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【J2:第40節 C大阪 vs 湘南】レポート:C大阪が湘南に快勝!勝点を80台に乗せて首位キープ!(09.09.21)

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9月20日(日) 2009 J2リーグ戦 第40節
C大阪 2 - 1 湘南 (19:04/長居/18,874人)
得点者:61' 船山祐二(C大阪)、69' 藤本康太(C大阪)、88' ジャーン(湘南)
スカパー!再放送 Ch183 9/21(月)18:30〜(解説:西村昭宏、実況:谷口広明、リポーター:森田純史)
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 今季2度の対戦ではいずれも湘南に黒星を喫していた首位C大阪。「3回同じ相手に負けるわけにはいかなかった」(西澤明訓)、「(同じ相手に3度負けることは)あり得ないこと」(羽田憲司)と選手たちも口々に語ったように、相当の気迫を持って、ホームチームは勝点差3の宿敵との一戦に臨んだ。その思いを示すかのように、序盤からC大阪が攻め、湘南が守るという構図がくっきりと映し出される。湘南の反町康治監督曰く「前半は中学生とプロチームというような試合展開」のなかで、「プロ」らしくアグレッシブに攻めたC大阪。両サイドの石神直哉、酒本憲幸が頻繁にオーバーラップを繰り返し、カイオ、香川、乾が連動して前線をかき回す。守備でもアンカーの藤本康太を中心に相手の攻めを中盤で激しく食い止め、湘南を自陣に封じ込める。

 しかし、「粘り強くやりながら勝機を見出す戦い方」(坂本紘司)で臨んだ3位湘南も、るMF田村雄三やDF村松大輔らを軸に、必死なディフェンスで対抗。時にはペナルティーエリアに6人の選手が入るなど、守りを固める。30分にはC大阪の船山祐二に強烈な左ミドルを浴び、37分には石神の左クロスからゴール前で酒本に飛び込まれたものの、GK野澤洋輔の好守やDF陣の寄せもあって得点を許さない。結局、C大阪に8本のシュート、7本のCKを与えたのに対し、湘南はシュートもCKもゼロ。それでもスコアレスのまま、ハーフタイムに持ち込む。

 攻めても攻めてもゴールできないとなると、攻撃側に焦りはつき物。しかし、前節の岡山戦でも同じような試合を経験し、後半勝負で勝ち切っていたC大阪にとって、その状況は織り込み済み。後半開始早々こそ、湘南にシュートチャンスを許したが、50分の石神のFKから再び流れを取り戻すと、C大阪のパス回しがさらにスピードを増す。

 そして、この試合のキーポイントとなったのが56分のプレー。香川のターンをハーフウェイライン付近で田村がファウルでストップ。これで田村はこの日2度目の警告を受け、退場に。湘南の守備の要であり、C大阪にとっては天敵とも言える存在がピッチからいなくなったことで、C大阪の優位性に拍車がかかる。

 すると、均衡が破れたのは61分。自陣で船山祐二が相手ボールをカットすると、そこから素早くカイオ、船山、右の酒本、もう一度船山とつなぐ。そこから船山は香川とのワンツーから得意の左足でシュート。これが「イメージ通り」に湘南ゴールに決まった。船山のC大阪加入後初得点で、今季湘南戦初の先制点をC大阪が奪った。

 さらにC大阪は追加点を69分に獲得。船山の左CKからファーの羽田がヘッドで折り返すと、ゴール前のカイオがヘディングシュート。これはGK野澤に防がれるも、そのこぼれ球に反応したのは、この試合で体を張ったプレーを幾度も見せていた藤本。右足を振り抜き、強烈なシュートをゴールに叩き込んだ。背番号4の気迫みなぎる今季初得点で、C大阪は2点のリードを得る。

 勢い付くC大阪は、なおもダメ押し点を取りに、カイオ、香川、乾、石神、酒本と、次々と決定機を作るが、決めきることはできず。逆に「開き直ってやったら、そっちのほうがボールは回るし、前にいけるようになった」(反町監督)という湘南に終盤の88分、FKからジャーンにヘッドを決められて、1点差に詰め寄られる。

 それでも、そのすぐ後に、濱田武、西澤明訓のベテラン勢を投入して試合を落ち着かせ、最後の最後には藤本を下げて江添建次郎を入れるなど、ロスタイムまで集中して手堅い采配を見せたレヴィークルピ監督。この甲斐もあって、2-1のまま逃げ切ったC大阪は、今季湘南戦初白星。勝点を81として首位の座をキープした。

「今日はC大阪の圧力が強かったと思いますし、(湘南のサッカーを)やらせてもらえなかった」と試合を振り返ったのは湘南の坂本紘司。2失点目のシーンでは直前に阿部吉朗を下げて田原豊を送り込んでいた反町監督は「それで守備のリズムを自分たちで崩してしまい、ちょっと後悔している」と自らの采配を悔やんでいた。土壇場の1得点で、なんとか3位を死守した湘南だが、C大阪とは勝点差6となり、これからもますます厳しい戦いが続くことになりそうだ。

 一方、「本当に気持ちのこもったプレーを選手たちは見せてくれた」とC大阪レヴィークルピ監督はイレブンを絶賛。「今日はC大阪の完勝だった」と香川も自画自賛する内容を宿敵相手に出せたことで、C大阪は残り11試合に弾みがついたことは間違いない。ただ、ゴールはここではなく、J1復帰、J2優勝。湘南同様、今後の試合が大事であることに変わりない。

以上

2009.09.21 Reported by 前田敏勝
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