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【第89回天皇杯2回戦 奈良C vs 新潟】プレビュー:リーグ戦好調の勢いで臨む新潟。売り出し中のMF三門雄大が『3連勝』に導く。(09.10.11)

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10月11日(日)第89回天皇杯2回戦 奈良C vs 新潟(13:00KICK OFF/福井)
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新潟は現在、リーグ戦で広島、鹿島を破って2連勝中。上り調子のまま臨む奈良クラブとの天皇杯初戦は、結果はもちろん、内容も問われる。キーマンはルーキーのMF三門雄大だ。第27節広島戦でリーグ戦デビューを果たしてフル出場。続く鹿島戦もスタメン出場し、豊富な運動量で連勝に貢献した。天皇杯でも勢いを持続して『3連勝』を狙う。

相手がどこでも関係ない。今は少しでも多くピッチに立ってアピールすることが第一。「天皇杯では、出場したらJ1の力を見せられるような試合をしたい」。三門は力強く言った。関西リーグの奈良クラブが相手。鈴木淳監督は「力がある選手を出場させる」と言うだけに、ここで出場を勝ち取れば、指揮官の信頼を得た裏付けにもなる。

新潟の練習は午前、午後の2回練習が基本。午前中は全体でメニューをこなし、午後は通常、若手や試合出場の少ない選手が中心になる。三門は広島、鹿島と2戦連続スタメンで広島戦はフル出場し、鹿島戦は78分。ここ2試合はレギュラー級のプレータイムを記録した。それでも今週は午後の練習にも参加し、たっぷりと汗を流した。「2部練習をしたかったので、良かったです。体を動かして、ちょっと疲労があるくらいの方が集中できる」。充実したメンタルに、肉体の疲労が悪影響を与えることはない。

実際、プレー内容も良い。広島、鹿島戦ともにボランチで出場。パスを出した後、すぐにサイド、中央に走り、攻撃に厚みを加えるなど積極的に前線に絡みんだ。守備に回った時にも1対1の粘り強さを見せた。コンビを組む本間勲とのバランスをうまく取った。「戸惑ったりすると、先輩たちがすぐに指示をしてくれる。だから、まずは思い切ってやることを心がけています」。自分のフレッシュさを認めてくれる周囲の気配りに感謝しながら、実力を発揮した。

同時にJ1の厳しさも肌で味わった。鹿島戦、安易に出したパスをカットされてピンチを招いた。ディフェンスで簡単に飛び込んで交わされたシーンも。「ちょっとしたミスがすぐにピンチになる」。この天皇杯は、持ち味を発揮し、課題を修正して見せる場。成長の度合いが試される。

流通経済大学でキャプテンを務め、昨年の関東大学リーグ1部でMVPを獲得。期待の即戦力として、鳴り物入りで新潟に。だが、開幕前のキャンプで故障すると、その後も回復しては、また故障の繰り返し。ここまでナビスコカップの広島戦で途中出場が1試合あるが、リーグ戦はベンチ登録5試合だけだった。

「プロは甘くないです。焦らずに力をつけることが大切」。故障が癒え、不安なく練習に取り組み、現実に謙虚に向き合った。その成果が、上位争いの最中のリーグ戦デビューにつながった。

天皇杯は「あまりいい思い出はない」と苦笑い。大学3、4年時に出場したがJリーグ勢と対戦する前に敗退した。今度は挑戦を受ける立場だが、「一発勝負。集中して戦う」と気の緩みはない。自身とチームの公式戦3連勝がかかった一戦を、今後につなげる。

以上

2009.10.10 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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