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【J2:第44節 福岡 vs 富山】プレビュー:まだシーズンは終わらない。サポーターのために、チームのために、そして自分のために勝利を目指せ!(09.10.06)

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10月7日(水)J2 第44節 福岡 vs 富山(19:00KICK OFF/レベスタ
スカパー!生中継 Ch179 18:50〜(解説:サカクラゲン、実況:南鉄平、リポーター:森田みき)
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第43節のC大阪戦。アウェイ側ゴール裏にはいつものように福岡サポーターがいた。8,553人が集まった大阪長居スタジアムの中では、その数はわずかだったかもしれない。けれど、彼(彼女)らが送る声援は、誰よりも大きく、誰よりも力強く選手の背中を後押しした。その声援を力に変えてゴールを死守した六反勇治は話す。
「昇格がなくなった状態でも、ああやってサポーターの方たちが応援に来てくれる。今日はアウェイのナイトゲームで時間的にもきついのに、たくさんの人たちが来てくれた。その気持ちに応えなければいけないと思う」
そのためにやるべきことは目の前の試合に全力を尽くし、勝利を挙げること。それは今までも、そしてこれからも変わらない。

さて、第24節の東京V戦で布陣を4−2−3−1に変更し、守備に重点を置いた戦い方を志向してきた福岡だが、ここへきて、ようやくその成果が表れ始めている。前半を無失点で折り返したのは第33節以降10試合連続。最近の5試合では1失点しか喫しておらず、後半に崩れるという課題も解消されたように見える。「守備の部分についてはチームとしても良くなっている実感がある。前線から、中盤まで、全員が守備意識を高めてやってくれているので守れている」と丹羽大輝は話す。

その一方で、ここ5試合での得点は3。攻撃面では依然として課題を抱えている。奪ったボールを大きく蹴り返して簡単に失うことが多く、守から攻への切り替えのスピードが上がらずに前線の選手をサポートできない場面も目立つ。田中佑昌のスピードや、大久保哲哉がフィニィッシュの場面に顔を出すことが増えてきたことなど、好材料はあるだけに、守備的に戦うことをベースにしながらも、それを活かす方法を見出す必要がある。C大阪戦後のトレーニングでは、積極的に前を向くこと、ボールを奪った後のスピードアップをテーマにして取り組んでいるが、ゲームの中で具体的な変化を見せられるかに注目が集まる。

そんな福岡が迎える相手は富山。J参戦初年度ながら、現在10位と健闘しているチームだ。第3クールに入ってからは2勝1分6敗と苦しい戦いが続いているが、前節の仙台戦では2−3で敗れたものの紙一重の試合を展開。敵将の手倉森誠監督(仙台)に「正直しんどい試合。やり終えて感じたのは富山の成長だった。手こずったなと感じる」と言わしめた内容は、チームが再び上昇傾向にあることを物語っていると言っていいだろう。

持ち味はハードワークと組織力。特に、その特長は守備において顕著で、47失点はJ2では6番目の成績。引いて守るのではなく、高い位置からの素早いプレスでいち早く相手のプレーを制限し、それに連動して2人、3人と相手を囲い込んでボールを奪っていく。チャレンジ&カバーの関係が徹底されており、その守備網を抜けるのは容易ではない。
攻撃はポゼッションが基本。人とボールを動かしながらゴールを目指すのがスタイルで、楔のボールを受けにくる動き、そこへ的確に打ち込む積極性、サポートの動き、スペースへ飛び出す動きなど、守備同様に連動性は高い。42得点は数字の上では見劣りがするものの、逆転勝ちは5試合を数え、総得点の6割近くを60分以降に記録するなど、決して攻撃力がないわけではない。福岡にとっては難しい相手と言える。

それでも、富山を迎える福岡の戦い方はこれまでと変わらない。まずはいつものように守備意識を高めて試合に入り、前半を無失点で折り返すことが最低条件。その上で、富山のプレッシャーをどうかわすかがポイントになる。現時点での組織力を比較すれば富山に分があるのは否めず、その中で福岡に求められているのは、シンプルにプレーするところと、しっかりとつなぐところのメリハリをつけること。その使い分けで勝負の行方が決まる。謙虚に、しかし恐れず、自分たちのプレーをぶつけることが必要だ。

そして、3試合ぶりのホームゲームを迎えるに当たって、城後寿は話す。
「チームは徐々に良くなってきているが、それが最初から出来なかったのは実力だと思う。しっかりとそれを受け止めて、最初にできなかったことをぶつけて成長につながるゲームがしたい。ホームゲームも残り少ないので、全力で戦って、足を運んでくれるサポーター、お客さんに勝利をプレゼントしたい」
レベルファイブスタジアムに足を運ぶサポーターも、博多の森の夜空に勝利の雄たけびが響くことを望んでいる。

以上

2009.10.06 Reported by 中倉一志
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