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【J1:第26節 大宮 vs 名古屋】レポート:大宮はホームで手痛い黒星、対照的に名古屋は本来の姿を取り戻す一勝を挙げた。(09.09.20)

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9月19日(土) 2009 J1リーグ戦 第26節
大宮 0 - 2 名古屋 (18:04/NACK/12,523人)
得点者:28' マギヌン(名古屋)、78' 小川佳純(名古屋)
スカパー!再放送 Ch185 9/21(月)10:30〜(解説:川本治、実況:西岡明彦、リポーター:長友美貴子)
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内容がどうであれ、とにかく手痛い黒星を喫してしまった。14位という順位そのものは変わらないが勝点は30のまま。下位を争う山形は第26節1日目に敗れているが柏、神戸、千葉は2日目開催。直接大宮の順位が変動することこそないが、ひたひたと下から迫られる可能性はある。とにかく、状況は昨年よりもっと厳しくなっている。

試合の入り自体は悪くはなかった。通常の4−4−2ながら、メンバーを見ると攻撃の意図を強く感じさせる布陣を組んで臨んだ。開始1分、藤本主税の強烈ミドルシュートから試合は幕を開ける。前線からの守備の連動も含め、決して悪くはなさそうに見えた。対する名古屋は、3−5−2を採用するかと思われたが結局は原点回帰の4−4−2。ただ、大宮の選手たちに戸惑いはなく「いつも4−4−2の相手が多いから別に気にならなかった」(石原直樹)「3−5−2のほうがイヤだった」(土岐田洸平)という声が聞かれた。スピードあふれる左の小川佳純、右サイドのマギヌン、そして長身フォワードのケネディと玉田圭司、攻撃のタレントは華やかだが、大宮は最終ラインのマト、片岡洋介ががっちりとゴール前で体を張った。守備の対応に絡んでいくべきボランチの初先発青木拓矢の動きはどことなくぎこちなく、早い時間帯はケネディ、マギヌンといったあたりに簡単に抜かれていく場面も見られたのは気がかりだったが、それでも全体としてはよく対処した。また、名古屋の増川隆洋、吉田麻也が組むセンターバックは強さやうまさこそあるものの、どこか危うくもあり、前半からミスを連発。大宮が攻めきれなかったとしても、得点機はどこかにあるように思わせる立ち上がりだった。
ただ、試合が経過するのと共に守勢に回る時間帯が増えていく。「全体の位置が低くて、前線にボールが通らない。通そうとしている間に相手にポゼッションされてしまう」(波戸康広)状態が続く。スキルでいえば大宮の選手よりも長けている名古屋の中盤に、いとも簡単にキープされ、大宮は全体にずるずると下がる。目指すべき相手ゴールが遠くなり、すべてが後手に回るようになってくる。28分の先制点は、自陣で深い位置で与えてしまったフリーキックから。小川の放ったボールはうまく壁の間を抜け、マギヌンはなんなくこれを押し込んでしまう。「先制点がすべて」(橋本早十)と振り返る選手もいれば「先制点までの流れの悪さ」(青木)と指摘する選手もいる。思うようにいかない前半だった。

後半に入り、大宮は勢いを取り戻す。右サイドで先発した石原直樹を前線にもどし、パクウォンジェを左サイドに投入。サイドを使いクロスを供給し、前線に人数をかけてゴールを目指す姿勢を明らかにした。石原とラファエルのコンビは相手ディフェンダーを十分に翻弄し、青木も本来のプレーを取り戻した。流れは完全に取り戻したが、ゴールに迫りきれずに時間だけが経つと33分、この試合の2点目を挙げたのは名古屋だった。中央やや右からマギヌンが長いボールを左サイドを走る小川に出すと、簡単にぬけだした小川が右足でゴール右すみに突き刺す。鮮やかなカウンターは、本来大宮がやりたい形でもあったはず。この2点目で、がっくりと士気が落ちるのが手に取るように伝わる。試合はこのまま終了してしまった。

鹿島戦での生き生きとした試合ぶりはどこへやら、清水戦、名古屋戦とあっけなく2連敗。この試合前「(首位を走る)鹿島に勝利し達成感があるのかも」という主旨の言葉で選手たちの脱力ぶりを張外龍監督は表現していたが、そういうことなのだろうか。腑に落ちない敗戦ではあったが、敗れたことは確かな事実。今後は残留に向け、一つ一つ、目の前の試合に向かっていくしかない。

以上
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