10月11日（日）第89回天皇杯2回戦 Ｃ大阪 vs 福島Ｕ（13:00KICK OFF/長居）
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☆天皇杯特集
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福島ユナイテッドFCは福島県からJリーグを目指しているチーム。キャプテンは元JリーガーのDF時崎悠（ベルマーレ平塚/湘南→水戸）で、東北社会人リーグ1部でも1位を走っている。その他の選手には天皇杯1回戦でも2得点を挙げたFW村瀬和隆（神戸→Mioびわこ草津）を始め元Jリーガーが所属する。

1回戦では2点を尚美学園大学に先制されるも、村瀬の活躍も光り、同点に追いつき3-3と90分では決着がつかず延長、そしてPK戦にまでもつれ込む。PK戦では「PK戦が得意なので、楽しく止めることができた」と振り返るGK内藤友康（名古屋→福岡→山形）の好セーブで3-1と2回戦への進出を決めた。Jリーグを目指す福島ユナイテッドFCにとって2回戦の相手、Ｃ大阪は自分たちの力を試すには申し分ない相手である。

さてＣ大阪は、Jリーグ参入直前の74回、そして参入後の第81、83回の3大会で準優勝している。今大会こそ、J1昇格とともに天皇杯優勝という花を添え、2010年のシーズンに弾みをつけたい。2009年のＣ大阪は名将レヴィー・クルピ監督のもとJ1復帰を至上命令に掲げた戦いを続けている。J2第3クールのシーズン終盤に差し掛かっているも、第2クールの苦しい時期を乗り越えチームは一つにまとまり、選手層の厚さと個人技＋組織力で現在J2リーグ戦も首位を走っている。

J2の現在得点ランキングトップを走るMF香川真司や、今季1試合4得点も達成したスピードあるドリブルが魅力のMF乾貴士と、ブラジル人FWカイオやFW小松塁からなる3トップはJ2屈指。チームの心とともに中盤と守備陣を上手くまとめているのがキャプテンのDF羽田憲司、市立船橋高校から鹿島を経てＣ大阪へ！各年代代表のキャプテンを務めてきた苦労人が今年は本気でチームと向き合っている。日頃から個性豊かな選手や若い選手達に温かくそれでいて冷静に言葉掛けをしている姿こそが、チーム一丸＋今のチーム成績を生んでいるのであろう。

まずは天皇杯初陣の福島ユナイテッドFC戦を制したい。横浜FMから今季完全移籍をしてＣ大阪で日本代表にも選ばれた乾は「天皇杯での横浜FM戦は自分の中では楽しみにしていますよ！その前にまずは足元をすくわれないように、気を抜かず初戦を勝ってからですけれど」と、気持ちを引き締めている。

J2で一番乗っている『セレッソ大阪』と天皇杯ならではのカテゴリーの違う地域リーグからの参戦『福島ユナイテッドFC』の対戦は10月11日長居スタジアムで13：00キックオフ！元Jリーガー達の奮起にも期待したい！

以上