本文へ移動

今日の試合速報

夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!
夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第27節 G大阪 vs 川崎F】プレビュー:今季2度の屈辱を味わった川崎Fに、聖地・万博でリベンジを果たす。(09.09.25)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月26日(土)J1 第27節 G大阪 vs 川崎F(16:00KICK OFF/万博
スカパー!生中継 Ch180 15:50〜(解説:川勝良一、実況:寺西裕一、リポーター:竹島麻里子)
勝敗予想ゲーム | 皆の投稿で作るスタジアム情報
----------

忘れもしない、6月24日に行われたAFCチャンピオンズリーグ、ラウンド16の『G大阪VS川崎F』戦。 J1リーグ戦では過去ホーム・万博記念競技場で一度も敗れたことがないという自信を胸に、またアジア王者としてのプライドに賭けて挑んだ一戦だったが、2度先行した戦いをしながら、逆転負け。試合後には「終わった試合を振り返っても戻ってこない」と前を向いたものの、『連覇』を目指していた選手たちのショックは相当大きく。その直後のJ1リーグ戦では、横浜FM戦こそ勝利したものの、7月1日の川崎F戦(10節※未消化試合を消化)を皮切りに今季初の3連敗を喫し、順位も8位まで大きく後退した。

だが、あの時のG大阪はもういない。後半戦もしばらくは苦しい試合が続き、FWレアンドロの移籍などチームは苦境に立たされたりもしたが、選手たちは結束を強め、自分たちのサッカーを徐々に取り戻し、そして結果を出してきた。それにより前半戦で、一時は勝点19にまで開いた首位・鹿島との勝点も現在は7に(※鹿島が1試合未消化のため暫定)。もちろん『タイトル』が他力である状況に変わりはないが、一時は全く遠い先にあった頂点も少しずつ見える位置まで近づいてきたと言える。
だが、そこに確実に近づくためにも、今後の戦いにおいてG大阪自身の取りこぼしは許されない。しかも今節の相手、川崎Fの勝点はG大阪と同じ43。川崎が1試合未消化となっていることを踏まえても、また僅差の争いが続く上位争いを考えても、今節での勝利がどれほど大切かは、言うまでもない。G大阪にとっては絶対に取りこぼしが許されない、いや、確実に『勝点3』に焦点を絞った戦いが求められるだろう。

だが、川崎Fもまたこの一戦に自信を持って挑んでくるのは間違いない。先にも書いた通り、一度も勝てなかった『鬼門』をACLのラウンド16で打ち砕いたのみならず、今季のホーム戦でも1−0と完封勝利。昨年から数えるとG大阪には公式戦3連勝中だ。更に言えば、直近のACL準々決勝・名古屋戦も先制される展開の中、2−1と逆転勝利をおさめるなど右肩あがりの状態にもある。その実力を改めて示すためにも、G大阪ホームでの“連勝”は格好の材料。また、J1リーグで迫り来る下位チームを引き離すためにも、G大阪同様、『勝点3』を狙いにくることだろう。

その川崎Fのキーマンはやはり、MF中村憲剛。「攻撃センスもあるし、プレーの精度も高い危険な選手」とは共に日本代表でプレーするG大阪のMF遠藤保仁の言葉だが、川崎Fの攻撃力はこのMF中村の輝きがあってこそ。前線のFWジュニーニョやFW鄭大世といった個性豊かな攻撃陣も彼の出来次第といっても過言ではない。だからこそ、そのMF中村に対するG大阪イレブンの警戒心は強い。
「裏を狙う、トドメをさすプレーを常に狙っている選手。ACLでもそれでやられているだけに警戒しなければいけない」(MF橋本英郎)
「全ての攻撃の起点は憲剛ですから。彼はもちろん、彼にあわせて走ってくる選手をしっかり見ることを徹底したい」(DF山口智)
「サイドバックがあがった後のスペースをめがけて憲剛がボールを出し、ジュニーニョが外に張り出しながら走ることでうちのセンターバックをつり出し、真ん中にスペースを作るというのは川崎のよくあるプレーの一つ。相手の術中にはまらない試合運びをしなければいけない」(DF加地亮)

実際、24日に行われた非公開練習では、23日のACLにおける川崎F戦の戦いを踏まえた中で戦術の確認が行われ、その中では西野朗監督の「うちの最終ラインはスピードで対抗できない。だからこそ、組織で相手の攻撃をどう捉えるかが大事になってくる」との考えから、改めて組織としての守備の徹底が確認された様子。ただ「相手のストロングポイントばかりを考えても仕方がない。うちのストロングポイントを出すことで、相手のストロングポイントを消すことを考えたい」とは前述の西野監督。実際、コンディション的にもアドバンテージがあるG大阪が、そのスタイルをスタートから出し切り、川崎Fを翻弄できれば、「今年はことごとく川崎Fによってリズムを崩されてきた」(西野監督)。相手にリベンジを果たすことは不可能ではないはずだ。J1リーグ戦では川崎Fに一度も負けたことのない聖地、万博記念競技場を追い風にして。

以上


2009.09.25 Reported by 高村美砂
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/07/22(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田Jリーグ全ゴールまとめ【0720-0721】