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【J1:第28節 鹿島 vs 新潟】プレビュー:前節惨敗した鹿島は敢えてメンバーを変えずに、4-4-2が機能し始めた新潟を迎え撃つ。どちらが先にゴールを奪えるか。(09.10.04)

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10月4日(日)J1 第28節 鹿島 vs 新潟(16:00KICK OFF/カシマ
スカパー!生中継 Ch180 15:50〜(解説:柱谷幸一、実況:下田恒幸、リポーター:高城光代)
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前節、名古屋に対してあまりにもショッキングな敗戦を喫した鹿島アントラーズ。ホームで1-4という大差をつけられただけでなく、ミスにミスを重ねる信じられないような内容の試合だった。その試合から1週間、オリヴェイラ監督がどういう布陣で臨むのか注目が集まるなか迎える新潟戦。どうやら伊野波雅彦がポジションに戻るだけで、大きな変化はなさそうだ。
「グランパス戦では、相手が空中戦を仕掛けてくるということで大岩選手を起用した。アルビレックスはスピードに特徴を持つチーム。だから伊野波選手を起用するつもりだ」
試合前日の記者会見でオリヴェイラ監督も明言した。

敗戦直後はさすがに重たい空気が流れていたチームも、日が経つにつれ軽やかなものに変わっていった。選手たちも、あの惨敗から逃げるのではなく、しっかりと受け止めている様子。「絶対にああいう試合をしてはいけない」というキャプテンの小笠原満男を中心に、普段よりも饒舌なくらいだった。それには、チーム関係者も「ロッカーの雰囲気が良い」と言うほど。お互いを信じることで、鹿島らしさを取り戻したいところだ。

対する新潟は、ペドロ・ジュニオールがG大阪に移籍し、4-3-3から4-4-2に布陣の変更を余儀なくされたが、バランスの良さはむしろ向上した。大島秀夫を起点にした攻撃は健在で、矢野貴章とのコンビネーションも冴えている。左サイドからはMFの松下年宏だけでなく、サイドバックのジウトンもゴール前まで飛び出してくる。

攻守の切り替えの速さが鍵を握ることを見越して、今週の鹿島は奪われたあとのプレスのかけ方を確認していた。そこで相手の選択肢を狭め相手の自由を奪うことができれば、相手に攻撃を許すことなくポゼッションを高めてゲームをコントロールすることができる。練習では「オレが手本になればいい」と言っていた小笠原が、率先してルーズボールに飛び込んでいく姿が何度も見られた。

この試合に敗れれば鹿島は第11節以来守ってきた首位の座を明け渡す可能性もある。10月7日に予定されている川崎Fとの再開試合も1-3からのリスタートなだけに、今節こそ勝利して勢いをつけたいところだ。
「このクラブは負けることが許されない。全員が勝ちにこだわって、勝利への貪欲さを持っている。悪い部分を乗り越えるためには勝つこと。勝つことで自信も高まっていくと思う」
オリヴェイラ監督は勝つことこそ最良の薬になると踏んでいた。

どちらも先制点を取られると脆さを見せるチーム同士なだけに、いつも以上に先制点の行方が鍵を握ることになるだろう。

以上

2009.10.03 Reported by 田中滋
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