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【J2:第41節 富山 vs 草津】レポート:ゴールが遠く富山は初の3連敗。草津はエースの先制パンチで3カ月半ぶりに連勝(09.09.24)

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9月23日(水) 2009 J2リーグ戦 第41節
富山 0 - 2 草津 (13:04/富山/3,316人)
得点者:2' 都倉賢(草津)、81' 小林竜樹(草津)
スカパー!再放送 Ch183 9/25(金)17:00〜(解説:安井孝志、実況:牧内直哉、リポーター:豊田麻衣)
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草津が少ないチャンスを得点に結びつけ、2−0で富山から初勝利を飾った。5月末の第17、18節以来の連勝。対する富山は初の3連敗を喫し、6戦未勝利となった。

堅実な守りで先取点を奪った試合は負けなしの富山。草津には過去2戦で得点を許しておらず、先取点を巡る攻防が注目された。だが、1点目は開始2分30秒であっけなく草津へ。戦いの構図は一変し、富山が同点を目指して攻め立てる展開となった。
富山はシュート10本(草津5本)、CK 14本(同0本)と数多くチャンスを作りながらも結局は無得点。決定力不足という課題をあらためて地元ファンの目に晒してしまった。

ゲームの流れを決めた先制点は草津のFW都倉賢が挙げた今季18点目。右サイドのスローインからの流れでDF佐田聡太郎からもらったMF熊林親吾がクロスを上げる。DFとの駆け引きでフリーになった都倉がヘディングでゴール左隅に決めた。結果的に、都倉が放ったこの試合唯一のシュートだった。
リードした草津はコンパクトな陣形を保ってゲームを運び、中盤で富山のパスをカットしてFW小林竜樹らが鋭くゴールに迫った。富山は反撃を試みるが、ペナルティーエリア近くまで進んでからの決め手を欠き、相手を崩し切れない。38分にCKをMF朝日大輔が頭で落としてDF金明輝が狙ったがGKに防がれた。

後半は立ち上がりから富山が押し込んだ。前節からのインターバルが富山より1日短い草津は受け身になって運動量も落ち、防戦一方となった。
富山はDF西野誠やMF木本敬介、朝日が仕掛けて両サイドから何度も好球をゴール前に送ったが、受け手とのタイミングが合わず、逆サイドへボールが抜けていく場面もあった。最も惜しかったのは同31分のCK、金のヘディングシュートはクロスバーに弾かれ、追いつくことができなかった。
草津は同36分、際どいタイミングでDFラインの裏に入り込んだ小林が2試合連続となるゴールを決めて突き放した。

富山の3連敗はいずれも無得点で、ここ6試合で1点しか取れていない。「一番苦しい時期。まずは1点を目標にやりたい」とMF長山一也。楚輪博監督は「選手もサポーターも耐えるところ」と話した。得点力アップは開幕以来の課題で、シーズン途中には5試合連続してゴールが挙げられない時期もあった。各チームが成熟度を上げる第3クールで再び壁にぶつかるのは必然ともいえる。チーム最多得点(7点)の朝日は「厳しくマークされた中でのプレーを覚えていかなければならない」と言う。さらなる向上が求められている。

同じようなトンネルを草津は抜けた。大量失点が続いた5戦未勝利から建て直し、2試合連続の無失点は前回の連勝時以来だ。キャプテンのDF喜多靖は「昇格が厳しくなった中で、サポーターにまだ何も恩返しできていない。劣勢の中でも90分間、戦う気持ちをもってプレーしたことが無失点につながった」と話した。

富山の楚輪監督は試合後の会見で「最下位から走っていこうとしたチーム」と開幕前を振り返った。現在11位につける頑張りをサポーターたちも誇りに思っており、この日の試合後もブーイングではなく激励のコールと拍手で迎えた。次の1点、次の1勝の価値を理解し、待ち望んでいる。残り10試合、チームが目標に掲げた中位そして1ケタ順位が手の届くところにある。やりがいのある戦いが続く。

以上


2009.09.24 Reported by 赤壁逸朗
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