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【J1:第29節 磐田 vs 鹿島】プレビュー:かつての『クラシコ』の熱さが再現される期待も十分。磐田イレブンは、鹿島を上回る勝利への執念をホームで見せられるか(09.10.17)

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10月17日(土)J1 第29節 磐田 vs 鹿島(19:00KICK OFF/ヤマハ
スカパー!生中継 Ch180 18:50〜(解説:桑原隆、実況:岡村久則、プレーヤー解説:名波浩、リポーター:荒木麻里子)
勝敗予想ゲーム | 皆の投稿で作るスタジアム情報
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リーグ戦上位クラブ 直近3節の試合結果と次節対戦相手
第26節第27節第28節第29節第30節
鹿島●1-2 横浜FM●1-4 名古屋●0-1 新潟磐田千葉
※J1リーグ戦は賞金が授与される上位7位以内に位置するクラブの試合結果および次節対戦相手を掲載しています。
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 前節で柏を破り、残留への不安が軽減された磐田。現在は11勝5分12敗の10位で、ここからは年初に掲げた「10位以内」を最低限の目標としながら、残り6試合でどれだけ来季につながる中身のあるサッカーができるかという勝負になってくる。
 そんな状況でホームに迎えるのが、もっとも苦手とする鹿島(03年以来勝利がない)。その鹿島は、チームワースト記録のリーグ戦5連敗で、ついに前節で首位の座を清水に明け渡したが、徐々に復活への光明を見出しかけているところ。10月7日には、悪天候で延期されていた25節・川崎F戦の21分間(ロスタイム5分間を含む)を戦い、1点を追い上げながらも結果は2-3の敗戦に終わった。だが、試合内容に関しては大きな手応えをつかんだ。当然、ここで相性の良い磐田からリーグ戦6試合ぶりの勝利をつかみ、チームの勢いを取り戻したいという思いは非常に強い。
 もちろん、このところ手応えのある戦いが続いている磐田としても、絶対にホームで6年ぶりに鹿島を倒し、チームの自信を深めたい一戦。どちらも勝点3を取ることしか考えていないため、かつて「日本のクラシコ」と呼ばれた黄金カードの熱さが再現されることも、大いに期待したいゲームだ。

 現在の磐田は、前述のように内容は良くなってきているが、ケガ人が増えてしまったのは痛いところ。とくに左サイドは、金沢浄が天皇杯2回戦で左足を痛め、山本脩斗も復帰できておらず、村井慎二は左膝に痛みがあって出場微妙という状況。そのため、左サイドバックには犬塚友輔が久しぶりの先発となる見込みで、村井が出られない場合は、山本康裕が左MFに入ることになるだろう(その場合はボランチに成岡翔)。
 ただ、ボランチ・岡田隆のハードワークもあって、守備の組織はかなり安定してきているので、守備に関してはある程度計算が立つはずだ。また攻撃面では、現在15点で得点ランクのトップに立つ前田遼一と、調子を上げてきたイ・グノの2トップは非常に頼りになる存在。前節・柏戦は「前半は、非常に動き出しも良くてボールも動いて自分たちのリズムでゲームを運ぶことができていた」と柳下正明監督は振り返ったが、それを立ち上がりから再現することが、磐田にとって非常に重要になる。それができれば、鹿島が相手でも、決定力の高い2トップに何度かゴールチャンスを供給できるはずだ。

 一方、鹿島のほうは、興梠慎三が出場停止で、ルーキー大迫勇也の出番がありそうだが、その他ではいつものベストメンバーが揃う見込み。10月7日の21分間では、勢いのある攻撃や攻守にわたるハードワークができ、「気持ちの入ったプレーをすることができた。それを続けていけば結果はついてくると思う」(曽ヶ端準)と選手たちも。それを継続できれば、強い鹿島が戻ってくる可能性も十分にある。少なくとも磐田としては、5連敗中の相手という意識を持ってしまうことは禁物だ。
 また、磐田が鹿島と戦うとき、つねに大きなポイントになるのは、カウンターとセットプレー。内容的には互角の戦いをして、同点のまま試合が進んで行ったとしても、最後のところでカウンターやセットプレーから失点して、鹿島に勝点3をさらわれてしまう。そんな悔しさを、これまでイヤと言うほど磐田は味わわされている。今度の試合でも、そのパターンには大いに注意したいところだ。
 ただ、今は以前とは違い、鹿島がポゼッションして、磐田がカウンターを狙うという時間帯も多くなるかもしれない。そうしてお互いに相手のスキをうかがう展開になれば、ストライカーの調子という意味では磐田が上回っているので、大いに勝機はある。したがって、鹿島に主導権を握られたときに、磐田がどれだけ反撃の余力を残しながら守れるかという部分にも注目したい。

 どちらのチームも、勝てば非常に大きなものを手にするゲーム。そこで磐田の選手たちが、鹿島に負けない勝利への執着心を見せられるかどうか。磐田サポーターにとっても、本当に楽しみな大一番だ。

以上
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