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【ACLベスト8進出チーム徹底紹介!】浦項スティーラーズ(韓国)編(09.09.21)

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11月7日(土)に決勝戦が国立競技場で開催されるACL。アジアの頂点、そしてFIFAクラブワールドカップジャパンでヨーロッパ代表バルセロナをはじめ世界の強豪と戦うためにアツき戦いが繰り広げられる。そこで、ベスト8に進出したクラブをここで徹底紹介していく! 今回は、川崎Fや柏、仙台などで活躍した岡山一成選手が所属する浦項スティーラーズ(韓国)を取り上げる。浦項スティーラーズはホン・ミョンボ、ファン・ソンホンなど、韓国を代表するスタープレーヤーを多く輩出した名門チームだ。

11月7日(土)開催、ACL決勝@国立のチケット情報はこちらから!
準々決勝第1戦 9/23(水・祝)川崎Fvs名古屋@国立 15:00 KICK OFFのチケット情報はこちら!
準々決勝第2戦 9/30(水)名古屋vs川崎F@瑞穂 19:00 KICK OFFのチケット情報はこちら!

■クラブ基本情報(データ一覧)
浦項スティーラーズ/Pohang Steelers(韓国/KOR)

昨季成績:FAカップ優勝

クラブ創設:1973年

ホームタウン:浦項市

スタジアム(収容人数):スティールヤードスタジアム(2万人)

主な成績:
<Kリーグ>
優勝4回(86、88、92、07)、2位4回(85、87、95、04)
<韓国FAカップ>
優勝2回(96、08)、準優勝3回(01、02、07)
<ACL>
グループステージ敗退(08)
<アジアクラブ選手権>
優勝2回(96-97、97-98)
<アジアカップウィナーズカップ>
出場歴なし
<アジアスーパーカップ>
準優勝2回(97、98)


■クラブ史(誕生から現在までの略歴など)
チェ・スンホ、ホン・ミョンボ、ファン・ソンホンなど、韓国を代表するスタープレーヤーを多く輩出した名門チーム。現在までに50人以上の韓国代表選手を生み出している。

1973年、実業団チームとして、浦項製鉄所サッカー部が設立。1983年、スーパーリーグに加盟し、浦項製鉄ドルフィンスとチーム名を変更。当時のホームは、大邱市(テグシ)と慶尚北道(キョンサンプット)。1984年、プロ化。1985年、チーム名を浦項製鉄アトムズに変更。1986年、リーグ優勝。1988年、ホームを浦項に移転。リーグ優勝。1990年、韓国最初のサッカー専用競技場、スティールヤードを建設。1992年、リーグ優勝。1997年、チーム名を浦項スティーラーズに変更。1997年、1998年、アジアクラブ選手権を連覇。2000年、クラブハウスを建設。Kリーグのチームとして初。その後、城南一和、水原サムスンなどの台頭により、チームは一時優勝から遠ざかる。2005年、ブラジル人指揮官、セルジオ・ファリアス監督が就任。2005年10月29日、Kリーグ初となるチーム1000ゴールを記録。2007年、正規リーグ戦では5位だったが、プレーオフに進出。プレーオフを勝ち上がり、久々のリーグ優勝。


■監督&キープレーヤー紹介
セルジオ・ファリアス監督
名門、浦項スティーラーズを復活させた立役者。ブラジルのユース代表で長い間コーチとして経験を積む。2005年、浦項スティーラーズの監督に就任すると、スター選手がいない地味なチームに、組織的な戦術を導入。「勝てるチーム」に変貌させた。また、的確な選手交代で試合の流れを変える采配は絶賛され、代表監督への待望論も出たほど。2007年には、チームをリーグ優勝に導き、「Kリーグ監督賞」を受賞した。

DF35 ファン・ジェウォン
浦項スティーラーズのキャプテンに今年から就任。浦項の守備を統率する中心選手だが、何かとスキャンダルが多い。2008年1月30日、チリとの親善試合で韓国代表デビュー。

MF2 チェ・ヒョジン
スピードとパワーを兼ね備えたサイドMF。直線的で力強い動きが多く、「タンク」という愛称で呼ばれる。

FW10 デニウソン
柔軟なテクニックと強引さを併せ持つ万能型のブラジル人FW。試合後に行うさまざまなパフォーマンスでファンに愛されている。

DF32 キム・ヒョンイル
ハードな守備が売りのセンターバック。その戦闘的でタフなプレースタイルから「グラディエイター」というあだ名で呼ばれることも。


■チームスタイル&戦術解説
ブラジル人のセルジオ・ファリアス監督は、豊富な運動量とスピードを誇る韓国人選手の特徴をうまく生かしたチーム作りを行っている。これは韓国人選手全体に見られる傾向だが、激しいプレスを行い、ボールを奪取した後、単純にロングパスを放り込んでしまうことが多い。そこでファリアス監督は、守備面での激しいプレスは効率性を意識させながら継続させ、攻撃面ではショートパスを重視したパスサッカーを志向している。


■ベスト8までの勝ち上がり振り返り
ACLグループステージでは、川崎フロンターレと同じH組。3月11日、ACL初戦、オーストラリアでのセントラルコースト・マリナーズ戦はスコアレスドロー。続く3月18日、ホームでの川崎フロンターレ戦も1-1で引き分け。なかなか勝点3が奪えない浦項スティーラーズだったが、4月8日、ホームでの天津泰達に1-0で勝利。この試合の唯一の得点を決めたのは、交代出場した8番のファン・ジンソン。ファリアス監督の采配がズバリと当たった。次の4月21日、中国での天津泰達戦は引き分けで乗り切る。5月5日、ACLグループステージ第5節、ホームでのセントラルコーストマリナーズ戦をデニルソンのハットトリックの活躍もあり、3-2で勝利し、グループステージ最終節を残して、ラウンド16進出を決めた。グループステージ1位の座を懸けた、5月19日の最終節、アウェイでの川崎フロンターレ戦でもファリアス監督の采配が的中。ACL初スタメンの22番FWノ・ビョンジュンが1ゴール1アシストの活躍。2-0で勝利し、H組首位でグループリーグを突破した。グループリーグ首位通過は、今大会の韓国勢では唯一である。6月24日のラウンド16では、グループE2位のニューカッスル・ジェッツとホームで対戦。勢いに乗った浦項スティーラーズは、2番MFのチェ・ヒョジンがハットトリックをマークするなど、6-0で圧勝。ベスト8進出を決めた。


■チーム近況(8月中旬時点)
9月6日現在、リーグ戦8勝10分2敗で3位(35得点24失点)。Kリーグ(3位)、ACL(ベスト8)、ピースカップ・コリア(ベスト4)とFCソウルと同様3冠を狙える位置につけている。7月にはリーグ戦6連勝、Kリーグカップ戦、「ピースカップ・コリア」まで含めると8連勝をマークし絶好調。ACLラウンド16でも、オーストラリアのニューカッスル・ジェッツ相手に6-0と大勝。今Kリーグで一番勢いがあるチームだ。リーグ戦6連勝を飾った7月25日のテグFC戦後、ファリアス監督は、選手たちに特別休暇を与えた。ちなみに、2007年に優勝した時も、ファリアス監督はプレーオフ1回戦後に、休暇期間を設けている。これは韓国では異例のことだ。ACL、カップ戦、リーグ戦を並行して戦うため過密日程が問題になっており、それを乗り切るため新戦力の加入も積極的に行っている。2009年7月にはブラジル人バグノの加入を発表。バグノは27歳で、ポジションは、攻撃的MFとサイドMFをこなせる。デニウソンやステボなど、FW陣を生かすパサーとして期待されている。さらにJ2ロアッソ熊本からは、MFチャ・ジホが同じく7月に加入。26歳のチャ・ジホはサイドMFで、韓国のユース代表経験もある。2004年〜2005年まではノルウェーのFCリン・オスロでプレー。2006年、釜山アイパークに移籍後、2007年にはオーストラリアのメルボルン・ナイツに所属していた。



■ホームスタジアム
浦項スティーラーズのホームスタジアムは、「浦項スティールヤード」。1990年に建設された、韓国初のサッカー専用スタジアムである。収容人数は1万8960人。グラウンドから観客席までの距離が3mで、「韓国では、最も試合を近くで見られるスタジアム」と言われている。クラブハウスを韓国で最初に作ったのも浦項スティーラーズである。浦項市の人口は50万8632人。韓国の地方都市である。海に面しているため、韓国の中で気候は温暖な方。年平均気温は13.4℃。1月の平均気温は0.5℃。8月の平均気温は25.5℃。平均降水量は1090mm。浦項スティーラーズのファンは、サッカーをよく知っている渋いファンが多いと言われている。2003年から、親会社ポスコの教育財団傘下にあった学校のサッカー部の所属先を、浦項スティーラーズに転換。優秀な選手を育てる育成システムを構築した。また浦項市内に人工芝のサッカー場を2つ建設。小学生を対象にサッカー教室を開いている。


■その他、エピソードなど
・2009年7月、浦項スティーラーズは、川崎フロンターレや柏レイソル、ベガルタ仙台などで活躍した岡山一成の加入を発表した。Jリーグでの豊富な経験を持っている岡山は、DF陣のバックアップとしての活躍が期待される。

・24歳の新鋭ストライカー、ユ・チャンヒョンは、昨シーズンの2軍リーグ得点王だが、1軍での試合出場はなかった。今年に入り、FW陣にケガ人が相次いだため1軍に招集リーグ戦6連勝中にも3得点を決めた。また、リーグカップのピースコリアカップ準々決勝の水原三星ブルーウィングス戦でも2得点を挙げている。ちなみに、2006年の2軍リーグ得点王は現在ジュビロ磐田に所属しているFWイ・グノ。彼も2軍リーグの得点王から、のし上がった選手だ。

・37歳の大ベテラン、6番MFのキム・ギドンは、ゴールするたびに、Kリーグ最年長得点記録を更新している。7月11日、ホームの光州尚武戦でもゴールを決め、自身が持っている最年長得点記録を37歳5カ月29日に伸ばした。

・FWノ・ビョンジュンは、オーストリア・ブンデスリーガのグラーツAKに所属していたことがある。

・FWナムグン・ドは2001年、ベルギー・ジュピラーリーグのロイヤル・アントワープFCにレンタル移籍していた。

・DFファン・ジェウォンは2008年にプライベートで騒動を起こし、一時期韓国代表から離脱している。その後2009年3月28日、久々の代表復帰となったイラク戦では、オウンゴールを献上してしまった。


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