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【J2:第42節 仙台 vs 熊本】プレビュー:2戦2勝も内容では苦しめられた熊本との一戦を迎える仙台。上位に遅れをとらないためにも、マルセロ ソアレスの穴を何とか埋めたい。(09.09.27)

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9月27日(日)J2 第42節 仙台 vs 熊本(16:00KICK OFF/ユアスタ
スカパー!生中継 Ch181 15:50〜(解説:菅野将晃、実況:守屋周、リポーター:村林いづみ)
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 前節の甲府vs仙台が終わり、これで上位4チームは、第3クールでの直接対決を揃って2つ消化したことに。おそらく今季J2のクライマックスとなるであろう第49節(甲府vs湘南、仙台vsC大阪という、今季最後の直接対決が、残り3試合となった同節に行われる)までの7試合、昇格に近い位置にいる4チームは、取りこぼしの許されない下位チームとの対戦が続く。
 この7試合で大きなつまづきを起こしたとなれば、下手をすると第49節の直接対決でとどめを刺される、ひどい場合はその前に昇格の可能性が潰えることもあり得る。文字通り、気の抜けない2か月間となりそうだ。

 仙台はその初戦、現在14位のロアッソ熊本をホームに迎える。今季は2戦2勝と結果だけ見れば相性は良いが、特にユアテックでの2戦目は、開始3分で先制を許し、相手のミスなどにつけ込んでの3得点で逆転勝利は果たしたものの、終始熊本の出足の良さに苦しめられていただけに、ここは確実かつ冷静に勝点3を得たい。

 小瀬の大声援とも戦った、前節、甲府との大一番を1−1で乗り切りった仙台。しかし激闘の代償は小さくなく、ここ4試合で4ゴールと調子を明らかに上げ、甲府戦の美しいループシュートで長くチームのトップスコアラーだった梁の13ゴールに追いついてみせたマルセロ ソアレスが、ついに累積4枚目の警告を受けてしまった。マルセロ ソアレスにとって熊本戦は、仙台加入後に遅ればせながらの初ゴールを決めた(第10節)相手だったのだが、それを含めても仙台にとっては残念な欠場となる。

 というわけで今節まで中3日と短い中、仙台がまず行ったのはマルセロ ソアレスの代役選定。紅白戦の前半では、前節はベンチからも外れた中島裕希が前線に収まり、平瀬智行との2トップを形成した。中島も巡ってきたチャンスを活かすべく、持ち前の動き出しの良さを全面に出しアピールを見せていた。
 一方で手倉森誠監督は、マルセロ ソアレス欠場に対する「もう一つの答え」となるやもしれないシステムも、紅白戦の後半で試した。平瀬、中島に代えて前線に中原貴之を入れ、梁勇基、関口訓充を一列前に上げた3トップを形成。後方も3ボランチへと変えての4−3−3である。
 監督にとって悩ましいのが、この4−3−3も思いのほか機能したことだ。特に最前線に回った関口は、積極的な仕掛けやスピードを活かし、本職のFW顔負けの脅威を発揮。「関口は中盤でもチームの戦術通り動いてくれるが、甲府戦後半のように試合途中に前線に上げることで、疲れてきた相手の守備陣に対して、彼の落ちない体力が効くところもある。ポジションを変えることで手綱を緩めてあげれば、しっかりとチャンスは作ってくれるはず」と、監督もこの布陣に一定の評価を与えた上で「前回の熊本戦(第31節)では熊本に立ち上がりからこられたという反省がある。今チームはどういうスタートでもできる状態だから、いろいろやっておきたい」とも語っている。仙台がどういう策で、試合の先手を奪いにくるのかには注目したい。

 「どういう策で」という点では、熊本に関しても同様である。ここ数節はシステムがめまぐるしく変わっている熊本。前節はボックス型の中盤による一見オーソドックスな4−4−2だったが、前回対決で仙台は藤田俊哉を最前線に配して後方からの追い越しを多用した熊本の「0トップ」に苦しめられた経験があるだけに、熊本の出方は気になるところ。
 ただ、確実に「こう来る」というのが分からない以上、仙台としては準備段階でやることは限られる。守備の確認に比較的に時間を使っていた、今節を前にした仙台だが、その内容を監督に尋ねると、熊本に合わせた対策と言うよりは、「ここ最近の失点の仕方の確認」だったという。「前回対決の(仙台の)失点の形を、熊本はまた突いてくるだろうし、試合間隔が短い今節では大きな修正もできないと向こうは考えているはず。だから今は自分たちの失点を振り返り、改めて守備のスタイルを確認した」。
 とはいえその中でも、熊本の中盤からの飛び出しを警戒するという共通認識はあるようだ。「木島良輔、宇留野純のスピードは確かにやっかいだが、中盤の西弘則、藤田俊哉の飛び出しをどうケアできるかが鍵になる。そのためには、3ボランチというのも一つの策になる」と手倉森監督。仙台としては前述のシステム選択は、攻守両面の影響も考慮してのものとなりそうだ。

 今節はまず13時に、C大阪と湘南が試合開始。その結果を受けて、仙台は16時キックオフとなる。このような感じで他チームの状況も横目に見ながら進む、重苦しい7試合の始まりである。

以上
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