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【J1:第27節 G大阪 vs 川崎F】レポート:G大阪がホームでリベンジ。執念で『勝点3』を手に。(09.09.27)

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9月26日(土) 2009 J1リーグ戦 第27節
G大阪 2 - 1 川崎F (16:03/万博/18,749人)
得点者:16' 遠藤保仁(G大阪)、41' 谷口博之(川崎F)、75' 遠藤保仁(G大阪)
スカパー!再放送 Ch181 9/28(月)19:30〜(解説:川勝良一、実況:寺西裕一、リポーター:竹島麻里子)
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「今日の試合がどれだけ大事かは、言葉にしなくともみんなが分かっていたと思う(DF山口智)」
今季3度目の対戦。しかも過去2回はアウェイでのリーグ戦、ACLのラウンド16といずれも敗戦していることがG大阪イレブンの『川崎F』に対する思いを、熱くしていたことは間違いない。ただ、それ以上に「負けられない」との決意を支えていたのは、このJ1リーグ戦に賭ける思い。鹿島の連敗もあってのことだが、ここにきて一気に迫りつつある上位との差を更に縮めていくためには、「1つも負けられない試合が続く(MF遠藤保仁)」のは明らかで、ましてや同じく上位争いを続ける川崎Fが相手となれば、負ける訳にはいかない。

実際、試合はその胸のうちが、そして冒頭に書いた山口の言葉が見ている側にハッキリと伝わってくるような立ち上がりとなる。
FWルーカスを1トップに据えた4-2-3-1で挑んだG大阪は、重さの感じられる川崎Fを尻目に立ち上がりからぺースを掴む。中でも川崎FのDFラインとボランチの間に生まれたスペースをうまく突いての攻撃は川崎Fを苦しめ、FWルーカスはもちろん、MF遠藤保仁やMF二川孝広、MF佐々木勇人が積極的にアタッキングサードに顔を出しながら、川崎Fゴールに襲い掛かる。「この流れなら先行できると感じていた」とはその序盤の戦いを振り返った西野朗監督の言葉だが、G大阪らしい流れるようなパスワーク、緩急のある攻撃は、確かに先制点を予感させるものだったと言える。

それが現実となったのは16分。MF中澤聡太の絶妙な速さ、強さ、コースで川崎FのDFの間を通されたパスを受けたMF二川が、こちらもまた絶妙のタイミングで前線のスペースへ。受けたMF遠藤も冷静かつ確実に右足でコースを捉え、先制弾をものにする。だが、その先制点を奪って以降、20分を過ぎてからはやや攻撃が停滞。序盤ほどフィニッシュまで行き着く回数も減るなど、ペースダウンをみせる中、逆に41分には川崎FのMF谷口博之に同点弾を許し1-1に。しかも前半終了間際にはMF佐々木勇人が負傷交代になるなど、やや暗雲が立ちこめる中で、前半を折り返す。

その前半終盤の流れのままに後半も序盤は川崎Fペース。前半の反省をもとに、川崎Fが中盤における守備の修正をしてきたこともあっただろう。4-4-2にシステムを変えた中でG大阪が攻撃を仕掛けてもラストパスを通す前に川崎Fにボールを奪われ、カウンターを食らうというシーンが続く。ただ、守備の集中は途切れず。というより、川崎Fの攻撃に対する警戒を強める中で、両サイドがいつもより少し低めにポジションをとり、川崎Fにスペースを与えないといった印象。今季の過去2試合では、MF中村憲剛を起点に、両サイドの裏のスペースをFWジュニーニョら走力のある攻撃陣にうまく使われてしまっていた印象だったが、この日はそうした川崎Fの得意の形を作らせず。「ヨーイドンで走ったら、競り負けるというのは分かっていたので、そうならない守備を心掛けた」と振り返ったDF中澤の言葉通りの守備を展開する。

後半も半ばを過ぎると拮抗した戦いに。互いに集中力の感じられる守備を魅せる中で、共に「こじあけられない」焦れた、展開が続く。そんな中、試合を決めたのはMF遠藤。自らの仕掛けから得たゴール前中央からのフリーキックのチャンスを得ると、「距離があったので、遅いボールでもコースを狙おうと思っていた」との言葉通り、ゴール左上に見事なフリーキックを突き刺す。となると、G大阪の攻撃はヒートアップ。追いつきたい川崎Fの前がかりになった攻撃を、前線を含めた守備でしっかり食い止めつつ、奪ってはカウンターから繰り返し、川崎Fゴールに襲い掛かる。

残念ながらこれらはゴールには結びつかなかったものの、最後まで集中力の感じられる守備力を示す中で、G大阪は是が非でも欲しかった『勝点3』を手に。対する川崎FはACLの戦いから中2日での厳しい戦いを落とす結果となったが「選手は最後までよく走り、ゴールに近づいてくれた。もう少しサイドでしっかりえぐりたかったというのはありますが、最後まで選手はよく戦ってくれたと思います」と関塚監督。
3日後に控える名古屋とのACL準々決勝第2戦に向け、気持ちを切り換えてスタジアムを後にした。

以上

2009.09.27 Reported by 高村美砂
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