スカパー!生中継 Ch180 15:50〜(解説:川本治、実況:須山司、プレーヤー解説:山口素弘、リポーター:鈴木英門)
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■リーグ戦上位クラブ 直近3節の試合結果と次節対戦相手
第26節 | 第27節 | 第28節 | 第29節 | 第30節 | |
新潟 | △0-0 大分 | ○2-1 広島 | ○1-0 鹿島 | 浦和 | 神戸 |
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J1リーグ戦2連勝中の新潟で、好調をキープしているMF松下年宏が試合日の10月17日に誕生日を迎え、バースデーゴールでチームに勢いをつける。今季はリーグ戦全試合に出場。自己最多の4得点をマークするなど、中盤の攻撃のかなめとして不動の存在に。新潟はホームでは第15節名古屋戦を最後に白星がないだけに、自らの誕生日を祝う一発をサポーターへのプレゼントにもする。
浦和は11日の天皇杯2回戦で松本山雅に敗退したが、リーグ戦そのものは、ここ4試合で3勝1敗と安定している。正確なパス回しと個の力をかみ合わせ、連勝を狙う。
「プレッシャーがかかるんですよ」。松下は苦笑いした。今季の新潟は、選手の誕生日にあった試合は全勝している。第1節F東京戦(3月7日・4-1)は大島秀夫、第15節名古屋戦(6月28日・2-1)は木暮郁哉、第28節鹿島戦(10月4日・1-0)は北野貴之と田中亜土夢。そして松下は浦和戦当日が26歳の誕生日。「そういう話は試合が終わってから知りたかったですよね」。もちろん、「誕生日に試合ができることって、なかなかない。ホームだし、勝っていい思い出にしたいです」と自信はある。
今季は好調を維持している。開幕から全試合に出場。左MFとして、2列目からの飛び出しを武器にゴールに絡んできた。マルシオ・リシャルデスと分担してプレースキッカーも務める。ベンチスタートは第11節山形戦、第12節神戸戦の2試合で、ほぼスタメンに定着した。出場時間は第28節を終えて2228分。自己最長だった昨季の2237分を上回ることは確実だ。
「ずっといい調子で来ています」と自らも好調を認めている。特に4-3-3から4-4-2にシステム変更してからのここ4試合では、サイドのアップダウン以外に内に切れ込むプレーが増えた。第27節広島戦の矢野貴章の先制点も、松下のパスが起点になった。チーム自体も3勝1分と負けていない。「中に入って周囲を使う仕事も意識している」と勝利に直結したプレーを見せる。
浦和は中盤に機動力のある選手がそろう。そこでの攻防がカギ。「もちろん得点も決めたい」(松下)。チームで今季、バースデーゴールを決めたのは開幕戦の大島。それ以来のゴールでチームを首位戦線に導く。
浦和は天皇杯2回戦で地域リーグの松本山雅FCに0-2で敗退。アマチュア相手の黒星でチーム内は動揺したが、リーグ戦だけに気持ちの切り替えはスムーズにできる。リーグ戦7連敗後、ここ4試合は3勝1敗。成績そのものは安定してきた。主砲・エジミウソンが2試合連続ゴール中と攻撃の軸はしっかりしている。日本代表招集で天皇杯を欠場した田中マルクス闘莉王、阿部勇樹が復帰することで攻守の土台は固まる。対新潟戦は2006年の第19節から6試合負けなし(5勝1分)と相性はいい。
新潟はホームでここ6試合未勝利。7試合ぶりの白星が今季2度目の3連勝になる。浦和も天皇杯敗退のマイナスイメージをぬぐい去るために、勝点3は譲れない。
中盤での攻守の切り替え、ゴール前の守備。局面の我慢比べが勝敗を左右する。
以上
2009.10.16 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)