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【J1:第27節 京都 vs 大宮】プレビュー:100勝メモリアルへ、エース・柳沢敦の号砲に期待! 京都攻撃陣が大宮の壁を崩せるか、注目の一戦(09.09.25)

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9月26日(土)J1 第27節 京都 vs 大宮(18:00KICK OFF/西京極
スカパー!生中継 Ch181 17:50〜(解説:上田滋夢、実況:下田恒幸、リポーター:和田りつ子)
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J1通算100勝をかけ、ホーム・西京極に大宮を迎える。
大宮は前節、ボランチの金澤慎を出場停止で欠き、名古屋のサイド攻撃に振り回され失点を招いた。今節、金澤が戻ることで本来の堅い守備からカウンターという形ができることになるだろう。京都・加藤久監督は「やることがはっきりしたいいチーム」と大宮を警戒する。

前回の対戦(第14節)は、李正秀がファール報復の判定で退場を命じられる荒れた試合となった。1人少ない中ながら1-1の同点に追いつき、数的不利を感じさせない戦いを演じるも最後はFKで勝ち越された。その悔しさを晴らせるかも今節の見どころとなる。
前回とは違う大きなポイントが大宮・ラファエルの存在。加藤監督は「タメを作れるし非常にいい選手。彼が入って遅攻が多くなった印象を受ける」と話し、「彼が入る前はもっとラフに裏を突いてくる感じだったが、精度が上がっている」とラファエル効果についても言及した。

大宮のポイントがラファエルなら、京都は前回との対戦からの大きな違いに柳沢敦の存在を上げたい。
前節、磐田に惨敗を喫した京都。その中でも柳沢のプレーは大いに存在感を出した。それを一言で表現するなら、常に彼にボールが集まっていた、ということになる。
「こちらが顔を上げたタイミングで走ってくれる」とは左サイドバックの中谷勇介。つなぎ、クロスと何度も柳沢をターゲットにしていた。「蹴れるタイミング」(中谷)で動く柳沢はつなぎに顔を出し、そしてフィニッシュシーンでは必ず相手ゴール前にポジションを取る。京都の攻撃を牽引していたのは柳沢だった。
「ゲームの中で結果を出したい」。その柳沢自身もゴールへの意欲を隠そうとしない。「良い動き出しをすればボールが回るし、動かなければ悪循環になる。攻撃の起点になるプレーをして、そして必ずゴール前に入るようにしたい」と決意を語れば、指揮官も「柳沢はまだまだこんなものではないでしょう。本当の意味でトップフォームに持っていける」と期待する。

前節の試合ではっきりしたのは「柳沢敦が京都のエースである」ということ。ボールが集まるのは信頼の証、フィニッシュを託したくなるのは勝利への強い決意を感じさせるから。「何かしてくれる」、そんな気にさせてくれる、それこそがエースの存在感である。柳沢が京都を勝利に導くか、今節大いに注目したい。

その柳沢は攻撃に対して1つポイントを上げた。「カウンターというのが1つの形だが、タメを作って2枚目、3枚目がゴール前に飛び込める形も必要」。1人でも多くゴール前に飛び込む迫力が欲しいということ、そのためにはタメが必要だということだろう。特にサイドハーフといった2列目のゴール前への飛び出しの意識は問われる。京都の攻撃の迫力を増せるかはここにかかっているだろう。

前節、顎を骨折した佐藤勇人が数週間戦列を離れることになった。「(佐藤)勇人が出られないので対応していかなくてはいけない」(加藤監督)と非公開練習を1日増やした京都。ボランチは安藤淳、角田誠と人材はいる、後は対大宮を考えてのサイドハーフの配置が肝になるだろう。この辺り、指揮官の采配にも注目が集まる。

堅い守備を念頭に置くチーム同士の戦いだが、京都に関しては高い守備意識の次、迫力ある攻撃意識、これが見たい。チームの成長を感じさせる一発、つまりは「エースの一発」である。
100勝のメモリアルをエースの祝砲で多くのサポーターと共に祝えるように、今節是非、西京極へ足をお運び下さい。

以上

2009.09.25 Reported by 武田賢宗
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