10月4日(日)J1 第28節 名古屋 vs F東京(16:00KICK OFF/瑞穂陸)
スカパー!生中継 Ch308 15:55〜(解説:川本治、実況:西岡明彦)
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今季の名古屋にとって、F東京との対戦は苦々しい記憶しかない。初戦となったアウェイでのリーグ17節では0-3の完敗。その3日後に再びアウェイで行われたヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦では、まさかの1-5という惨敗を喫した。ホームでの第2戦では2-1で勝利したものの、第1戦のスコア差からか双方メンバーを落として戦っていた。結局名古屋はヤマザキナビスコカップで決勝トーナメント初戦敗退。戦績でいえば1勝2敗だが、これでは3敗しているようなものである。アウェイ合計8失点という屈辱を晴らすためにも、ホームでの再戦は必勝の意味合いが強くなっていることだろう。
AFCチャンピオンズリーグとの掛け持ちで、名古屋はこの15日間で5試合をこなす過密ぶり。リーグ27節の鹿島戦でターンオーバーを成功させてはいるものの、主力の疲労は蓄積されているに違いない。水曜日には川崎FとのACL準々決勝第2戦を戦っており、3日間のインターバルでどこまで回復できているかは気がかりのひとつではある。ターンオーバーの可能性も含め、ストイコビッチ監督がどのようなマネジメントをしてくるか注目だ。
リーグ後半戦で不安定な戦いを繰り返してきたF東京も、前節磐田戦での逆転勝利でチームの状態は上向き。久々の日本代表選出となった石川直宏も9月の3試合で2ゴールと再び調子を上げてきている。カボレが移籍したツートップの一角がまだ流動的だが、前節で逆転ゴールを挙げた赤嶺真吾らがおり問題はない。平山相太は今季の名古屋戦2ゴールと相性も良く、今回も前線の核となりそうだ。
ともにキーマンをサイドに配置する両チームの対戦だけに、やはりサイドでの攻防が試合の趨勢を決める。特に大きな比重を占めそうなのが、名古屋の左サイドのマッチアップだ。石川の突破だけでなく、このサイドには日本代表に復帰した徳永悠平のオーバーラップという飛び道具もある。名古屋は左サイドバックの阿部翔平だけでなく、サイドハーフやボランチも加勢した数的優位の守備を展開し、F東京最大の武器を封じ込めたいところだ。
だが、逆に右サイドでは名古屋が攻撃面で優位に立つ。ACL準々決勝の2試合で決定的な仕事をやってのけた小川佳純と田中隼磨は、F東京守備陣にとっては脅威の的。対面の日本代表DF長友佑都は要注意人物だが、攻撃参加した長友の後ろには、小川と田中にとっての“おいしい”スペースが大きく広がっている。左で守り、右で攻める。この日の名古屋の戦いは、やや偏った形で勝負していくことになるかもしれない。
一時は混乱の中にあった名古屋だが、新加入選手の存在とACLの経験でひとつ成長を遂げた印象がある。鬼門であるアウェイの鹿島戦で圧勝し、4年間勝てなかった川崎FにACLで勝ったことはその最たるところ。今度は前半戦で手も足も出なかったF東京を相手に、名古屋がチームの成熟をどれだけ見せつけてくれるか楽しみだ。
以上
2009.10.02 Reported by 今井雄一朗
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