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【J2:第44節 岡山 vs 栃木】レポート:岡田佑樹の2試合連続ゴールを守って栃木が勝利! 岡山との順位入れ替えに成功する(09.10.08)

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10月7日(水) 2009 J2リーグ戦 第44節
岡山 0 - 1 栃木 (19:03/とりスタ/615人)
得点者:28' 岡田佑樹(栃木)
スカパー!再放送 Ch185 10/8(木)20:30〜(解説:野村雅之、実況:川崎祐一、リポーター:守口香織)
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16位・岡山と17位・栃木が直接ぶつかり合ったこのゲーム、前半16分に退場者を出した栃木が1点を守って勝ち、順位を入れ替えた。岡山にとっては、数的有利にかえって足をとられてしまったゲームだった。

「スリッピーなピッチだから、積極的に打っていこう」と試合前、岡山の選手は話していたらしい。台風18号の影響で、暴風雨圏内にあったスタジアム。スタートから、岡山が追いつけずに終わる90分まで、絶え間なく小雨が降りしきっていた。普段からミドルレンジからのシュートの多い岡山で、早い時間に青木孝太が右サイドから放ったミドルシュートは意表を突く、いいシュートだった。これは惜しくもゴールバーに当たってしまったが。

栃木は、河原和寿を起点に、入江利和のオーバーラップを誘う左サイドの攻撃をはじめ、サイドを変えたり、中で通したりと、戦略的な連係でゴールに迫っていた。広い範囲に顔を出すレオナルドがボールを奪い、タメる、といった精力的な攻守の動きが目立った。

ゲームが動いたのは前半16分。崔根植が2枚目のイエローカードをもらって退場になると、松田浩監督は、「レオナルド、河原、岡田佑樹の3人が4つのポジションをやるのは非常にたいへんなので、代えようと思っていたんですが、思ったよりも『もった』。得点のチャンスも作れていて、代えるには惜しいと思った」と話す。確かにレオナルドの1トップに、中盤4枚、最終ライン4枚の栃木は、自陣で引いて守らざるを得ない状況ながら、カウンターから選手の素早い戻りでチャンスを作り、ついに28分、入江、河原、本橋卓巳、岡田とつないだボールを、レオナルドが岡山のDFを引き付けて落とし、そこに岡田が合わせてゴール。

これで今季3得点目、2試合連続ゴールを決めた岡田の運動量、活動量に対する松田監督の「出し惜しみしない」という言葉は印象的だった。相手の背後に出たり、攪乱させるような彼の動きが、「まあ無駄なフリーランニングの時もあるんですけど」とは付け加えられたが、効果的な無駄な動きだけとなる日は近いだろう。栃木のレオナルド、岡田に比べると、この日の岡山のトップ・三木良太とサイドハーフ・武田英明の存在は、消えていたように思える。

ひとり人数が減ることで、気持ちがまとまり、集中力が高まることは多いが、終盤の岡山の攻撃を凌いだ栃木には、不利を優位に変える、気持ち以上の技術と戦略があった。数的有利を生かせなかった岡山に欠けていたのは、突破力と積極的に動いて出る姿勢だ。終了間際には、4試合ぶりにスタメン出場したセンターバック大島翼が前線に張ったが、見せ場は生まれなかった。

この日、ゲームが行われたのは、サッカー専用スタジアム。ピッチ周りにトラックがない分、岡山の選手が最後まで踏ん張る顔も見えていた。岡山・鳥取間の山を越え、暴風警報の道を往復約6時間かけて応援に出かけたサポーターは、岡山が今季、このまま終わることがないと信じている。

以上


2009.10.08 Reported by 尾原千明
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