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【J2:第42節 徳島 vs 岡山】プレビュー:目指す先に向かって歩みを進める両チーム。今節また一歩そこへ近付くのは徳島か、岡山か!?(09.09.25)

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9月26日(土)J2 第42節 徳島 vs 岡山(15:00KICK OFF/鳴門大塚
スカパー!生中継 Ch182 14:50〜(解説:逢坂利夫、実況:三宅きみひと、リポーター:藤原美佳)
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2009シーズンもあと10試合。いよいよカウントダウン、というところまでやってきた。ここまでくれば各チームそれぞれ今季の目標に対しての現実がおおよそハッキリとし、残り10戦への向き合い方もおのずと決まってくるに違いない。

そんな中で徳島はと言えば、順位では目標に掲げた『6位以内』をまだ十分射程圏内に捉えていると言えよう。現時点(41節終了時点)で6位にいる水戸とは勝点7差。もちろん決して容易に詰められるものでないが、とは言え可能性は小さくなく、それだけにチームはここからの戦いにおいて勝利という結果へのこだわりをいっそう強く出していくことになるであろう。ただ、単なる順位での目標達成だけでは徳島にとって意味がない。それが美濃部直彦監督はじめ選手たちも常に口にする『自分たちの成長』を伴ったものでなければ。言い換えるなら、組織としての力を確実に高めた上での浮上。それこそ徳島が真に目指すものなのだ。
そして、今そのためにチームが取り組むべきテーマであり、さらには今節勝利するための重要なポイントともなってくるのが、ひとつひとつのプレー精度向上ではないだろうか。

確かに徳島は連続勝点を挙げた最近3戦をいずれも完封で乗り切った。前節終了後にペ・スンジンも「1人がチャレンジしてもう1人がカバーするという関係を確実に出来たことが良かった」と振り返ったが、その言葉通り今のチームは組織として連係の取れた守りをしっかりと実践し粘り強いブロックを形成していると言えよう。しかし、「いらないファールをしてしまうとか、繋ぎの中でミスをして相手にチャンスを与えることが何回かあった」と美濃部監督が語ったように、成果を出しているその守備も細かな内容へ目を向ければ致命傷に繋がりかねないミスを幾つか発生させていたのが現実。特に自陣深くでのパス回しに起こしていたそれは大きな問題で、そこでのボールロストは決定的ピンチへと直結するだけに繰り返すことは許されない。三木隆司、登尾顕徳らDF陣と中盤の青山隼、倉貫一毅、六車拓也にはその部分においてさらなる精度が必要となる。
また、攻撃においてもそれは不可欠だ。大量点を奪ったとは言え前々節、さらには前節にもラストパスやフィニッシュにそれを欠く場面がたびたび見られた。中でも徳重隆明に、らしくないシュートミスが目立ったのは気になるところで、決定的なスペースへの入り込みなどにはさすがのところを見せているからこそ最後の締めくくりに精度アップが求められる。好機を確実にモノにしてこそ紙一重の勝負を制することが出来るのだから。

そして対する岡山だが、こちらはJ参戦1年目の今季、チャレンジャー精神を持って自分たちのサッカーを出し切ることが目標の1つであったはず。その点を踏まえて現状を見るなら、チームはゲームを重ねるにしたがってその達成に近付いていると言っていいのではないか。事実、30節前後からは常に粘り強さを発揮できるようになり、上位相手にも勇敢な姿を披露。しかもそうした戦いは得点力の向上を生み出し、その結果として勝点獲得のペースも飛躍的に伸びてきている。それだけに、前節こそ序盤の後手が響き札幌に敗れたとは言え、再び成長した姿を取り戻しさえすれば今節の白星も遠いものではない。DF玉林睦実も参加するサイドからの崩しやシャープな動きを特徴とする妹尾隆佑を絡めた中央突破、それらを序盤からどれだけ積極的に仕掛けられるかが岡山のカギとなろう。

見据える先に向かってさらに歩みを進めたい両チームの一戦。きっとどちらもが自分たちの良さをぶつけ合う熱い戦いになるに違いない。注目しておきたいカードだ。

以上

2009.09.25 Reported by 松下英樹
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