本文へ移動

今日の試合速報

夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!
夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第42節 札幌 vs 湘南】プレビュー:注目はミッドフィールドの底。双方にとって今後を占う重要な一戦だ!(09.09.27)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月27日(日)J2 第42節 札幌 vs 湘南(13:00KICK OFF/札幌厚別
スカパー!生中継 Ch183 12:50〜(解説:川本治、実況:宮永真幸、プレーヤー解説:大森健作、リポーター:藤井孝太郎)
勝敗予想ゲーム | 皆の投稿で作るスタジアム情報
----------
9月最後の試合となるこの42節。札幌市厚別公園競技場では勝点64で7位につける札幌と、同78で3位の湘南が対決する。

ホームの札幌は「セカンドクールから好調」と対戦相手の湘南・反町康治監督から警戒されているように、昇格圏内との勝点差こそ14から縮められずにいるが、勝点を積んで着実に上位に肉薄しつつある。若干開いていると感じられていた6位・水戸とは勝点3差、5位・鳥栖とも6差と今後の注目チームになりそうな気配だ。
そうしたなかで前節は岡山を相手に敵地で勝利。福岡戦に続いて1−0のスコアで逃げ切りを果たした。1−0のスコアでの連勝というのは意味があるように思う。何度も記してきたことと思うが、今季の札幌はいい内容の試合をし、リードをしながらも終盤のちょっとしたミスや集中の欠如から失点をしてしまい、引き分けさらには敗戦をしてしまうことが多かった。だが、この2試合はリズムの悪い時間帯がありながらもしっかりと勝点3を獲得してみせたのだ。特に岡山戦などは「後半は押し込まれてしまった」(石崎信弘監督)という苦しい展開になりながらも虎の子の1点を守りきった。GK高原寿康も「みんなが体を張って守っていた」とチーム全体の粘り強さを強調する。

対する湘南も前節は1−0のスコアで勝利。札幌と同じ前半31分に奪った得点を守りきったものだ。そんな試合を「辛勝」と反町監督は表現する。ただし、反町監督はこうも続けた。「1点を取るためにハードワークし、努力してきた」と。つまり、厳しい試合になることは承知のうえで、狙い通りの勝ち方ができたということなのだろう。その意味ではスコアこそ辛勝ながらも、手応えとしては快勝なのかもしれない。
守備の要であるアンカーの田村雄三を出場停止で欠く苦しい状況ながらも、菊池大介、鈴木修人というフレッシュな選手を思い切って起用し、中2日というハードな日程を見事に乗り切ってみせた。反町監督のマネジメントもさることながら、それにしっかりと結果で応えることのできるメンバーが揃っているということなのだろう。4位・甲府との勝点差は2というストレスのたまるシチュエーションが続くが、そうしたなかでもチームには勢いが感じられる。03年に新潟を率いて昇格を果たした経験のある反町監督が、うまくメンタルコントロールもしているようだ。

このゲームの注目点は、双方の中盤の底だろう。札幌も湘南も4バックの前のバイタルエリアにアンカーを置くシステムを採用している。ただし、札幌の方はこの位置でプレーするダニルソンが負傷により前節に続いて出場が微妙な状況であり、湘南も田村が前節に続いて出場停止となる。札幌はダニルソンに代わって芳賀博信がこの位置で起用されたのだが、攻守両面でのバランス感覚を持つこの選手が入ったことで、ダニルソンのように幅広いエリアをカバーしてのボール奪取こそ減ったが、ゴール前の守備は安定した。湘南は状況に応じて守備的MFを2枚にし、ボールをサイドへと追いやることで失点のリスクを軽減している。どちらもプレースタイルに変化をつけることで主力アンカーを欠く状況に対応した。果たしてこの試合ではどういった手法で、両チームが中盤の守備を構成するのか。どちらかと言えば湘南の方が相手の出方に合わせてポジションに変化をつけてくるチームであるため、まずは札幌がどういった顔ぶれで、どういった守備戦術を敷いてくるのかが試合の流れを決めるカギとなることだろう。

札幌の石崎監督はこの湘南戦を「大事な試合」とズバリ言い切る。そして反町監督も冒頭のコメントのように札幌を警戒する。前節の双方の戦いぶりや、アンカーの不在などの状況を考えても、互いに慎重にゲームに入るジリジリとした緊張感のある展開になりそうだ。

以上

2009.09.25 Reported by 斉藤宏則
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/07/22(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田Jリーグ全ゴールまとめ【0720-0721】