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【第89回天皇杯2回戦 ソニー vs 大宮】プレビュー:鍵は前半にあり!大宮がソニー仙台相手にJ1の維持を見せるか?(09.10.11)

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10月11日(日)第89回天皇杯2回戦 ソニー vs 大宮(13:00KICK OFF/秋田陸)
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J1リーグ戦では苦戦する大宮。好ゲームを見せたかと思えば、前節G大阪戦のようにあっけない大敗を喫したりと、結局のところほぼ”定位置”の14位に位置している。だが、今週の試合は天皇杯だ。「権威のある大会だし、優勝すればシーズン当初目標にしていたACL出場も可能」と張外龍監督はじめ、チームは一丸となって意気込みを見せている。対する相手はJ1からみれば2カテゴリー下のJFLを戦うソニー仙台。そのJFLで2位につけているとはいえ、大宮にとっては絶対に負けてはいけない相手だ。ここはしっかりと勝利を収め、佳境を迎えるリーグ戦いつなげたい、そんな一戦だ。

大宮の選手たちが口々に言うのは「前半で勝負を決めたい」ということ。その理由は大きく分けると二つある。ひとつは「前半に力の差を見せつけてしまって戦意喪失させたい」(市川雅彦)というメンタル的なもの。そしてもうひとつは現実的なものだ。「こっちのほうが格上であることは間違いないが、だからこそ相手は必死でくる。仮に先に点を取られると、その次は死に物狂いで引いて守るはず。うちのチームは引いて守られたら、これまで崩せずにいるから厳しくなる」(橋本早十)というものだ。攻めに出てくるチームに対してはスペースを突き、崩すこともできるが前に出てこないチームに対しては攻めの形を発揮しきれないのが今季の大宮だ。前線二人がいかにディフェンダーのウラを取るかを求めているだけに、やはり先制し、そして早い時間帯に勝負を決めておきたいものだ。

メンバー構成は、リーグ戦とは大幅には変わらない。「中3日の試合というのでもなく、通常のリーグ戦と変わらないスケジュールだから」というのがその理由。ただ負傷気味の藤本主税、石原直樹に代わりドゥドゥと市川雅彦が先発の座をつかむことになりそうだ。
昨季Kリーグ得点王だったドゥドゥは来日して以来リーグ戦では一度しか先発がない。だが「試合に出ても出なくてもチームに貢献する」と言い切り、常に明るく前向きにトレーニングに向かう姿には頭が下がる。また、市川雅彦も、今季はつらい思いをした。張監督の目指すサッカーにフィットを見せ、前線での高い貢献度を見せるフォワードとして開花も間近に思えた第5節G大阪戦で、右第五中足骨を骨折。3ヶ月は完全に離脱せざるをえなくなった。「リーグ戦でのスタメンを奪い返すのにはちょうど良いチャンス」と捉えている。実戦復帰時には若干重たげだったフォルムも、いまやシャープに。研ぎ澄まされた迫力のドリブル、そしてシュートに期待したい。

 一方のソニー仙台だが、現在はJFLで2位につける。9月末は宮城県代表として、国体で2連戦という、ハードスケジュールもこなしたが、今月に入っては通常のスケジュールに戻っている。大宮の選手たちが警戒するように、クラブとしてはJ1との対戦は11年ぶりとのこともありの一戦にかける意気込みは相当に強い。選手のみならず田端秀規監督自ら「ジャイアントキリングを目指したい」とコメントしているほど。高い位置からのハードなプレスと、ワイドを使った攻撃が特徴とするサッカーで、思い切り大宮に挑んでくるはずだ。大宮にとってはやりにくい相手、難しい試合であることは間違いないが、格を見せ付けたい。

 この一戦が終われば大宮は、川崎F、浦和と上位陣との対決が待っている。厳しい残留争いを勝ち抜くためには上位にも勝利を積み重ねることが必要。このソニー仙台戦は天皇杯の一試合としてももちろん重要だが、リーグ戦につなげるためにも大宮にとって意味の小さくない一戦となる。

以上
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