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【J1:第28節 G大阪 vs 大宮】レポート:逆転勝利で大宮を下したG大阪。上位2チームとの勝点差は、いよいよ『1』に。(09.10.05)

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10月4日(日) 2009 J1リーグ戦 第28節
G大阪 4 - 1 大宮 (15:05/万博/17,758人)
得点者:25' 冨田大介(大宮)、51' ペドロジュニオール(G大阪)、52' 橋本英郎(G大阪)、78' 山口智(G大阪)、88' 山崎雅人(G大阪)
スカパー!再放送 Ch183 10/6(火)23:00〜(解説:金田喜稔、実況:土井敏之、リポーター:金山泉)
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25分。オフサイドトラップに失敗し、大宮のDF冨田大介にセットプレーから先制点を許した際は、G大阪イレブンの頭に、アウェイでの前回対戦がよぎったことだろう。ポゼッションをとり、攻勢を進めながらも先手をとられ、ビハインドを追いかけようと前がかりになる中で更に失点を重ねた、第5節のNACK5での、あの試合を。それもあってのことだろう。後半に入る前、イレブンたちは再び気持ちを合せた上でピッチに向かう。
「後半は焦らずにいこうということを言っていました。リズムは決して悪くはなかったので、相手のカウンターはしっかり意識して、攻守のバランスを崩さないようにしながらチャンスを作ることを心掛けた(DF加地亮)」

特に前半、先制を許してからは「前半ああいう形で失点し、前線の選手も攻めなきゃという意識が強すぎたこともあってか、後ろから見ていても、急ぎ過ぎるあまりにリズムを作れていなかった(DF中澤聡太)」という反省もあり、ゴールに向かう姿勢は前半同様に持ちながらも、それが大宮のカウンターに繋がることのないよう、更にゴールを奪われることのないよう注意しながら、攻守にバランスを崩さずに試合を運んで行く。実際、無闇にラインを高く保ち過ぎなかったのはその証拠。そんな中、G大阪のカウンターがはまったのは51分のことだった。DFラインのDF中澤から右サイドのスペースに出たボールをMF二川孝広が絶妙のトラップから、前線のスペースへボールを流し込むと、走り込んだのはケガから復帰し、3試合ぶりの先発出場を飾ったFWペドロジュニオール。大宮GKと1対1になる中、落ち着いて右足で“移籍後初ゴール”を決め同点とする。更にその直後の52分には左サイドのFWルーカスからMF二川と繋ぎ、中央につめていたMF橋本英郎へ。放ったシュートは一度は相手DFに当たったものの、そのこぼれ球を自ら泥臭く決めてあっという間に逆転に成功する。

対する大宮は、幸先よく先制こそしたものの、後はどちらかと言えば防戦一方の展開。前半こそ攻撃の要であるFWラファエルも何回か、前を向いてボールを持つことが出来ていたが、後半はG大阪の中盤におけるマーク、プレッシャーがよりきつくなったこともあり、殆ど仕事をさせてもらえない。しかも、後半立ち上がりの大事な時間帯に立続けに失点し、逆転を許したことによる選手の落胆は明らかだった。運動量も上がっていかず、中盤もいいようにG大阪にボールを通されるなど、逆転に成功し“押せ押せムード”になったG大阪に完全に試合を支配されてしまう。

そんな大宮にトドメを指したのは、78分。右コーナーキックからG大阪のDF山口智がヘディングで奪った3点目。これで完全に大宮の息の根を止めると、FW播戸竜二、MF安田理大、FW山崎雅人と、フレッシュな顔ぶれがピッチに立ってからもG大阪の勢いは止まらず。88分にはMF遠藤保仁から左サイドのMF安田と繋ぎ、そのMF安田の果敢なドリブル突破、グラウンダーのクロスを中央につめたFW山崎雅人が右足で押し込んで、4-1。交代でピッチに立ったメンバーも結果を残し、全員で勝点3を手に。

先制されながらの逆転劇、この終盤の厳しい争いの中で『4ゴール』を奪った攻撃力、更には交代でピッチに立った選手も結果を残しての勝利、とチーム全員が『勝利』に向かって一丸となる中で示した『ガンバパワー』は、上位2チームと勝点差1に迫ったという数字以上に、『タイトル』の可能性の高まりを感じさせるものだった。

以上

2009.10.05 Reported by 高村美砂
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