満面の笑みを浮かべ、余裕たっぷりに言った。

「レモン牛乳、買ってくるよね」

Ｊ２で１０年目の水戸は今季、栃木を加えて新たに生まれ変わった「北関東ダービー」で首位を独走中。その水戸の担当の佐藤さんに、「買ってくるよね」と言われたら、Ｊ２新入生の栃木担当としては涙を流しながら、なけなしの金をはたいて、レモン牛乳を買うしかないわけわけで・・・。

命令に従い、笠松に貢物を持っていきました。

水戸戦の当日は、J’sGOALスタッフがスタジアムの音量を測定する「北関東ダービー特別企画！SHOUT! FOR 州都!」の企画で訪れることも分かっていたので、佐藤さんの注文よりも多めに買っていったのですが、栃木で開催された時とは異なり「ひっそり」（J’sGOALスタッフ談）と少数のスタッフによる計測が行われたため、せっかくの貢物が余ってしまう緊急事態発生。

貢物を持って帰るなんて非常識なので、「レモン牛乳の代わりに勝点３をいただきます」と心の中で呟きながら、プレスルームにいらした水戸のメディア関係者に余った分を配りました。

さて、肝心の結果ですが、全国紙でも大々的に取り上げられた？ように、栃木が河原和寿（５４分）と岡田佑樹（７４分）のゴールで２−０の完勝劇を演じました。水戸から初勝利を奪っただけでなく、J２で初の連勝も飾りました。

レポートにも書いたように、選手が走り勝ったことが勝因ですが、今や栃木県の代表的なお土産となった「レモン牛乳」も微力ながら勝点３に貢献したと勝手に思っています。

というわけで、今節のベガルタ仙台戦が開催されるユアスタにも「レモン牛乳」を持ち込み、２戦２敗の仙台から初勝利をいただいてこようと画策しています。仙台担当の佐々木さん、頼まれてもいないのにお土産を届けますが、拒否せずにちゃんと飲み干してくださいね。返品は受け付けませんので。

仙台から初勝利を挙げたら、栃木の運営スタッフは真剣に検討するかもしれない。グリスタでの「レモン牛乳」販売を。

以上

2009.09.17 Reported by 大塚秀毅