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【J1:第26節 神戸 vs 千葉】レポート:『3点目』を奪い切れずに神戸が『勝点2』を逃す。千葉は執念の『勝点1』を手に。(09.09.21)

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9月20日(日) 2009 J1リーグ戦 第26節
神戸 2 - 2 千葉 (16:04/ホムスタ/12,634人)
得点者:7' 朴康造(神戸)、33' ネットバイアーノ(千葉)、55' 朴康造(神戸)、87' 工藤浩平(千葉)
スカパー!再放送 Ch185 9/21(月)21:30〜(解説:山野孝義、実況:寺西裕一、プレーヤー解説:和多田充寿、リポーター:林智美)
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 90分間の戦いにおいて、その全てにおいて、『いい時間』、つまりは主導権を握って試合を進める時間を過ごすことが出来なかったとしても、『いい時間』に確実に点を奪うことは、勝利を引き寄せる上で重要なファクターの1つだと言える。ということを前提に考えるとするなら、前半を見る限り、両チームとも立ち上がりから集中力の感じられる攻守で主導権を握り攻勢に試合を展開。7分にMF朴康造のゴールで先制した神戸も、ビハインドを負う中で20分を過ぎて、神戸にミスが目立ち始めたこともあって徐々にペースを掴み始め、33分にPKでFWネットバイアーノが同点弾を決めた千葉も、『勝利』を睨んで戦えた前半だったという見方ができる。では後半はどうか。

 神戸は少なくとも、55分に再び朴がゴールネットを揺らし、追加点を奪うまではいい流れのゲーム運びが出来ていた。だが、問題は60分を過ぎてから。リードを奪い、より攻勢に試合を進める中、61分、カウンターから右サイドのMF金南一のパスを左サイドで受けたFW大久保嘉人が狙いをすまして放ったシュートがわずかにバーを超えたのを皮切りに、63分のDF石櫃洋祐のFKはバーに嫌われ、68分、同じく石櫃のFKにダイレクトで足で合わせたFW茂木弘人のシュートも、またしてもバーに嫌われてしまう。特に千葉が65分にDF坂本將貴に代えてMF太田圭輔を投入し3バックにして以降は両サイドに出来たスペースを効果的に使いながら、その後も攻勢に試合を運んだ神戸だったが、84分に大久保のドンピシャのクロスにダイレクトボレーで合わせた朴のシュートもGKに阻まれ…と再三にわたる好機を逃してしまう。

 これに対し千葉は65分あたりまでは全くいいところがなかったものの、先述した通り、65分に太田を投入。3バックに変更してからは「練習試合で1回やっただけの形だった」(江尻篤彦監督)こともあり、守備においては明らかにバランスを崩した印象だが、一方、攻撃においては、FW巻誠一郎を投入し2トップにしてからは特に、「ロングボールを入れてその2つ目、というのは全体として狙っていた」(MF工藤浩平)という攻撃の狙いが明確に。それによって神戸のDFラインを少しずつ押し下げながら、チャンスを作り出していく。そんな中、74分には右サイドのMFミシェウのクロスにあわせたMF深井正樹が、ゴール前中央の至近距離からゴールを狙うが、これは神戸GK榎本達也の好セーブもありゴールにならず。千葉も神戸同様に『いい時間』を活かし切れずに戦いを終えるかと思われた。
 だが87分、MF和田拓三のロングスローを中央で相手DFが巻と競りあいながらクリア。こぼれたボールにつめた工藤が右足でゴールネットを揺らし土壇場で2−2に追いつく。

 以降も、なんとかもう1点を奪おうと、ゴールを目指した両者だったが、ロスタイムの4分を含めて、それぞれ1〜2回の好機を作り出しはしたものの追加点は奪えず2−2と勝点1を分け合う結果に。放ったシュートの数、作り出した好機の数を考えれば神戸にとっては勝ちゲームだった印象も強いが、『いい時間』を活かし切れなかったことを思えば、自ら首を絞めたという印象も。対する千葉はネットバイアーノの出来などを考えても課題は多く残る内容だったとはいえ、アウェイの地で2度にわたるリードを許しながら追いつき、手にした『勝点1』は意味深い、次戦に繋がるものになったはず。いや、それを全力で『意味のあるもの』にしていかなければ、サポーターが掲げていた横断幕『一部死守』の目標を実現できない。

以上

2009.09.21 Reported by 高村美砂
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