるので。本当に今日は、攻守の切り替えで良かったと思う」

●成岡翔選手（磐田）
「みんなハードワークしていたと思うし、前後の動きが前よりも多くなっているので、そこが良くなっている部分だと思う」

Q：下がらずに前からプレッシャーをかけていたと思いますが？
「そこがここ何試合か続けていることで、前半はルーズボールもよく拾えていたので、だいぶ楽に展開できた。その後も前への意識が強くて、奪った後に前に預けるし、追い越す動きとかもあったし、そこは良かったと思う」

Q：岡田隆選手とのボランチコンビで意識していることは。
「基本的にオレが前に行かせてもらうということだけは言っている。あとは後ろでカバーしてくれるし、自分もそこがズレたときにはスペースを埋めるようなカバーを意識してやっていた。今日はチーム全体として良かったと思うが、フィニッシュが入らなくて残念だった」

Q：DFラインとの連係で考えていたことは？
「大分戦のときにラインを下げてやられていたので、そこからはできるだけ高い位置で保つことを意識してきた。那須さんや茶野さんも、下がってこなくていい、前から行けと。その分、DFラインが高くなっているので、前から行けると思う」

●犬塚友輔選手（磐田）
「優勢に試合を進めていたので、点を取って勝ちたかった。（先発は久しぶりだが）攻撃にどんどん絡んで、左からセンタリングで前田さんやグノをアシストしたいと思っていた。前半からスペースがあったので、どんどん行こうと思ってプレーした。
鹿島が相手でもうまく試合ができたし、これからの5試合、良い形で終われるように自信を持ってやっていきたい」

●那須大亮選手（磐田）
Q：ボールを奪われた後、すぐに奪い返すことやセカンドボールを拾うということがよくできていたと思いますが、その要因は？
「ここ3試合ぐらいは、後ろでブロックを作って守るより、取られたらそのまま前に出て、守備への切り換えを早くしようということをずっとやってきた。今日もそういう入り方をして、ミスしても全員がすぐに切り替えて、そういう形が90分間できて、ラインの押し上げもだいぶできてきた。それが90分できると、本当に良い守備から攻撃ができるので。前回の試合より、たぶん攻守において良い形で守れたり、良い形で攻められたりというのが多かった。そのへんが要因だと思う」

Q：ボールを取られたときでも、バランスが崩れていないと？
「個々がすごく声が出るようになったので、あまりバランスが崩れないし、仮にトップのプレスをかいくぐられても、ボランチと4枚のDFで守れる。そのへんが声を出してバランスをとれているので、あまりあたふたせずに守れていると思う」

Q：そのへんは継続していけそうですか？
「継続しなければいけないし、まだまだ精度を高めて、点を取らないと勝てない。チャンスは多かったので、あとは点を取るだけだと思う。ディフェンスに関しても、もっともっと声をかけ合って、連係を深めてやり続けることが大切だと思う」

●村井慎二選手（磐田）
Q：今日は個人的にもやりたいことができていたのでは？
「そうですね。ほとんどやりたいことはできたと思うけど、最後のシュートの精度がなかったので、そこを練習で正確にしていきたい。勝ちきるという意味では、まだまだ足りないところがある。
（チームとしても）中盤の運動量が増えてきているし、みんな迷わず動いているので、そこが安定してきていると思う」

Q：迷わず動けているという部分と、簡単にボールを失わないという部分は、密接に関係している？
「ボールを奪った後にうまくつなげるというのは課題だったけど、そういう場面も増えてきているし、良いと思う」

Q：今日は、クロスを入れてもゴール前はかなり強くて難しかったと思いますが、それに対して何を考えてましたか？
「あのセンターバック2枚をどうやって引き出せるか、ゴール前から引きずり出せるかと考えていた。何回かそういうふうにズレさせた場面ではシュートチャンスができていたので、イメージはできていたけど、あとは最後のところですね。あのセンターもやっぱり強かったと思う」

●上田康太選手（磐田）
Q：身体には不安なくやれましたか。
「そうですね。問題ないです。なかなかボールを触るチャンスがなかったので、こぼれ球を拾おうとか、違うところでチームに貢献したかった」

Q：カウンターのときに逆サイドを長い距離走って上がっていったりしてましたね。
「僕は途中から入って元気だったので、ひとつチャンスを作りたいなと思っていた」

●岩政大樹選手（鹿島）
「もちろん課題もあるが、結果として失点ゼロに終わったのは久しぶりだし、良かったと思う」

Q：相手は2トップにボールを集めて、2列目、3列目から飛び出してきたが？
「向こうは個人の能力が高い選手が揃っていたし、そのへんで恐さはあったが、（中田）浩二さんが入ってバランスという面ではとってくれる選手なので、大きく崩れるという印象はやっていてなかった。それほど問題はなかったと思う」

Q：勝点1を取ったことによって、気持ちの面が変わってくるきっかけになりうる？
「もちろん、負けるのと引き分けはまったく違う。引き分けと勝ちも違うが、今の時期は負けと引き分けの違いのほうが大きいと思う。最後まで勝ちを信じて戦って、勝ちたかったけど、アウェイで相手も悪いサッカーをしていなかったし、とりあえずしょうがないと思って、次の試合（10/24＠カシマ　vs千葉）で頑張るしかないと思っている」

Q：まだモヤモヤしたところが取れるというところまではいかない？
「完全にではないけど、今日は0-0の時間を長くするということを、いちばんのテーマにチームとしてやっていたので。とくにホームに帰れば、0-0の時間が長くなれば、後半にある程度押し込んで点を取って勝つということができると思う。今日はアウェイだったので、多少そのへんはしょうがなかったところもあると思うが、とにかく今日は自分たちが0-0の時間を長くすることができたことで、多少チームの中の雰囲気は多少変わったかなという気がする」

以上