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【J2日記】岡山:女性トレーナー・芦田梨恵さんは、「上から3番目の姉ちゃん」(09.10.15)

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(C)尾原千明

トレーナーの芦田梨恵さんと9月復活の木村允彦選手、10月復活の小野雄平選手(右端)

(C)尾原千明

練習中も選手のケガに備え、コンディションを把握します

(C)尾原千明

、「上から3番目の姉ちゃん」こと芦田トレーナーは、トレーナー陣唯一の女性スタッフ

ファジアーノ岡山には現在、3人のトレーナーがいます。選手のフィジカル面をケアするトレーナーですが、実際のところ、食事など生活に関することまで含めて、選手が「困った時に頼るべき存在」であり、怪我をしにくい身体の使い方までフォローするのが、現在のトレーナーの仕事です。

岡山のトップトレーナーのひとり、芦田梨恵さんに、その仕事内容についてうかがいました。一日の流れとしては、練習日にはGM、監督、コーチ、マネージャーとともに、練習開始1時間前にスタッフミーティングを行い、選手がやって来ると、テーピングをしたり、ストレッチを手伝ったり、といった練習の準備をします。練習中は、球拾いをしながら選手の動きを見て、パフォーマンスがしっかり出ているかを観察。また接触があった場合に備え、状況確認のためにも、必ず一人はピッチサイドにつきます。練習後は、筋肉をほぐすマッサージなど、選手のケアを行います。もう一人のトップトレーナー・冨崎裕一さん、セカンドトレーナーの木下広輝さん、それぞれ得意分野があるので、選手は具合に合わせてお願いするトレーナーを選ぶそうです。すべてが終わるのが、練習終了から2〜3時間後。朝9時からの練習の日は、8時から16時過ぎまでがおもな勤務時間となります。リハビリ中の選手には、独自のプログラムを作成し、セルフケアの仕方を教えます。また、「試合前には何食べたらいい?」とか、「ちょっと体重落としたい」という選手には、食生活のアドバイスも行います。ちなみに芦田さんが、いつも斜めがけしている小さなバッグには、メモ帳、テーピング、はさみなどが入っています。

芦田さんは、ファジアーノ岡山が設立された2003年、チームのトレーナーに就きました。現在も勤務する治療院の院長先生の強い勧めで「最初はしぶしぶ…」始めたそうです。というのも、当時は天満屋陸上部(オリンピック選手を数多く輩出)や、自らプレーしていたバレーボールや女子バスケットボールの選手を診ていて、サッカー選手をケアするのは初めて。サッカーについては、「オフサイド? ボランチって何?」という程度の知識だったからだそうです。今では、全員が30歳以下という岡山の選手の中で、年齢的には3番目に年上の芦田さんは、チームの「上から3番目の姉ちゃん」的存在です。

「女性が一人だけという環境で不便なことはありますか」という問いには、アウェイでの試合の時、スーツで帰るのに着替える場所がないことだけ、という答えでした。今季開幕前に負傷し、第37節で念願の復帰を遂げたセンターバック・木村允彦選手は、芦田さんについて「リハビリメニューをやっていた時、いっつもマンツーマンで、めっちゃ厳しいんですよ」と、話してくれました。「まぁ、厳しい中にも優しさはあるんですけど」と、付け足しておられましたが。
写真は、芦田さんと9月復活の木村選手、10月復活の小野雄平選手(右端)です。「試合の日は妙におしゃれするよね」とか、話してます。

以上

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2009.10.15 Reported by 尾原千明
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