9月26日(土)J1 第27節 大分 vs 柏(13:00KICK OFF/九石ド)
スカパー!生中継 Ch180 12:50〜(解説:増田忠俊、実況:小笠原正典、リポーター:成尾佳代)
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大分が今季最大の正念場を迎えている――。
今節の柏戦と次節の山形戦。J1残留を争うチームとの直接対決は、勝てば勝点差を詰める最大のチャンスであり、2連敗はJ2降格を決定づける崖っぷちの戦いとなる。
昨季の大分は26節を終えた時点で暫定ながら首位。ヤマザキナビスコカップ決勝の進出を決め、我が世の春を謳歌していた。マンマークの堅い守備からの速攻。古典的なサッカーではあったが、地方のクラブがセンセーショナルな旋風を巻き起こした。それが今や最下位。サッカーには正解がなく、1年先、半年先さえも全く読めないということを物語っている。
サッカーの怖さを感じたところでさらにシビアな話しをしよう。これまで過去3シーズンの残留ラインは、06年は勝点42、07年は勝点35、08年は勝点38。平均すると38.3で、仮に残留ラインを38と設定すれば、大分は残り8試合で全勝しなければいけない。かなり厳しいノルマだが可能性はゼロではない。「サッカーは1日先のことまで分からない」との格言がある。「我々はトーナメントを戦う覚悟で試合に臨む」とポポヴィッチ監督も意気込むように、一戦一戦が重要な意味を持つ。
大分にとっての光明は、ようやく指揮官の目指すサッカーで勝点を積み上げたことだ。これまで内容のいい試合をしていたが結果が伴わなかった。それだけに、直近の2試合で結果を出したことは選手に自信と手応えをもたらした。また、前節の新潟戦では8試合ぶりに無失点に抑えた守備陣が粘りをみせた。ここからがいよいよ大分の本領発揮となりそうだ。その中で注目したいのが右ウイングの高橋大輔である。一昨年のチーム得点王は、「今は迷いがない。攻撃に専念できている」と、ゴールへの意欲が高まっている。FWからコンバートされた元ストライカーが、この試合のひとつのカギを握っていることは間違いない。逆サイドのクロスに対しゴール前に飛び込むダイナミックなプレーは必見だろう。
柏は、ここ最近の6試合を負けなしと確実に降格圏を抜け出そうとしている。これはネルシーニョ監督の緻密なゲームプランを選手が忠実に遂行しているからであろう。前節の広島戦も、相手のパスサッカーに翻弄されるも、キーマンを見つけ出した指揮官はマンマークで抑え込むよう指示を出し素早く修正させた。相手に合わせ柔軟に対応できる守備と菅沼実や大津祐樹、ポポなど前線のスピードのある選手がカウンターから決定機をつくりだすなど攻守に持ち味を出しており、6戦負けなしの勢いは継続中。ただ、最終ラインでしぶとい守備をみせた小林祐三と、ポポの出場停止は痛手ではある。知将ネルシーニョの選手起用、采配に注目したい。
残り8試合。J1に残留できる15位を含めた下位4チームの争いは熾烈である。今節は、その4チームがJ1の生き残りをかけて直接対決(18位・大分vs16位・柏、17位・千葉vs15位・山形)する。勝ちたい思いが真っ向からぶつかったプレーが随所に見られるはずだ。手に汗握る熱戦を期待したい。
以上
2009.09.25 Reported by 柚野真也
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