9月26日(土) 2009 J1リーグ戦 第27節
大分 0 - 0 柏 (13:05/九石ド/15,274人)
スカパー!再放送 Ch181 9/28(月)12:30〜(解説:増田忠俊、実況:小笠原正典、リポーター:成尾佳代)
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「大事な試合だとみんな分かっている。この2連戦が今季の山場」。試合前の高松大樹の言葉は大げさではなかった。今節の柏戦と次節の山形戦はJ1残留を争うチームとの直接対決。勝てば勝点を詰める最大のチャンスなだけに、勝点3が必須の大一番。一方の柏にとっては、負けなければ同じ勝点差が保てる試合である。そんな両者の思惑が試合に現れた。
柏は序盤からコンパクトにラインを保ってブロックを構築。「まずは大分の攻撃を防ぎ、空いた中盤のスペースを突く」という指揮官の意図を汲む格好で主導権を握り、最終ラインからのフィードを軸に、カウンターでチャンスをつくり出す。14分にアンセウモハモンがGKと1対1に、28分には菅沼実のクロスを田中順也がノーマークでシュートを放ったが、ともに得点には結びつかなかった。勝たなければいけない大分は、精神的プレッシャーがあったのか、パスミスが多く反撃の糸口を掴めなかった。
「ミスを恐れるな。自分たちを信じて100%の力を出し切れ」とポポヴィッチ監督に送りだされた後半は、プレッシャーから開放され、思い切りのよいプレーが随所に見られた。ただ、ゴール前に押し込む展開が続いたものの、リスクを負った攻め上がりを自重する柏に対し、守備陣を崩しきれずシュートには至らない。大分の痛手は、気温29度を越える暑さからか、痙攣による負傷交代で望まぬカードを切らされたことだった。「思い通りの交代ができなかった」。ポポヴィッチ監督は悔しげに話したが、ジョーカーとなり得る前田俊介を投入できなかったのは不運だった。そして試合終了のホイッスルが鳴ると、ライバルチームはほっとした表情を浮かべ、ホームチームには笑顔はなく、肩を落とした。
「勝点1には満足はしていないが悪くはない」とポポヴィッチ監督は決戦を振り返った。確かに残り試合が少なくなり降格圏にいるチーム同士の対戦は、守備的になりスコアが動かないことは多い。が、残り試合を全勝しなければJ1残留が厳しいチームが、シュート数3本では勝利を期待できるのは難しい。
大分の状況は厳しくなった。J1残留ラインの15位の山形はこの日勝点3を積み上げ、残り7試合で大分との勝点差は15。次節の直接対決で負ければ、極めて厳しい結果となる。この引き分けは大分にとって痛すぎた。
以上
2009.09.27 Reported by 柚野真也
J’s GOALニュース
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