10月7日(水)J2 第44節 愛媛 vs 熊本(19:00KICK OFF/ニンスタ)
スカパー!生中継 Ch173 18:50〜(解説:大西貴、実況:堀本直克、リポーター:重橋秀香)
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前節のアウェイ・栃木戦で5試合ぶりのゴールを奪った愛媛は、バルバリッチ体制で初の勝点を獲得。「選手の努力や気持ちに文句はない。負けるよりも選手にいい影響を与えるだろうし、勝点に関してはポジティブに考える必要がある」と、就任4試合目でようやくつかんだ勝点にバルバリッチ監督も一定の評価を与えた。ただ、5試合ぶりのゴールは奪ったものの、それはセットプレーから生まれたもの。流れの中では目指すようにコンパクトな形を作れず、「ポジショニングの部分や各ラインの協力という点は足りなかった」とバルバリッチ監督も課題を示した。
各ラインをコンパクトに保つことや、その協力といった部分を攻撃で言えば、初先発となったドドが孤立してしまう場面も目立ったし、バルバリッチ監督の目指す2列目からの飛び出しも少なかった。「常に適切な距離を保つことが必要だし、集中力や的確な判断も必要」とバルバリッチ監督は語るが、その点は今節対戦する熊本に分がある。熊本は前節の札幌戦こそゴールを奪えなかったが、距離感に関して言えば2トップの藤田俊哉と木島良輔の関係でPKを含む3度の決定機を生み出している。さらに2列目からは宇留野純や西弘則がドリブルでしかけられるし、前回の対戦(8/5第32節@高知)で2得点を決められた吉井孝輔もゴール前に飛び出してくる。チャンスとみればゴール前に人数をかける、攻撃の成熟度が高いチームだ。
次に各ラインの協力という部分を愛媛の守備に関して言えば、「最終ラインと中盤の間を空けて持たれるとピンチになる。そこはしつこく言わなければならない」とバルバリッチ監督が指摘するように、愛媛はバイタルエリアでの守備にも課題を残す。結果的に栃木戦で失った点は、フリーでミドルシュートを打たせてしまったこと。ラインが下がりすぎてしまった時にスペースを与え、相手に攻撃を組み立てられてしまっている。
そのラインコントロールの部分では、今週、怪我から復帰した金守智哉が元気な姿を見せ、「ラインを上げて守備ができれば監督が目指す部分も出てくると思う」とスタメン復帰に意欲を見せていた。熊本戦はキャプテン三上卓哉が出場停止となるだけに、リーダーとなれる金守が復帰する可能性も高い。「出してもらえたらコーチングやバランスを取る部分でアピールしたい」と抱負を語ってくれたが、初勝利を目指しバルバリッチ監督がどういう布陣でどういう選手を起用するのか、毎試合変化する愛媛の布陣・スタメンには今節も注目したい。
目下のところ、愛媛が15位で、その1つ上に位置する熊本。その勝点差はわずか2だ。13位の福岡も勝点差8とそう遠くない存在で、両チームにとっては残りのシーズンで1つでも順位を上げていくために勝たなければならない一戦。対戦成績では愛媛が4試合、熊本から勝利を奪えていないが、バルバリッチ監督のためにも、そして声援を送り続けてくれるサポーターのためにも、愛媛は勝点3が欲しいホームゲームの一戦だ。
以上
2009.10.06 Reported by 近藤義博
J’s GOALニュース
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