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【J2:第41節 湘南 vs 愛媛】プレビュー:88分のゴールを繋げるために。湘南が新生・愛媛を迎え撃つ。(09.09.22)

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9月23日(水)J2 第41節 湘南 vs 愛媛(19:00KICK OFF/平塚
スカパー!生中継 Ch182 18:50〜(解説:川本治、実況:田中雄介、プレーヤー解説:遠藤雅大、リポーター:児玉美保)
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湘南は前節、長居に乗り込み、首位のC大阪に敗れた。圧されたものの前半をスコアレスで凌ぎ、後半に入るや前向きな攻撃姿勢で流れを掴みかけてもいた。だが早々にひとり少ない状況を余儀なくされてから、相次いで失点を喫したのだった。

西の横綱に土をつけられたのは、3度目の取り組みにして今季初めてのことである。勝負に臨み、勝利を望むも叶わなかった。ただ惜敗にもチームから自然と前向きな声が聞かれたのは、試合を終えてもなお背中に送られ続けた声援が、あるいはパブリックビューイングや中継越しの応援が、彼らに勇気を届けたからに相違ない。

「僕らはやれるチーム」そう語ったのは、ベンチスタートながら第32節水戸戦以来の出場を果たした田原豊だ。
「負けたけど、うちのいちばんの特徴である気持ちを全員が出せた。完敗ではない。下を向いちゃいけないし、下を向く必要もない」

88分、フリーキックからジャーンがねじ込んだ一発に、田原も一役買っている。クロスが蹴りこまれた際、背後からのジャーンの声に応じ、瞬時にシュートを譲ったのだ。陰のアシストである。そしてなにより、ゴールに結ばれるまでの一連のプレーに宿っていたのは湘南の勝利への執念だったに違いない。劣勢のなか、坂本紘司を旗頭に圧力をかけ、奪い、フィニッシュまで持ち込んだ。追撃のフリーキックは自分たちから仕掛けることで掴んだものだった。田原の言う「つぎに繋がる1点」はそうして導かれた。

その繋げるべき「つぎ」に湘南がホーム平塚にて迎え撃つは先日、監督交代したばかりの愛媛である。鬼軍曹のごときバルバリッチ新監督のもと、トレーニングの雰囲気は180度変わったと聞く。闘う気持ちの強さが求められるのと同期するように、ピッチ上では前線からの積極的なプレスや攻守の素早い切り替えが求められている。指揮官が初めて采配を揮った前節の岡山戦では大きなメンバーの変更は見られず、いまのところは選手個々の特徴を把握する段階といえそうだが、かたや試合の終盤には3バックに変更して反撃をもくろむなどしており、新たなエッセンスは徐々に散りばめられていくのだろう。

愛媛としては連敗を食い止めたい今節でもある。新指揮官の初陣を飾れなかった愛媛について、「前節負けているから今回はメンバーを代えてくるかもしれない。絞りづらい」と、反町康治監督は語った。かたや湘南は、田村雄三が前節の退場を受けて2試合の出場停止となる。おなじく田村が出場停止となった、たとえば第38節の岐阜戦では前半3-4-3のシステムが採用されているが、指揮官は試合に出ていない選手たちの意欲をトレーニングのなかで感じ取っており、こちらもどのような布陣で臨むか、メンバーを含めて興味深い。

くだんの88分、フリーキックでゴールをアシストした寺川能人は言う。
「これまではC大阪に勝ったあとに流れが悪くなることがあった。逆にC大阪に負けて迎える今節は、勝つことで自分たちの流れをつくりたい」

思えばC大阪同様、愛媛とも拮抗した展開のなかで今季2戦2勝を挙げている。だが第3クールの戦いが過去の戦績に拠らないことは繰り返すまでもなかろう。前節の追撃姿勢をそのままに、冒頭から主導権を握り、湘南らしく暴れたい。

以上

2009.09.22 Reported by 隈元大吾
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